山歩きをしてきたマイク松ですこんにちは。最初はちょっと歩いてくる整理運動的な気持ちだったのですが、気がついたらすごい山歩きになってました。でも汗かいてよかったです。
さて死者の霊が帰ってくるお盆も過ぎました。死者が帰ってくるくらいですから、生きている人が表舞台に帰ってくることもあるでしょう。
リッキー・ウィリアムズさん。比類無きラン能力をもちながら、同時に比類無き奇行も達成するというおもしろい人。正直三国志の世界にいても普通になじんでいそうです。顔良、文醜、リッキーさん。呂布、陳宮、リッキーさん。孟獲、兀突骨、董荼那、リッキーさん。
わりと普通に「必要だったから」といけない葉っぱを常用したり、ヨガのインストラクターになるために引退したりと、人生を棒に振るという言葉の棒のような人、リッキーさん。そんなリッキーさんが!あの唐変木のリッキーさんが!
…今、大学のフットボールチームのコーチをやっている…!(ここは泣き虫先生のように涙で)
いやいや本当ですって!近藤さんがわざわざコラムを書いて教えてくれたんですから!ありがとうございます!グゥゥッド!
コラムによると(リッキーさんの奇行もちゃんとあります☆)、NCAA2部に今季から昇格する小規模なカトリック校、インカネート・ワード大学のRBコーチを務めることになったそうです。そんなん大丈夫?と思っているみなさん、僕もそう思っていますから安心してください。
リッキーさんも自分の破天荒ぶりはわかっているのか、就活にあたっては恩師マック・ブラウンHCともと上司ニック・セイバンHC(今はアラバマ大HC)の推薦状をもらってきたらしいのですが、インカネート・ワード大学のラリー・ケナンHCはそんなの関係なくリッキーさんをもろ手をあげて歓迎してくれたそうです。奇特な人だ。まあマック・ブラウンとニック・セイバンがちゃんと推薦状を書いてくれたんですから、なんとか大丈夫なんでしょう。
リッキーさんはもともとコーチになりたかったそうで、ゆくゆくは大学のチームのHCになりたいといっているよう。どの口がいうとんねんという人わかります。
あと初めてフィールドに出たときに、「みんなわしを見て驚いとったみたいで、誰も話しかけてこうへんかってん。初めてフィールドで練習やったときも、あいつら誰がわしに最初に話しかけるか、ひそひそ話しよるのが聞こえてきたで」といっていたそう。それはたんに「なんであいつこんなとこおんねん」「ヨガのインストラクターはどないしたんや」「葉っぱは?」などといっていたと思います。そういう意味でも有名人なんですから。
でもリッキーさんはいたって普通にやる気十分のよう。カトリック校だから悪いことする人はあんまりいないと思いますが、たいていの悪いことは経験済み、悪いやつらはだいたい友達、そういう意味で人生経験は豊富ですから、ちょっと話をしてあげるだけで全員どん引きすることでしょう。あとヨガ学びたい人もちょっと聞いてみたら。
そして!何よりランの技術は超絶高度ですから。ちゃんと教わって地上戦の技術を高めていくようにしてください。インカネート・ワード大学のみなさん、そしてリッキーさんの成功を祈っています。がんばって!