北京オリンピック:フィギュアスケート 男子シングルSP

女子ビッグエアみたマイク松ですこんにちは。ひざがきつそうな種目だなと思ったのですが、それよりもしっかり数字で回転数がわかるように予習しとかないとなと思いました。算数苦手なんでね。あとは換算表を作る。

さて、いよいよオリンピックのフィギュアスケートも個人戦。今日は男子シングルSPです。

男子シングルSP、実況は曽根さん、解説はホンダバン。

第1グループはカナダのロマン・サドフスキーから。「Breath for me」。4Sはステップアウト。3Aもシングルになりました。ノーカウント。3Fも1F+3Tになってしまいました…。団体から調子よくなかったですもんね。キャメルスピンからシットスピンとしっかり力はみせます。ステップはいきいき滑ってますね。コンビネーションスピンは回転速かったです。どんまいやで。62.77。

スウェーデンのニコライ・マヨロフ。マヨロフ弟、寝間着みたいな感じできましたね。「サウンド・オブ・サイレンス」。もっと明るい曲で滑ろうぜ。3Lz+3Tをしっかり決めてきました。決めるの大事。3Aもいい出来です。キャメルスピンはいいポジション。3Fはステップアウト。ステップになったら急に情熱的に。エモい曲にあわせてきてます。コンビネーションスピン2つでフィニッシュ。しっかりやりきって感極まってます。よかったね。78.54。

スイスのルーカス・ブリッチギー。「Keeping me alive」。最初からいい表現がんばってます。4T+2Tを決めてきました。いいですね。3Aも降りましたね。いい入り。シットスピンは回転が速いです。得意そう。ステップからの3Lzはステップアウト。もったいない。ステップは間にブレイクを入れて。こういう要素はうまいですね。キャメルスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。スイスもいい人が出てきてるみたいでいいことです。76.16。

エストニアのアレクサンドル・セレフコ。「I step out for a while」。フィギュアスケートにはあんまり縁起のよくないタイトルですね。練習で右肩を痛めてるらしい。だいじょうぶかな。かっこいい振り付けからスタート。2Aはトリプル狙いましたか。3Fは入り方よかった。シットスピンは小さく速く。3Lz+2Tは間にジャンプが入ってしまいました。キャメルスピンもうまい。ステップも含めてやけにかっこいい。ヤグディンみたいな滑りのかっこよさ、最近ないですよね。コンビネーションスピンでフィニッシュ。65.29。

中国の金博洋。もう出てきたんですか。助かります。「グリーン・デスティニー」より。4Lz+3Tをばっちり成功。いっぺん団体でやってますからね。4Tもいい回転でした。キャメルスピンで落ち着けて、イナバウアーから3Aは手をつきました。もったいないな。シットスピンからステップに。このステップ元気があっていいですよね。ちょっとジャパンぽいし。そのままコンビネーションスピンにつなげてフィニッシュ。よかったです!90.98。このスコアが基準になりそう。

アゼルバイジャンのウラジミール・リトヴィンツェフ。ラフマニノフ「鐘」。4Tからスタート。いいジャンプ。3Aは軸傾いてましたがだいじょうぶ。みんな衣装にこらなさすぎですよね、最近の男子は。キャメルスピンから3F+3Tも決めてそろえました。シットスピンからステップ。よく動いてますね。体力はありそう。ブレイクも効果的です。おもしろいポジションのコンビネーションスピンでフィニッシュ。よくがんばりましたね。84.15。ガッツポーズ。

第2グループ。

韓国のイ・ジヒョン。「イーゴリ公」より。フェンスぎりぎりを滑ってからの4Sはなんとか。3Aも手上げですね。シットスピンはてきぱき。3Lzは転倒でコンビネーションにならず。ステップは手足の長さをいかしてます。もうちょいスピード出したい。キャメルスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。最後はトラベリングしてましたがかっこよかったです。65.69。

メキシコのドノヴァン・カリーヨ。サンタナ「ブラック・マジック・ウーマン」。いい選手らしいですね。カメラもここぞとばかりに男前に寄ります。4Tは流れよかったですね。ぱっと降りました。辛気くさい曲で踊りたくないわ的な雰囲気を感じます。3Aは助走がゆっくりでしたが成功。とにかくジャンプをゆっくり構えてますね。コンビネーションスピンはおもしろいポジションも用意してます。妙に演技中にかっこいいスマイルがあります。いいことです。3Lz+3Tはセカンドがあやしかったですがなんとか。キャメルスピンからステップ。ステップの中にもかっこいいアクセントがある。不思議なスライディングムーブメントからシットスピンでフィニッシュ。いい笑顔と顔にひっかかったネックレスがおもしろかったです。79.69。確かにおもしろいヤツだった。

