フィギュアスケートカナダ選手権2015(4):ペアSP・FS

Covers井上陽水特集がありました。オルケスタ・デ・ラ・ルスとのセッションは、かえってサルサの奥深さを教えてくれました。すばらしかった。
カナダ選手権はペアをみていきます。デュハメル・ラドフォードは今強いですが、今カナダはどうなってるんでしょうか。

フィギュアスケートカナダ選手権2015、ペアSP・FS。実況は赤平さん、解説は杉田さん。
リューボフィ・イリシェチキナ&ディラン・モスコビッチ。組んだばかりのカップル。「フィーリング・グッド」。3Sをきっちり決めてきました。3Twもいいですね。3LzThもとても高いジャンプでした。やりますね。Dsも両方ポジションがいいです。グループ3リフトは上のポジションがよかった。ソロスピンだけあってませんねー。ステップは前半はばらばらに動いてるみたいでしたが、最後はあってました。ちゃんと2人の関係性も描けてた。いい演技でしたね。結構この2人が組んだのはカナダで話題になったらしい。65.15。
ジュリアン・セイガン&シャルリ・ビロドー。「グランド・ブダペスト・ホテル」。ヨーデルのおもしろい曲。3Twはビロドーのいいキャッチありました。3Sは若干ずれましたがジャンプはばっちりでした。3LoThは手をつきました。セイガンはジャンプ強そうなのですが。ソロスピンはばっちりあってました。すばらしい。グループ3リフトは無難に。ステップはダンスステップぽい入りからサイドバイサイドと展開があります。Dsは大きな回転でした。ビロドーのいいリードがありましたね。61.47。ビロドーひげはやしてたのか。というかコーチのひげがすごい。漱石か。
キルスティン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ。片割れのもう片方はここにいましたか。やりづらいですねー。「シカゴ」。最初のダンスはちゃんと踊れてますね。3Twは高さも出てたしキャッチもいい。3Tもしっかり決めてます。3LoThはいい流れできてたし、小ダンスリフトを挟んでDs。とても流れがいいですね。グループ3リフトは難しいポジションからキャリーに変化。いいんかな。ソロスピンはずれてましたがしっかりリカバー。ステップはもう少し勢いがあるといいかも。しかしいい演技でした。61.08。
ナターシャ・プリッチ&アンドリュー・ウルフ。「スリー・アワーズ・パスト・ミッドナイト」。最初は軽くステップから。3Twは高さ出せてました。3Tもきっちり。カナダはソロジャンプきっちり決めてきますね。3LzThは流れよかったです。グループ3リフトはプリッチのポジションとてもいいです。ソロスピンはウルフがバランス崩してどんどん寄っていって、あやうくぶつかるところでした。すんでのところで回避。ステップからつなぎ部分を経てDsでフィニッシュ。あのソロスピンのミスはもったいなかったですねー。54.46。不満そう。
ヴァネッサ・グレニエ&マキシム・デシャン。「チーク・トゥ・チーク」ほか。スピードに乗ってましたが、3Twはうまくキャッチできませんでした。3SThはでかいジャンプでした。高かったし。ジャンプはかなりいけそう。3Tは少しずれましたがだいじょうぶ。ソロスピンはよくあわせてますね。ステップはリズミカルで音楽によくあってました。グループ3リフトはリバース後のグレニエはI字ポジションでした。とてもよかったです。アスレチックなカップル。54.26。もっと上がっていけそう。
ブリタニー・ジョーンズ&ジョシュア・レーガン。英語っぽい名前の選手が出てくると助かります。聞き取れるから。「ブラック・マジック・ウーマン」。3Twは途中で降りて抱えてしまいました。丸太っぽい。3Sは転倒してしまいました。がんばれー。グループ3リフトはまずまず。3LoThはうまくいきました。Dsは入り方も工夫ありましたよ。この調子。ソロスピンはきれいにばっちりずれてました。せっかくうまくいってたのに。ステップでフィニッシュ。今日は実力通りにできなかったですかねー。44.88。
メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード。はいきましたー。SPきっちり締めてほしいです。3Twはでかい!高い!質が違いますね。3Lzがソロジャンプ。強いです。3LzThもルッツで決めてきます。ダンスでのRoLiをはさんでソロスピン。難しいポジションですがユニゾンもばっちり。グループ3リフトは降ろし方も工夫。続いて切れ目なくステップに。音楽に乗せてクライマックスにもっていく情熱的な演技。最後はDsで締めました。はーいありがとうございまーす。完璧でしたね。79.50。
2位は誰になるのかなー?
○SP終わっての順位:
1. デュハメル・ラドフォード満腹カレー
2. イリュシェチキナ・モスコビッチ定食
3. セイガン・ビロドーランチ

