フィギュアスケートグランプリシリーズ2012 NHK杯(3):ペアSP

アンドロイド・マツケンサンバマツケンサンバの可能性は無限だ。なんでも可能なんだと思うマイク松ですこんにちは。
そういえばペアの表現の可能性も無限だと思います。今日はペアSP。

フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯、ペアSP。実況は横井さん、解説は若松さん。だいぶフィギュアスケート実況も世代交代してますねー。
アメリカのアレクサ・シネカ&クリス・クニエリム。高橋・トラン組の代役出場だそうです。クニエリムでかい。「月光ソナタ」。3Twはかなり高かったですね。3Fは距離がよくでてる。軽々と投げてきますね。最初のアクセルラッソーリフトは入り方・降り方に工夫。今シーズンからのペアなのに技がよく決まってますね。SlStたんにユニゾンだけじゃなくて、構成自体が芸術的でした。54.41。コーチがすごいでかい。
アメリカのリンジー・デイヴィス&マーク・ラドウィグ。「シークレット」。3Sはラドウィグがオーバーターン。おしい。3Twは高さが出ず。3LoThはタッチがありましたね。技を決めきれないです。リフトは降りる前によいしょっと肩で担いでしまいました。カナダにも出てるはずなのに、演技の完成度があまり高くないですねー。なんでやろう。Dsはよくできてました。45.61。若手にだいぶ離されてます。
ロシアのアナスタシア・マルチュシェワ&アレクセイ・ロゴノフ。ロシア3位カップル。「恋の物語 コーニッシュ・ラプソディ」。3Sはマルチュシェワがオーバーターン。あんまり得意じゃなさそう。でも3FThは高さも距離も出てました。いいジャンプ。3Twはまずまず。ソロスピンは回転が速いしよくあってます…最後はちょっと乱れました。リフトはマルチュシェワのポジションがすごい。I字でまわってますね。DsからSlSt。ここにもう少しスピードがほしいところ。しかしたくさんステップに時間を使ってました。最後はY字ポジションでフィニッシュ。マルチュシェワの柔軟性を前面に押し出してましたね。よくまとまってました。57.07。今期最高だそうです。
ニコル・デラモニカ&マッテオ・グアリーゼ。「ナッシング・エルス・マターズ」。なかなかいい雰囲気でスタート。2Twはステップからのツイストなのでダブルでもいい感じ。SlStは若松さんはデラモニカのエッジワークに注目せよとのこと。どちらもスケーティングはいいですね。3Sは転倒。もったいない。3SThもステップアウト。ジャンプは得意じゃないのか。しかしリフトはスムーズでいいですね。Dsは大きな入りからいい回転でしたが、イグジットで乱れてしまいました。めずらしい光景。ソロスピンは途中からしっかり合わせてきました。これでフィニッシュ。出だしはよかっただけに残念。でもジャンプさえ決まれば上にいけそうです。42.14。
アメリカのマリッサ・カステリ&サイモン・シュナピア。身長差40cmあるらしい。シュナピアがでかいんだな。「ピンクパンサー」ほか。テンポのいい曲にのっていきます。スピードもある。3Twは高かったです。つなぎ部分もしっかりやってる。3Sはばっちり。決めてきましたよ。スピンは少しずれましたが回転が速い。シュナピアがぶんぶんまわってました。3SThは余裕のあるランディング。アイスダンス的な要素も取り入れてうまくつなぎを構成。SlStは音楽の変化をうまく表現。リフトはランディングがおもしろい。首で受けてましたね。Dsでフィニッシュ。これはいいです!アメリカは次々おもしろいペアが出てきます。61.85。よく出ました!大喜び。
カナダのカーステン・ムーア=タワーズ&ディラン・モスコビッチ。カナダチャンプになりました。フランス映画「ビック・マック」のST。3Twはちょっと抱えてしまったかも。でもそのあとすぐイーグルに入るところがいいと若松さん。3Tはモスコビッチがなんとかこらえて成功。Dsはムーア=タワーズのポジションがいい。3LoThはすごいいい流れでした。リフトはおもしろい上げ方。テンポいいポジションチェンジ。ステップはアイスダンスのようなホールドから。ユニゾンが必要なところはきっちりそろえてました。ソロスピンはシングルのような回転の速さがありました。さすがカナダチャンプ。物語性も表現出来るのはすばらしいです。65.14。
ロシアのベラ・ラザロワ&ユーリ・ラリオノフ。「愛の夢」。3Tはラリオノフがんばりました。プチリフトもつなぎで活用。3LoThもしっかり。空中姿勢の安定感がありました。ステップからの3Twは高いしふわっと受け止める。リフトはまったくラザロワのポジションが安定。スピンはずれてましたがスピン自体はだいじょうぶ。そしてSlStは音楽の盛り上がりに合わせて。Dsでフィニッシュ。いい出来ではないですが、今までのカップルとはさすがにレベルが違いますね。65.61。
○SP終わっての順位:
1. バザロワの生活がラリオノフ
2. 日本ムーア=タワーズのモスコビッチ
3. 減税カステリ・シュナピア
4. 脱マルチュシェワ・反ロゴノフを実現する党
1位はバザロワ・ラリオノフ。でも思ったより下に差がつけられませんでしたね。なんでやろう。ムーア=タワーズ・モスコビッチがうまくなってきてるのか。どちらもいい演技でしたし。出来次第では逆転ありますね。カステリ・シュナピアはおもしろい存在。FSに向けてまだ秘策を持っているような存在感があります。アメリカを引っ張っていけそう。マルチュシェワ・ロゴノフも次世代のロシアの中心になりそう。将来性豊か。樋口豊。

カテゴリー: フィギュアスケート パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)