大相撲7月場所2018:千秋楽とプチ総括

明日から愛媛に帰ってくるマイク松ですこんにちは。豪雨被害でJRも不通のところもありますが、気にせず帰るのが大事だと思います。
名古屋場所は千秋楽。外に出るのも大変なので、千秋楽はダイジェストじゃなく場所をみました。ゆっくりしてていいですね。

千秋楽。実況は三瓶さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さん。
御嶽海の優勝で、出羽海部屋は38年ぶりの優勝力士だそうです。出羽海部屋の先輩、舞の海さんも喜んでいる様子。地元もすごい喜んでました。
明生×錦木。明生が立ち後れてしまいましたが、そのせいでうまく左を差せて、土俵際で下手投げで勝ちました。これは千秋楽にいい相撲とれましたね。きっとまた上がれる。
千代丸×石浦。千代丸の圧力を受けても中に入って体を入れ替えるような出し投げで勝ちました。あれはきれい。
妙義龍×阿武咲。妙義龍一気に土俵際までもっていったのですが、惜しくも寄り切れず。阿武咲が逆襲で押し出しました。あそこまでいったら寄り切りたかった。
琴恵光×旭大星。旭大星しっかり受け止めて、その勢いのまま送り出しました。そういうスポーツじゃないんですけどね。琴恵光もまた戻ってこられる。
千代翔馬×隠岐の海。オッキー兄さん、ハチナナへの最後の修行です。ハチナナも大変なのです。千代翔馬を倒して、暗黒卿への道を歩むことができるか。

千 代 翔 馬 休 場

えー…。オッキー兄さんは土俵に上がるだけで最後の修行を終えてしまいました。逆に暗黒卿に近づいたわ。勝ち越しがかかる一番で相手が休場って。そんなんあります?これはプロビデンスのなせるわざですわー。無事ハチナナを達成したのはいいとして、全然緊張感なく土俵にあがってました。やってくれるゥ!
荒鷲×大栄翔。土俵際微妙な一番で物言いがつきましたが、荒鷲の勝ち。まげチェックで時間がかかっていました。
宝富士×竜電。左四つになりました。同じ四つなら宝富士の四つの強さがいきる。強烈に右上手を引いて寄り切りました。宝富士はナナハチ、竜電はハチナナ。
北勝富士×千代大龍。お互い待ったかな?みたいに止まってしまいました。だめ。次はしっかり立って、北勝富士が土俵際で突き落としました。北勝富士は御嶽海の優勝にとても刺激を受けているそう。調子さえよければできますからね。北勝富士も11勝ですか。
大翔丸×佐田の海。佐田の海のまげの乱れ方が先代佐田の海によく似てると北の富士さん。舞の海さんは先代に比べたらまだまだとのこと。
朝乃山×貴景勝。朝乃山が敢闘賞受賞。富山期待の力士とのこと。貴景勝も敢闘賞の候補だったそうです。ということで好取組でしたが、中に入った貴景勝が一気に寄り切りました。貴景勝は左上手をとられそうになって、おっつけで切りながら出るという技術だったそうです。
阿炎×碧山。碧山は足首のけがが大変だったそうですが無事勝ち越し。一番いいですよね。しかし今日は阿炎がのど輪で押し込み、どんどん押して押し出しました。取組前は元気はあるけど落ち込むのも早いとかいわれてましたが。すり足を徹底すればもっと強くなるとのこと。
勢×魁聖。勢は三役になるためには今日勝っておかないといけない情勢。立ち合いから押し込んでいく勢ですが、土俵際で魁聖の小手投げが決まりました。うーん勝ちたかった。決まり手は突き落とし。
正代×輝。立ち勝った輝でしたが、マサヨが右上手をとって上手投げで振り回して勝ちました。今日はパワーをみせましたね。マサヨももうちょっとがんばらないと。御嶽海に後れをとってしまいました。
嘉風×松鳳山。嘉風は土俵入りでもすごい声援をうけていました。声援が大きくなっていって、ありがたさを感じたそう。そして今日は立ち合い鋭くもろ差しになって一気に寄り切りました。最後の最後で嘉風らしい相撲がとれましたね。ばっちりでした。なんとか幕内に残れるといいんですが。
玉鷲×栃煌山。お互いタイミングがあわずふわっと立った両者。栃煌山が回り込みながらはたき込みました。玉鷲立ち後れてしまいましたね。
豊山×御嶽海。両親がきているそうな御嶽海。大関とりのためにも今日は勝ちたいところですが敢闘賞の豊山も強敵です。立ち合い一気にもっていった御嶽海でしたが、粘って豊山が押し戻していきます。寄りもしのいで逆襲。御嶽海も回り込んでしのぎます。土俵際ですくい投げの打ち合いも互角。そして土俵際でもう一度すくい投げ。豊山が勝ちました。投げの打ち合いで内股気味に跳ね上げたのが効きました。しかし千秋楽にふさわしい相撲でした。決まり手は掛け投げでした。
逸ノ城×遠藤。突き押し合いになりましたが、遠藤腰が入ってぱーんと押し倒されてしまいました。あららー。終盤戦にどこか痛めたのかもしれませんが、終盤戦失速してしまいましたね。
豪栄道×高安。こんな相撲に仕切り何回もいらんやろと思いますが、高安のもろ手突きがすっぽぬけてゴーエードーが寄り切りました。時間の無駄でしたね。
御嶽海の優勝インタビューもおもしろかったです。普通に賜杯が重いとか緊張しすぎてわけわからんとか。

