マスコットを使った人的補償みたいなのについて考えるトーク

アントニオ猪木氏離党届。ここはスポーツ平和党再結成かなと思うマイク松ですこんにちは。スポーツ勢力を結集しましょう。おりんぴっくもあるし。
さて、プロ野球はオフシーズンですが、まだFAで悩んでいます的な人もいれば、人的補償を誰にしようか考えているチームもあるようです。
そんな中、人的補償にかんするおもしろニュースが飛び込んできました。

つば九郎、成瀬の「鳥」的補償ロッテ要求

この文章もおかしければこのプロレス的な雰囲気はなんだろうという感じですが、まあ悪くないと思います。
記事によれば、ロッテの山室球団社長が、成瀬の人的補償として、マスコットのつば九郎を要求することを表明したそうです。「金銭、人的といろいろあるが、ウチの球団としては『鳥的補償』ができないかと考えた」とのこと。鳥的。3年契約で「1年目は『チョコパイ』2年目は『コアラのマーチ』3年目は『パイの実』と、ロッテの人気お菓子を年俸とする考え。つば九郎の好物ビールは『優勝したら、しこたま飲ませてあげたい』と出来高に加えた」という条件だそうです。
記事は「人的補償のプロテクトリストに、当然ながらつば九郎の名前はなかったという」とか(鳥だから)、そもそも「野球協約には、鳥による補償が可能かは記されていない」などと最初から最後までこの調子で寝ぼけた意見が続いていました。
ヤクルトの衣笠剛球団社長も「カモメとつばめは相性が悪いはず。同じ鳥類だからね。評価していただいてありがたいですが、グッズ売り上げもNO・1と貴重(鳥)な戦力。20年頑張ってくれている功労者(鳥)ですから」と、放出を否定しているそうです。
このプロレス的なやりとりをにやにやしながら読んで、富井とトークしてみました。

富井:チヒロは早く決めてくれよ!なんだよ越年って!
松:まあそれがこの記事でいちばんいいたいことなんだと思いますけど、妙にフロントも冷静ですし、どうせひじもリハビリ中なんですから、ゆっくり考えましょうよ。
富井:他球団に移籍したら、再手術で遊離軟骨を元に戻すってのはどうやろう。
松:どうやろうも何もないですよ。それより今回は鳥的補償の話なんですよ。
富井:別に野球協約に入ってないし、つば九郎がほしいならFAしてもらえばいいんだよ。野球協約にないんだから、つば九郎の補償もいらないはずだしな。
松:年俸もBクラスやCクラスって話じゃないですからね。ビールとかだし。
富井:それにしてもなんで山室球団社長は鳥的補償とか突然いいだしたんだろう?
松:可能性は3つですね。

  1. 人的補償にいい人がいない
  2. ロッテのマスコットが頼りにならない
  3. 実はマスコット補償が秘密の野球協約で認められている

富井:なかなかおもしろい流れだな。ちょっと考えてみようか。まずは人的補償にいい人がいない、だな。
松:成瀬とられましたけど、ヤクルトの投手陣は今なかなか厳しい状況ですよね。とれるもんならとってみろという感じですよね。
富井:補償の予想でもピッチャーはけが人のみなので内野手じゃないかという予想だな。確かに「これなら鳥でも…」と考えても不思議じゃないよな。
松:不思議ですよ。ともかくそんだけつば九郎にポテンシャルがあるということですよね、ビジネスの。
富井:次はマスコットが頼りにならない説だな。マーくんたちはがんばってると思うけどな。
松:とはいえちょっと影が薄いのは事実ですね。ソフバンはハリーホークだけじゃなくてキモイキャラがいっぱいいるしまあまあがんばってます。西武は歴史あるキャラと、西武鉄道でも使われていて安泰です。ラクテンは歴史が浅い割に、カラスコとかで話題を作ってるし。
富井:ハムはB.B.は地元で営業活動がんばってて、結構健闘してるな。たくさんいないのも目立つよな。そしてオリックはベルちゃんの性能(いちおうロボ)で大きなお友達をつかんでる。それを考えると…。
松:ちょっと力不足ですね。補償を考えても悪くないとは思いますが、選手にかわって鳥、というのもないですよね。
富井:となると問題は3番目だな。実は制度があるっていう話。
松:これをまじめに考えてみると、これは鳥的補償というより、マスコット補償なんだと思います。選手の代わりにマスコット、とかが通るなら正直なんでもいいということになるので、コーチとか、トレーナーとか、企画部長とか、妙に斬新なデザインばかりを投入してくるグッズのデザイナーとかでもいいことになりますよね。
富井:確かにデザイナーとられたらカアプは大損だけどな。
松:つまりマスコット補償は、FAでマスコットが移籍したら、その見返りにマスコットを補償してもらうか、おかねで補償してもらうか、という制度になるんだと思います。選手は選手で、マスコットはマスコット、同じカテゴリに入れるべきでしょう。
富井:なるほどな。でもたいていおかねになると思うけどな。
松:ここで問題になるのは、プロテクトから漏れると選手は移籍を断れないように、マスコットもプロテクトから漏れると移籍せざるを得ないということです。マスコットはキモイ人型マスコットがいっぱいいるソフバンを除けばそんなに1チームあたりの匹数は多くはない。でも全部カバーできるとなると制度の意味がない。なのでたぶんマスコット補償の場合のプロテクトは2匹(2体)くらいだと考えられるでしょう。
富井:そう考えるといずれにしてもつば九郎はプロテクトされるから、補償は無理だろうな。
松:問題は各球団にはマスコットの匹数には差があるということです。まとめてみると、