FS。3人終わってます。
キルスティン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ。ミュージカル「チェス」より。チェスっぽい衣装ですね。これはかっこいい。3Twはまずまず。3T+3T+SEQを決めてきましたね!続けてラッソーリフトは音楽の盛り上がりに合わせて。つなぎ部分はよく考えてます。3Sはタイミングずれましたががんばりました。ソロジャンプ2つ入れてきてますね。Dsを経てペアスピン。ポジションが安定してます。このあたりは堅実。マリナロが首を絞める演技があって、3LoThは流れよく成功。3SThを連続して決めてきました。トゥラッソーはキャリーからRoLiに変化。安定してます。スターリフトは難しい入り方でした。ソロスピンは少し間があいてましたがフィニッシュ。がんばりましたね。盛り上がってるわりには2人の関係性はまだまだというところでしょうか。180.48。
ジュリアン・セイガン&シャルリ・ビロドー。「イン・ユア・アイズ」。静かな入りから3Sを決めてきました。ユニゾンもばっちり。3Twはまずまず。スターリフトは降り方が危険でした。Dsは回転が速い。エレメンツはキレがありますね。ソロスピンは回転は速かったですが途中でずれてしまいました。そこの修正能力はこれからか。次のリフトはワンハンド。スムーズでした。つなぎにはスパイラルも入れてしっかりやってます。2A+2Tを成功させました。コンビネーション入れてきましたね。3SThはよくコントロールされてました。アクセルラッソーリフトからキャリーに変化。いいですね。3TThからペアスピンでフィニッシュ。技術よりもカップルの絆を感じることができてよかったです。181.43。SPの差で上にきましたね。
リューボフィ・イリシェチキナ&ディラン・モスコビッチ。「ロシアより愛を込めて」。早速007になりきってます。スピード出てます。3T+2T+SEQはファーストが回転足りなかった。3Twは少ししょってしまいましたね。3Sは手をついてしまいました。杉田さんちゃんとジャンプの種類いって。RoLiはすごい独創的なポジション。イリシェチキナのポジションが柔軟性をいかしてます。3LzThはもちこたえてます。きれいに決めたいですね。小リフトを経てそのままペアスピンに入ってます。これもポイントが高い。スパイラルもきれいに実施してますね。このへんのつなぎの意識がいい。ヒップリフトからキャリーは難しい上げ方。技術感じます。3LoThは大きなジャンプでした。みなごろしイーグルからDsに入るという工夫も。ソロスピンは少しずれてます。アクセルラッソーはバリエーションがスムーズ。そのままフィニッシュ。うまく実施できればすごい演技になるのですが。技術は感じました。187.85。きましたね!よかった。
メーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード。最後はきっちり締めてもらいましょう。ミューズのメドレー。3Twは高さあったし流れもよかった。3Lzをきっちり成功!ソロジャンプで3Lzは大きい。4SThをなんとか決めてきました!強いです。ソロスピンはしっかりずれても修正するし。3T+2T+2Tは最後がシングルになりました。Dsはまわしてる間もラドフォードが演技してる。これは高度。リバースリフトは最初から終わりまで1つの流れ。アクセルラッソーは降り方が工夫あり。ダンスのCuLiをアクセントで入れてペアスピン。音楽の中で必然性があるエレメンツです。3LzThはその前のステップがまた難しい。コレオシークエンスもとても難しい。ヒップリフトはヴァリエーションもよかったです。もう実力を見せつけるような技術でした。サンキューでーす!230.19。
○最終結果:
1. デュハメル・ラドフォード満腹カレー
2. イリュシェチキナ・モスコビッチ定食
3. セイガン・ビロドーランチ
優勝はデュハメル・ラドフォード。3Lz、4STh、3LzThとビッグなエレメンツのオンパレード。もちろんリフトやスピンの技術も高いし。今シーズン無敵の強さもわかります。これからはもっと演技全体のメッセージ性を高めることが求められますね。記憶に残る名プログラムがみたいです。
2位はイリシェチキナ・モスコビッチ。カナダの2番手はこのカップルになるでしょうね。すごく技術が高いし、細かいところでアピールしてきます。カップルが成熟してくればもっと高いところで戦えるでしょう。3位はセイガン・ビロドー。カップルの成熟度で3位に飛び込んだ感じ。ペアはそうでないとですね。逆にムーア=タワーズ&マリナロはまだ1つになりきれてないところがありました。はやいとこ抜かないと。負けてられないですよね。

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