サムライより落ち武者の方が強くてかっこいいと思う

ネクタイを締めるひまがなくて、あとで締めようとコートのポケットに入れて移動したら、気がついたらネクタイをなくしていたマイク松ですこんにちは。ちょっと社会人としてどうなんでしょうか。いろんなところに「不審なネクタイ落ちてませんでしたか」と聞いて回りましたが、みつかりません。誰かに食べられたのかなあ。
さて、ひじのせいでなんとなくWBC関連のニュースをとりあげてしまうのですが、どうしても景気の悪い感じになるのは、あのさむらいじゃぱんとやらが主力抜きのカアプやハンシンに負けてしまうからいけないのです。広島版デイリーには「強い強すぎる」「侍斬り」などの見出しが躍り、ハンシンに至っては「虎・メッセ、侍メッタ斬り!」「虎・西岡&福留、侍撃ちで喝!」などと体のいいかませ犬に使われてしまう始末。メッタ斬りかー。
そんな打線が低調な日本代表。いろんなところでさまざまな強がりが聞こえてくるのですが、そんな現状を冷静に見つめている主将もいます。アベとやらは冷静に見つめすぎてだいぶ落ち込んでいるようで、こんなことをいっています。

「今の自分は“ニセ侍”と言われてもしかたない。いや、サムライですらない。まさに“落ち武者”ですね」

この人は冷静なのはいいのですが、武士関係の理解を完全に誤っています。どうやらこの人は、

さむらいじゃぱん>サムライ>ニセ侍>落ち武者

こういう序列で考えているようです。とんでもない。そもそも現在のプラウドなイメージのサムライは江戸時代に確立されたものだと思いますが、平和な江戸時代ではどうせ戦で戦ったこともないわけですよ。それに比べて落ち武者は負けてもおちのびて再起をうかがう誇り高き存在。戦国時代まで戦をしているからこそ落ち武者にもなる。まあ少なくとも戦に出たこともないサムライは、落ち武者と戦っても確実に負けますね。ましてやさむらいじゃぱんは刀じゃなくてバットもってるんですから、かなり不利です。武将としての強さでいえば、

落ち武者>サムライ=ニセ侍>さむらいじゃぱん

になるでしょう。むしろ落ち武者の打たれ強さと、戦士としての誇り、地侍のような野心と勝負強さ、そして実戦の強さをもっと見習うべき。そのような意味を込めて、自分たちを落ち武者じゃぱんと呼称することが、反転攻勢のきっかけになるのではないでしょうか。
ところでにっかんって見出しで日本代表のことを侍日本って書きますよね。文字数が少ないからだと思いますが、これだとシブがき隊ですよね。

落ち武者・ニッポン (もとねた:サムライ・ニッポン 歌詞)
Woowa Sawa Yeah Yeah
Ochimusha Nippon
止めなよつらいぜ ツっぱるなよ
コージの目も泳いでるぜ
そっぽ向かずに試合を見ろよ
涙でベンチ濡らして 馬鹿だねお前
無理してアソビと割り切るお前さ
痛いね 悲しい昨日が見えるよ
併殺は生命のダイナマイト
吹き飛ばすぜ楽観論 打ってみろよ
もうぼやかせないぜ さあついて来なよ
いま見せてやるぜ 本当の漢
落ち武者・ニッポン
そこらの貧打じゃないぜ
格が違うぜ俺は アレが違う
落ち武者・ニッポン
死ぬまで落ちのびまくりさ
「次は勝つよ」と軽く言えないけれど
覚悟を決めなよ 戒厳令さ
奪いに行くぜ 落ち武者クーデター

相変わらず歌の力というものをびんびん感じるシブがき隊の曲。すごいですね。ちなみに落ち武者といった主将は今日は休みましたが、黄泉瓜に快勝して勢いづいたようです。よかった。この調子で粘り強く勝っていきましょう。落ち武者クーデター!(スローガン)

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