ウクライナのイワン・シュムラトコ。「une vie d amour」。Tシャツに絵が描いてあります。他もこれくらい衣装もがんばってほしい。団体戦はころなで欠場してましたがなんとか復帰できたらしい。よかったね。3Aは真上に跳ぶ感じでしたが成功。3Lz+3Tもきれいに決めました。シットスピンもおもしろいぞ。3Fもステップの流れをいかしてました。ステップは手の表現ができてますね。そのままキャメルスピンにつなげる流れもいい。コンビネーションスピンでフィニッシュ。団体戦のぶんも滑れてよかった。78.11。

イスラエルのアレクセイ・ビチェンコ。ご苦労様です。「はげ山の一夜」ほか。いったん離れてまた戻ってきたらしい。イスラエルにはビチェンコしかいませんものね。4Tはオーバーターン。3Aは転倒になりました。コンビネーションスピンで落ち着こう。ステップからの3Lz+3Tはしっかり決めました。キャメルスピンはゆかいなポジション。ステップはがんばってます。音楽にあわせるのはよくやってる。シットスピンでフィニッシュ。よくやりました。68.01。

チェコのミハル・ブレジナ。「Baby did a bad bad thing」。4大会連続。いい感じの雰囲気を作れるのがさすが。4Sはトリプルになりました。おしい。3F+3Tはセカンドで転倒。頭を抱える演技。3Aはばっちり決めました。シットスピンからステップはいいエッジワークみせてます。キャメルスピンは脚が長い。コンビネーションスピンでフィニッシュ。団体戦みたいにジャンプ決まらなかったですね。こっちにとっときたかったなー。75.19。

第3グループ。

ベラルーシのコンスタンティン・ミリュコフ。しっかりした衣装。「くるみ割り人形」。以前はロシアの選手だったらしい。人形ぽい演技からスタート。4Sは助走の流れをよくいかしてました。3Aも決まった。スピードもありますね。コンビネーションスピンも人形ぽい表現を忘れない。3Lz+3Tは間があきましたがだいじょうぶ。シットスピンからキャメルスピンにもっていきます。最後にステップをもっていくパターンですね。そんなに無理していっぱいやらない。最後によろっとしましたがフィニッシュ。よくまとめましたね。78.49。

オーストラリアのブレンダン・ケリー。「Leave a light on」。最初はMJ的に棒立ちから。4Tはオーバーターン。3Lz+3Tはしっかり成功。ケリーも息の長い選手ですよね。キャメルスピンは回転が速い。3Aはいい出来。コンビネーションスピンからステップ。随所に技術感じます。だから長いことやっていけてるんですね。シットスピンでフィニッシュ。いい出来だったのではないでしょうか。84.79。ここまでの2位。いい点出ました。

フランスのアダム・シャオ・イム・ファ。「スター・ウォーズ」より。フランスにこんな選手いるんですね。ベイダー卿の呼吸からスタート。4T+3Tを決めてきました。大きなジャンプです。3Aも確実に。コンビネーションスピンもいろいろなポジションで。4Sは軸が傾いて転倒。完全にベイダー卿のプログラムなんですね。キャメルスピンからステップはよく動いてます。すごい身体能力というかボディバランス。ベイダー卿のテーマで踊りまくっています。シットスピンでフィニッシュ。最後はライトセイバーをふるいました。このプログラム誰が作ったんだ。いい演技でした。86.74。あの4S決まってたらすごかったですね。

ROCのマーク・コンドラティウク。前髪野郎でてきましたね。いい演技頼むよ。「magnificient century」より。前髪をなびかせて4Tはなんとか降りました。3Aは前後の流れもばっちり。前髪のおかげですね。シットスピンはポジションチェンジもてきぱき。4S+2Tはコンビネーションになんとか。前髪に助けられましたね。おもしろステップは曲もいいんですよね。ブレイクをうまく使ってる。キャメルスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。なんとかまとめてきました。86.11。

