直接対決で負けてしまったキセ。富井と話していたのですが、もうとにかくキセに優勝させるためには、プレッシャーをかけないためにも全員で徹底して無視するしかないのではと思うマイク松ですこんにちは。
- 呼出もピー音かすっごい小声で紹介
- カメラにはまったく映さないかモザイクをかける
- お客さんも声援をかけず、私語禁止
- キセの取組のときにはみんなで目のあいた袋をかぶる
- 入場からして護送車からジャンパーをかぶって国技館入り
- キセって書いてあるものは全部ガムテープでふさぐ
- 地元からの応援団は完全防音の別室に閉じ込める
- メディアもシャットアウト、取材したら罰金
- キセのときの実況席は「昔なつかしあの一番」的なまったりトークにする
- キセのことをいうときは隠語で(エンジェル、K.W.B.、ホープ、セマルハコガメ、カカオ豆、アノミー、など)
これで15日間徹底して気を遣えば、ノープレッシャーで優勝できるかもしれません。あとは永世大関にキセノサトという名前をつけて復帰させるのもいいですよね。
夏場所は14日目。もう気を遣わなくてもいいですよね。
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14日目。実況は吉田さん、解説は正面が伊勢ヶ濱親方、向正面が関ノ戸親方。
青狼×松鳳山。張り差しから中に入ろうとする松鳳山。青狼もどうするのかはっきりしないまま押し出されました。不思議な顔の松鳳山。
佐田の海×千代大龍。強くぶちあたってのはたき込み。九重メソッドにひっかかる佐田の海。千秋楽に勝ち越しをかけます。
千代鳳×徳勝龍。最近は千代鳳が強いらしい。徳勝龍もいなしましたが千代鳳落ちず押し出しました。合い口もありますが、これが千代鳳の強さではあるんですよね。
蒼国来×阿夢露。おっつけていく松鳳山。蒼国来はいなしてはずから押し出しました。なかなかの技能相撲がみられました。
英乃海×大栄翔。大栄翔のど輪で押し込みますが、残した英乃海がはたきこみました。大栄翔もとてもいい立ち合いだっただけに、ちゃんと押し出したかったところ。
臥牙丸×御嶽海。ガガがもろ差しを引っ張り込んできめだそうとしますが、ぱっと差し手を抜いた御嶽海が体を交わして肩すかしで倒しました。きめが決まっていてこれはやばいかなと思いましたが、土俵際で横に振ったのがよくなかったのではと伊勢ヶ濱親方。
豪風×大砂嵐。大砂嵐も防戦一方でしたが、豪風が当たってくるのに突き放してはたき込みました。まあ勝ちは勝ちですかね。でも内容ががらっと変わってしまったと関ノ戸親方。
貴ノ岩×錦木。おっつけあいから右四つに。錦木が左は抱えて速い攻めで寄り切りました。貴ノ岩をうまくコントロールするとは、ちゃんと力ついてますね。
遠藤×高安。両者にとって大事な一番。突き押し合いになりますが、高安もよく押していきます。そして右上手をとった遠藤。高安もすくい投げにいきますが、ちゃんと腰を寄せた遠藤が寄り切りました。力戻ってきてますね。高安といい相撲とれるとあれば。どうも今まで食べなかった夜食も食べてトレーニングしながらけがをなおしてきたらしい。
大翔丸×栃ノ心。栃ノ心張り差しから右四つで寄り切り。大翔丸も何もできませんでした。吉田さんのいうように格の違いをみせてきた。
宇良は勝って10勝。佐藤と千代の国の対戦は千代の国が勝利。
碧山×豊ノ島。差しにいく豊ノ島でしたが、碧山のはたきに倒れてしまいました。懐が広いなー。
妙義龍×玉鷲。玉鷲いいおっつけですが、妙義龍体をかわして突き落としました。あそこで押せないのはさすが妙義龍。
栃煌山×宝富士。栃煌山変化でいきますが宝富士は残す。しかし中に入って寄り切りました。栃煌山は立ち合いの変化2回目。もう大関レースは降りたということでしょうかね。
逸ノ城×隠岐の海。左をのぞかせながら逸ノ城から距離をとる隠岐の海。一気に差して寄り切りました。
琴勇輝×魁聖。重い魁聖をどんどん押していく琴勇輝。押し込んで押し込んでいくのですが、重い魁聖を押し出せない。残した魁聖が体を入れ替えて寄り切りました。琴勇輝負け越しもよくがんばりました。
正代×勢。左四つになって勢が出ますが、土俵際でマサヨの下手投げが決まりました。これは見事。パワーありますね。
琴奨菊×嘉風。低い立ち合いの嘉風でしたが、右を抱えた菊ががぶって寄って、最後は押し出しました。嘉風も工夫したんですが負け越し。
照ノ富士×豪栄道。ゴーエードーめずらしくもろ手で距離をとります。照ノ富士が追っていきますが、ゴーエードーがいなして押し出しました。照ノ富士は3日目から12連敗。こんな記録作ってしまいましたね。
白鵬×日馬富士。まわしをとりにいったハルマ。左上手をとって一気にいこうとしたハルマでしたが、白鵬が止めます。右下手から起こしにかかる白鵬。なかなか苦しい体勢かと思いましたが、下手投げで崩し、右下手をがっちりとって寄り切りました。この変幻自在の攻め。なかなかの横綱らしい対決でした。師匠の伊勢ヶ濱親方は、組み止めた時点で頭をつけて前に出ることで体勢を作るべきだったと指摘。なるほど。
稀勢の里×鶴竜。1敗したのに「プレッシャーを乗り越えなければなりません」などとキセにプレッシャーをかける吉田さん。やめてあげて。もうキセも誤った半跏思惟像みたいな目してるから。左四つ。上手をとりにいきたいキセでしたが、足をとばして崩した鶴竜が引きつけて寄り切りました。あそこで外掛けとは見事。しかし立ち合いの時点で腰が高かったと伊勢ヶ濱親方。
白鵬の優勝が決まりました。おめでとうございます。