名古屋場所は新大関の場所でもあってすごい最初は盛り上がったのですが、まさかの3横綱1大関が休場するという。さすがにこれはだめでしょう。たとえばオリックで、球場にきてみたらナカジさんもコヤノさんもイトーヒカルもサカグチさんもオービキさんもいないとなったらファンも怒るでしょ?

(しばらくお待ちください)

えー…失礼しました…とにかく!(栃ノ心ばりの力技で)そんなに休場しないようになんとかするしかないですね。えー…おだいじに!(狼狽)
とにかくこの場所が期せずして大チャンス場所になったのは間違いありません。終盤の優勝争いになっても、白鵬も鶴竜もキセさんも栃ノ心も出てこないのです。十二宮に入ってもあれ…?白銀聖闘士しか出てこないぞ…?みたいな感じです。その大チャンスをもちろん形ばかりのオーゼキにつかめるはずもなく。でも誰でもつかめるチャンスでもない。そのチャンスをがっちりものにしたのが御嶽海でした。こういうチャンスをつかめる人をいわゆる「もってる」というんじゃないでしょうか。
実際休場連発とかありえないんですが、災い転じて福となす。この優勝は御嶽海の同世代の大きな刺激になりました。最後まで優勝を争った豊山と朝乃山はすごい手応えとともに次は自分だという思いを強くしていたそうですし、北勝富士もオレにもできるという思いに至ったようですし。これは活性化するでしょう。わすれてならないのがマサヨ。オマエはもっとできるんだ。御嶽海に続く存在としてがんばってほしいです。もちろんベテラン勢も若手もがんばって、大相撲に乱世到来という感じでお願いします。来場所は少しは横綱も帰ってくるでしょうし。
最後にハチナナを達成したオッキー兄さんについてふれておきましょう。確かにハチナナを6場所連続で達成すると妖怪になる、いやいやプロビデンスの力を使いこなす(あるいは翻弄される)暗黒卿になるといわれていますよ。でもそのハチナナを不戦勝で達成するというのはなかなかないんじゃないでしょうか。あのザ・プロビデンス、ミッキー兄さんでさえ、ハチナナはあっけなく負けたり必死に勝ったりして達成していたのです。それが土俵に上がるだけの簡単なお仕事で達成するとは、さすがオッキー兄さん。パダワンの身でありながら大きな暗黒面を使いこなす、プロビデンスにバランスをもたらす者なのかもしれません。何はともあれ勝ち越しはよいこと。来場所はもう少し体を鍛えて、ごはんをしっかりたべて、ぱんぱんに張った体で初日を迎えてほしいです。

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