フィギュアスケートグランプリシリーズ2012 NHK杯(2):男子シングルSP

こないだ久しぶりにロッテリアにいってきたマイク松ですこんにちは。ロッテリアうまい。カフェオレがまずまずおいしかった。もっとミスドみたいなミルクたっぷりのホットカフェオレ、ファストフードで出してくれないかなあ。
さて、所用がたてこんでいてレビュー遅れてましたが、NHK杯続きみます。今日は男子シングルSP。

フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯、男子シングルSP。実況は曽根さん、解説はホンダバン。
セルゲイ・ボロノフ。公式練習ではジャンプの調子はよさそうだったそうです。衣装はしまむらで買ってきたようなシンプルさ。「ロシア水兵の踊り」。4Tはばっちり決めましたが、続くジャンプが1Tになりました。あらーもったいない。3Aもいけてます。ステップは動きがよくて、気分よくやってる感じ。密度が前より上がっているのかも。ステップからの3Loは手をつきました。これは決めたかったかも。スピンのあと最後はよぅ!的なあいさつポーズでフィニッシュ。コンビネーションは2Tでもいいからつけたかったですね。70.03。まずまずの手応えでてへぺろ顔。
カナダのアンドレイ・ロゴジーン。ロシアっぽい名前だけどカナダだから注意。「ブロークン・ソロー」。4Tは上がるタイミングがよくなかったか転倒。3Aはばっちり。GOEプラスつきそう。音楽がすごいまとまりのない感じですてき。3F+2Tはなんとかもちこたえて2Tつけました。スピンはポジションに工夫がほしいかも。ステップは細かな構成。最後はスピンで決めました。なんか全体的にまとまりの足りない演技ですね。むしろそれが印象に残っていい感じ。67.70。転倒した割には出てます。
村上大介。ニンジャっぽい衣装。公式練習で転倒し右肩を痛めたらしい。大丈夫かな。「ヴァイオリンと管弦楽のためのボレロ」。4Sに挑みますが転倒。回転も足りないですね。そして3Aで転倒したときにまた肩を痛めたらしく、演技を中断してキャロルおじいちゃんと話したりしていましたが、強い意志で演技続行。すごい拍手です。ステップでもしっかり右腕を使って表現し、3Lz+2Tを跳んできました!しかしスピンでは遠心力で肩が上がらなくなってしまい、そこで演技終了。がんばりました。オマエの気合いは感じた。おだいじにしてください。
ケビン・レイノルズ。けががあったあとの演技って、ケビンけっこう多いような気がする。さすがの運のなさを感じますね。がんばれ。「チェンバーメイド・スウィング」。4S+3Tは決まりました!やった!ビッグジャンプを決めましたが、このあとがケビンは問題。3Aも流れはよかったですが、ツーフットだったか。ステップからの3Lzは軸が傾いて転倒。さすがそろえられないケビン力が遺憾なく発揮されてますね。ステップはさすがの技術。見事なエッジワーク。そして高速スピンでフィニッシュ。本人もくやしそうです。70.20。でもトップにはきました。
リチャード・ドーンブッシュ。U2「ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー」。4Tは高さはありましたが転倒。うーん。3Aは決まってばっちり。高さもいきてます。スピンは安定感があります。基本に忠実。3Lz+1Tは3-3の予定でした。ステップは長い構成でリンクをいっぱいに使ってますね。スピンもいいポジションとしっかりした軸。でも全体をまとめても大きな物語が作れない。やっぱりまたホームズやらないと。70.02。
後半、アダム・リッポンから。髪型がおもしろい感じになってる。「トゥーランドット」。最初の3Aはシングルに。3F+3Tはいいですね。スピンは体の動きをうまく作って、流れるようなスピンを作ってる。ボディセンスはさすが。そして両手あげ3Lzもきっちり決めてきました。おしい3Aが。スピンはドーナツポジションもきれいです。ステップから速い回転のスピンまでしっかりまとめました。うーんあのアクセルさえ決まってれば。4回転はないけどアピールできるプログラムですよね。67.89。その髪型をなんとかしたらもっとよくなるよ。