  • D:ドアラ、シャオロン、パオロン
  • ハンシン:トラッキー、ラッキー、キー太
  • つば九郎、つばみ、シロタミルミル仮面400億(略称ヤクルト仮面、弊社命名)(本当はトルクーヤという名前)
  • カアプ:スラィリー
  • DB:スターマン、きらら、ライダーとか
  • 黄泉瓜:じゃびっととその亜種みたいなのが6体いる
  • ハム:B☆B、ポリーポラリス
  • ラクテン:クラッチー、クラッチーナ、カラスコ
  • 西武:レオとライナ
  • 千葉:マーくん、リーンちゃん、ズーちゃん、COOL
  • オリック:ブルとベル
  • ソフバン:ハリー・ホークほかいろいろ、最近は選手の顔のついた薄気味悪いマスコットみたいなのが増えていてキモイ

ということになっています。
富井:結構いろいろいるな。最小はスラィリーの1匹、最大はソフバンの何匹かよくわからないという感じかな。
松:もしマスコット補償を求められたとき、カアプとオリックと西武は心配いらないということになりますね。全員プロテクトできるので。ラクテンも公式なのは2匹なので、たぶんカラスコはつかまえられないでしょう。問題はたくさんいるところです。
富井:プロテクトしきれないってことだな。
松:そう、だいたいたくさんいるマスコットは、血縁関係があるというのが問題なのです。プロテクトされなかったマスコットは、家族から引き離されるという悲劇が起こります。
富井:それはひどいな…。たとえばハンシンだったら、どうせトラッキーとラッキーがプロテクトされるから、キー太はとられるってことだな。
松:そうなんです。ヤクルトならシロタミルミル仮面400億がとられることになるでしょうし、中日ならシャオロン、パオロンのうちどっちかがとられることになります。
富井:ソフバンは家族いっぱいいるから誰が抜けたのかわからないけどな。選手の顔のマスコットを1人あげたらいいんだろうけど。
松:ロッテは正直、誰をプロテクトから外すか、一番悩む球団だと思うんですよね。同時に3匹出てきてますから。
富井:でもマスコットとか交換しても、結構そのあと大変じゃないか?
松:そうなんですよね。たとえばキー太がマスコット補償で西武に入ったとしたら、まず色素を抜いて白くしますよね。そしてたてがみをはやすという工夫をすると思います。
富井:まあそうなるよな。でもまあネコ科同士だから大丈夫だろ。鳥類同士も結構いけるかな。
松:千葉のズーちゃんがマスコット補償で東北にいったとしたら、体中をまず茶色く染めて、くちばしを削って鋭くする、などの工夫が必要ですね。
富井:まあなんとかなりそうだな。問題はぜんぜん違う動物だったりしたら大変だな。
松:ハリー・ホークの家族の1人が中日にいったとしたら、強引にコアラか竜にならないといけないんですよね。
富井:もはや遺伝子操作が必要だな。
松:遺伝子シンセサイザーが必要ですね。獣戦士に改造するために。
富井:もう悪者やん。そんなんなったら、もともとのファンなら結構ショックだろうな。
松:結構好きだったマスコットが他球団に補償で移籍し、シーズンが始まったら全然違う動物に改造されている。「オマエ昔鳥やったやん!?」とか「獣やったのになんで羽生えてるん?」みたいな。
富井:しかも改造されてるからな。もとの記憶も消えてるだろうし、サービス精神が消えてたりするかも。あまつさえ凶暴性を植え付けられていたり。
松:カアプだったら逆に納得しますよね。。もとのマスコットも正直正体がわからないから。改造されても「オマエも変わったんだな…何に変わったかはわからんけど…」ってなるかも。
富井:まあとにかく結論的には、マスコット補償はそんなに得しないってことだな。
松:ですね。そのままもってきても虎の中に鳥が一羽とか、鳥の中にハムスターが一匹とかいう状態はとってきた方にも微妙ですし、改造したらしたで、変わり果てた姿のマスコットをみて子どもにまじで泣かれそうだし。遺伝子シンセサイザーを購入する費用もばかになりませんからね。
富井:どこに売ってるかはオレもわからんけどな。

ということで、当サイトにしてはわりとまっとうな結論にたどりつきました。山室球団社長がもうすでに遺伝子シンセサイザーをもっているというとき以外は、今のマスコットたちを鍛えた方がよさそうですよ。

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マスコットを使った人的補償みたいなのについて考えるトーク への2件のフィードバック

  1. yukaing のコメント:

    COOLのバク宙は球界イチ!美しいデス♪

  2. マイク松 のコメント:

    yukaingさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    確かに運動能力はすごいですよね。マスコットのパワーアップは来年現実的にあるんじゃないかと思いました。マーくんどうなってるんやろう。

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