ROCのエフゲニー・セメネンコ。コリヤダがころなでこられなくなり、代役できました。「What is it about her」。4T+3Tは高さも幅もありました。パワータイプですね。4Sも高さありました。つなぎはまだまだですがしっかり演技してます。コンビネーションスピンも手足の長さをいかしてます。3Aもしっかり決めてジャンプそろえました。シットスピンはてきぱき。ステップは密度の高い構成をよくがんばってます。キャメルスピンでフィニッシュ!やりましたね!貴重な機会をいかせましたね。ミーシンも喜んでるでしょう。95.76。これでやっとトップにきました。

フランスのケビン・エイモズ。プリンス「クエスチョン・オブ・ユー」。フランスの本命ですね。最初から踊りまくってきますね。それでこそ。4T+3Tはあぶなかったですがだいじょうぶでした。キレあります。4Sはトリプルになりました。きれいな3S。キャメルスピンからダンスパート。さすがですね。3Aは途中までルッツぽかったですがだいじょうぶでした。シットスピンはフライングモーションがかっこいいです。コンビネーションスピンもしっかり。もちろん最後はステップですよね。普通のステップに加える味付けが濃い濃い。ばんばん踊ってきます。最後まで踊ってました。さすがエイモズ!93.00!点も出ましたね。ぶりっこポーズで喜んでました。

第4グループ。

ラトビアのデニス・ヴァシリエフス。「もののけ姫」より。ちょんまげできましたね。3Fから入りました。いい滑りから3Aもしっかり。キャメルスピンは大きな演技。そこからシットスピンにつなげます。オリジナリティあるポジション。3Lz+2Tからコンビネーションスピン。質が高いです。ステップの振り付けもかっこいいですね。誰が作ったんだろう。静と動の使い分けですね。いい演技でした。ランビエールうまく指導してくれてる。85.30。

ROCのアンドレイ・モザレフ。「Heart Cry」。こいつが2番手ってことなんかな…?よく動いてるしつなぎの部分もしっかりですね。4T+3Tはキレありました。いい選手育ってきてるんですね。4Sは軸が傾いて転倒。キャメルスピンは難しいポジション。3Aはシングルになってしまいました。うーん。シットスピンからステップ。なかなか集中力ないか。味わい深いいいイーグルからコンビネーションスピンでフィニッシュ。ジャンプ決まらなかったですねー。77.05。

羽生結弦。ついにきました。いい演技できますように。「序章とロンド・カプリチオーソ」。いい集中です。4Sがシングルになってしまいました…。うそやん。4T+3Tはすんなり決まったのに。キャメルスピンも軸ばっちりですね。ステップからの3Aはほぼノーモーションです。シットスピンもてきぱき。ステップは曲と完全に調和してますね。すごい。コンビネーションスピンでフィニッシュ。しっかり決めましたが、1つ4回転が抜けたのは大きいですね…。95.15。1つ抜けててこれなんか。

宇野昌磨。いい演技できますように。「オーボエ協奏曲」。4Fはキレ味鋭いジャンプ。4T+3Tはちょっと詰まりましたね。キャメルスピンは軸ばっちりでスムーズ。いい出来です。3Aはクリーンそのもの。いいですね。シットスピンからステップ。この表現力。すばらしいです。コンビネーションスピンも回転がすごい速かったです。これはいい出来!ベリーグッドですね!105.90!パーソナルベストなんですね。1回やってるのがよかったかもです。

韓国のチャ・ジュナン。四大陸勝ってるんですね。「Fate of the crockmaker」。4Sはでかいジャンプでした。3Lz+3Loをここで決めてきました。キャメルスピンはいいですね。3Aもしっかり決めました。コンビネーションスピンからステップ。よくがんばってます。コンビネーションスピンはレイバックみたいなポジションでした。以前より自信もって滑ってましたね。さすが。99.51。

イタリアのマッテオ・リッツォ。久しぶりですね。どんなプログラムもってきたのか。って団体にも出てたのか。「Volare」。4T+2Tから入りました。3Lzもクリーン。こんな穏やかなジプシー・キングス初めてだわ。キャメルスピンからステップ。笑顔で滑っててリッツォもこういう演技やるんですね。最終盤に3Aを決めて、シットスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。がんばりましたね。自分の演技できたんじゃないでしょうか。88.63。