ロス・マイナー。また日本にきてくれた。ありがとうな。「パガニーニの主題による狂詩曲」。4Sを狙いましたがダブルに。あわなかったですねタイミング。3Aはばっちり!マイナーの気迫を感じます。3Lz+3Tもクリーンです。つなぎ部分とかみてると昔のスケーターっぽいです。スピンは全然軸がぶれない。そしてステップは最初SlStかと思ったら、やっぱりリンクいっぱいにがんばってました。スピンでフィニッシュ。うーん4Sが決まってたらばっちりでした。まとめる力ありますね。72.40。おっちゃんと点数とってきましたよ。
ハビエル・フェルナンデス。「マスク・オブ・ゾロ」より。4Tは超クリーン!さすがのジャンプです。3Aも降りに気を配る余裕もありました。スピンも速いし、つなぎ部分がとてもうまく表現出来てます。どんどん伸びてきますね。3Lz+3Tもきっちり。スピンに入るまでもよく表現する。ステップも基礎部分をしっかり鍛えてるから見応えもある。加えて物語性も出せるようになってます。最後のスピンもばっちり。ノーミスできましたね。プログラムの情熱をそのままリンクで表現する技術がもうついてるんですね。86.23。サンキューオーサー。ですがオーサーはハニューのところにいってるので、ロンリーキスクラになりました。かわいそう。
羽生結弦。フェルナンデスのいい流れに乗りましょう。「パリの散歩道」。すごい質の高い滑り。これはいいですね。そして4Tをばっちり決めてきました!フォロースルーもきれい。ドーナツスピンもポジションがきれい。場内もこれだけで沸きます。シットスピンも難しい足換えをなんなくこなします。3Aはかなり余裕がありました。しかも高くてでかい。ステップからの3Lz+3Tもパーフェクト。それからすぐにステップにいきます。音の取り方もチェンジオブペースもすばらしい。アクセントも効いてるし。最後のスピンに入るまでにもう場内総立ちでした。ベリッシモにもほどがあります。このカリスマ性。ヒーロー性。日本人とは思えないですねー。スローのときに4T決めて、向こうでオーサーがジャンプしてたのがおもしろかったです。95.32。うわー!!サンキューオーサー!
高橋大輔。「ハード・タイムス」ほか。4Tはステップアウト。おしいー。ちゃんと表現のあるつなぎからの3Lz+3Tはおっけーです。3Aはあぶないところでしたがもちこたえました。そこから迫力のステップで場内を盛り上げます。大きく使って多くの観客にアピール。最後のスピンでフィニッシュ。ハニューのあとでしたが自分の滑りはできていたと思います。87.47。おっフェルナンデスの上にきましたか。やっぱりPCSの差なんだろうか。
○SP終わっての順位:
1. ハニュー党
2. ダイスケ党
3. フェルナンデスの会
4. マイナーの生活が第一
5. たちあがれレイノルズ
羽生がまたSPの最高点を更新しています。フェルナンデスのいい流れを引き継いだのもあるし、オーサーがフェルナンデスのキスクラをロンリーにしてでもついててくれてたのが助かったといっていました。とにかくすごい演技。試合を重ねるごとに強くなっていったらこれからどうなるんでしょうか。ファイナルではパトリックちゃんとの直接対決が。こんなに楽しみなファイナルも久しぶりです。
2位は高橋。ジャンプを失敗してもスピン、ステップの質と、PCSでフェルナンデスに勝ちました。さすがです。ハニューには差をつけられてますが、FSは上を狙っていきたいですね。フェルナンデスは3位。どんどんうまくなってるのは確か。ノーミスでしたし。FSもこの調子でいけば逆転もありますよ。
4位はマイナー。演技全体をしっかりまとめる。日本が縁起のいいところだと思ってくれてるのかも。5位はレイノルズ。全部そろえたらもっと上にいけるんですが、まあケビンですからね。この不完全さがケビン力。

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