最終グループ。

イタリアのダニエル・グラッスル。今こいつがイタリアのエースなんですね。「Nureyev」。4Lzは決めたあとも大きな演技。3Lz+3Tがコンビネーションなんだ。シットスピンからのつなぎ部分もしっかり入れてますね。3Aもしっかり。ステップもメリハリのある表現。ぐんぐん進むところもあれば表現のところもある。キャメルスピンもおもしろいポジションです。コンビネーションスピンも加速してフィニッシュ。いい演技できましたね。90.64。

カナダのキーガン・メッシング。30歳。「Never tear us apart」。こっちに昨日到着したばかりだそう。大変だな。いいスピードから4T+3Tを決めてきました!気合い入ってます。よく集中できてる。そしてエッジもすごい滑ってますね。3Aもばっちり。今日はいいメッシングなのか。キャメルスピンから高いバレエジャンプ入れて、3Lzもきっちり決めました。シットスピンから満を持してステップ。きれいなイーグルからジャッジにアピール。コンビネーションスピンも高速スピンで決めました。すばらしい演技でしたね。絶対疲れてると思いますが、充実してるという感じでした。93.24。

鍵山優真。いい演技できますように。マイケル・ブーブレ「When you’re smiling」。いい笑顔でスタート。4Sはクリーン!流れもありましたね。4T+3Tも余裕あります。キャメルスピンもポジションと軸がばっちり。イーグルもすがすがしいです。3Aもクリーンすぎますね。1回団体で滑ってるのもあっていきいきしてます。シットスピンからステップ。このいきいきした滑り自体が表現になってますよね。鍵山オンステージだ。コンビネーションスピンまで自分の世界を作りまくりました。パーフェクトです!パパよかったな。108.12!すごいです!

アメリカのネイサン・チェン。このためにがんばってきたんですよね。「ラ・ボエーム」。いいスピードから4Fをクリーンに成功。つなぎの表現もすばらしいです。3Aもひとつながりのスケーティング。キャメルスピンからじっくりコンビネーションに備えます。4Lz+3Tでガッツポーズ。ステップもノリノリで気合い入ってます。シットスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。この最中もガッツポーズしてました。やりましたね!完璧な演技でした。意気込みがすごかった。113.97!世界最高得点です。

ジョージアのモリシ・クビテラシビリ。ここに出てくるんですね。「Tout l’universe」。最初から動けてます。スピードに乗った滑りから4S+3T。3Aも流れあるジャンプ。キャメルスピンから4Tはでかいジャンプでした。ステップはとにかく手足が長いから見栄えしますね。アクセントで側転も入れてます。シットスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。これは会心の演技でしょう。順番が悪すぎましたがすごい成長してますよね。97.98!やりましたね。

アメリカのジェイソン・ブラウン。またブラウン最後なんや。「シナーマン」。ステップからの3Fでスタート。3Aも流れの中で。そしてとにかくプログラムに表現が山盛り。シットスピンもおろそかにしない。強烈な表現の意志を感じます。3Lz+3Tも流れあります。この難曲を踊りこなしてるし、とにかく全体にこだわりがある。アボットとはまた違う、表現の可能性。コンビネーションスピンからキャメルスピンでフィニッシュ。このオリンピックで存分に表現しきりましたね。97.24。4回転なしでここまでやれるとは。みんな喜んでいます。

○SP終わっての順位:(おでん的に)
1. チェン厚揚げ
2. 鍵山ちくわ
3. 宇野大根
4. ジュナンごぼ天
5. クビテラシビリすじ
6. ブラウンがんもどき
7. セメネンコしらたき
8. ハニューたまご
9. メッシングちくわぶ
10. エイモズもちきん

チェンがトップにきました。すさまじい気合い、武将のような演技でした。対照的な王子様のような鍵山の演技が2位に。宇野は3位でいいところにつけてます。ジュナン4位、クビテラシビリ5位は大快挙だと思います。成長しましたねー。ブラウンはあの構成で6位はやばい。ロックです。セメネンコはノープレッシャーだったのか自分らしい演技でした。

ハニュー8位はショックでした。今まで全然普通に跳んでたのに。どうもリンク上の穴にはまったらしいのですが、それでもちゃんと受け答えしてたのはさすが。人間的にほんとに尊敬できる。FSでも変わらず自分の演技をするんでしょうし、見守るのみです。すごい演技になるような気がする。メッシングは前日入りで最高の演技、エイモズは自分の演技をしてました。結果じゃない、自分の演技ですよね。

FSも楽しみです。選手たちが悔いなく演技できますように。

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