昨日の富井の記事にも出てきましたが、アメリカンフットボールリーグNFLにはときどきフィギュアスケート選手を思わせる名前の選手が出てきます。ペイトリオッツにはパトリック・チャンという人がいますし、スティーラーズにはエマニュエル・サンダースという人が。ジョナサン・ジョースターもジョルノ・ジョバァーナも同じジョジョなんですから、もはやサンダースもサンデュ先輩の一族と考えていいと思うマイク松ですこんにちは。集まれ、サンデュ先輩の一族!始まれ!サンデュの奇妙な冒険!ちなみにPart8:ジョジョリオンの主人公はサンデュ先輩に少し似てるぞ!
レビューするのは奇妙ではない冒険、カナダ大会女子シングルFSです!
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フィギュアスケートグランプリシリーズカナダ大会、女子シングルFS。実況はカクザワ、解説は荒川姐さん。
サラ・ヘッケン。ショパン「ワルツ第10番」ほか。3T+2Tはファーストでタッチがありましたか。3Sはステップの流れをそのまま持ち込んでますね。もっと曲と一体になっていきたいところ。と思ったら音楽変わった。3Fはツーフットらしい。さすが姐さん、見逃さないですね。ヘッケンは170cmあるらしい。その身体をもっといかした演技にしてほしい。特につなぎにも印象的な振り付けを増やそうぜ。3Tは成功。3Sはステップアウト。2Aはスムーズ。2A+2T+2Tを最後にもってきました。SlStは大きな演技ができていました。ドイツの未来を担うヘッケン、いいコーチについてほしいところ。今のコーチはいっこく堂の師匠みたいな顔の人です。130.71。
エイドリアナ・デサンクティス。「リベルタンゴ」ほか。3Lzはステップアウトしてコンビネーションにならず。3S+2Tは流れに乗ったきれいなジャンプ。3Fは跳ぶ前にだいぶ傾いていて転倒。スピンはちょっと回転数が足りないと姐さん。3T+2A+SEQはスムーズにいきました。スパイラルはまずまず。3Lzはシングルに。3Sは得意なのか決めてきますが、1A+2A+SEQと1つめがシングルになりました。うーん曲にのりきれてない感じはありますね。期待の若手でカナダの伝統(いつの間に)筋肉少女隊に入れそうな感じではあるのですが、それにしてはまだまだ鍛え方が足りない感じですね。ロシェット姐さんに追いつくためにはまず軽トラックを歯で引っ張るところからはじめてほしいものです。129.48。
シンシア・ファヌフ。ファヌフがカナダ選手権を優勝してるんですね。そうそうデサンクティス、こういう筋肉にまずはならないとですね。「パガニーニの主題による狂詩曲」。スピードありますね。3Lzはいいジャンプ。高さどうかなと思いましたがまわれてました。3T+2Tもクリーン。3-3いけそうですけどね。3Loはダブルに。レイバックスピンは筋肉美をいかしたバルクな演技。3Sはダブル。ちょくちょくジャンプがぬけますねー。3T+2Tはしっかり。3Loは転倒。ループは今年あってない感じ。2Aも跳び急いでしまいましたか。SlStはきびきびした動き。途中に行進みたいなのが入ってましたがいいステップです。全体をまとめるまでにはいきませんでしたが、さすがの見せ場を作ってくれました。140.70。
アレーナ・レオノワ。髪型が成人式の人みたいになってますが。「弦楽のためのアダージョ」ほか。3T+3Tを決めてきました!回転たりてたか。3Loはオーバーターン。3Lzはまずまず。でもジャパンオープンのときに比べると、モロゾフ的なものを自分のものに消化してきているみたいですね。3F+2Tはスピードに乗ってました。スパイラルから。3S+2T+2Tもしっかり決めました。「レクイエム・フォー・ア・ドリーム」になって3Fはツーフットっぽかったか。2Aはシングルになりました。このへんは忙しくて間に合わなかったか。SlStは途中でがっくり疲れましたが、振り付けはメリハリがあって、安藤よりも見どころがある勢いでした。よしよし。この調子で仕上げていってほしいです。収穫のあるFSという感じ。152.22。
荒川姐さんがタイミングよくかつ的確にコメントをいれてくるので、カクザワがいうことがなくなってきているのがいい環境を作り出していますね。
アメリー・ラコステ。「エビータ」より「アルゼンチンよ泣かないで」。3Loは大きなジャンプで加点がつきそう。3Lzはダブルに。3S+2Loは回転足りてなかったかも。でもいいチャレンジです。ループ得意なんですね。SlStは前半片足。パワーはありますが曲をもっと表現してほしいですねー。スピードに乗った3Fはシングルに。おしい。3Lo+2Tはばっちり。スパイラルから2Aもステップアウト。3Sもダブルに。うーんこちらも立て直していけませんでした。地元でしっかりまとめたかったところですが。146.40。
ミライ・ナガス。「スパルタカス」。3Lo+2Tから入りました。イナバウアーもはさみながら2A+2Tはぎりぎり。2-3を狙ったんですが。3Lz+2T+2Loは成功。キャッチフットスピンはポジションもグッド。3Lzはツーフット。途中から滑りが重くなってますね。それが高さが足りないことにつながってるか。3Tはぎりぎり。3Loは大丈夫か。がんばれがんばれ。2AからSlSt。SPよりも歯切れがよくないけど、プログラムの中には難しい部分が織り込まれてますね。最後のI字スピンはよかったけど、ビールマンスピンの前に勢いをなくしてしまいました。うーんこの終わり方はしょんぼりですね。でもシーズンはこれからですし、徐々にコンディションをあげていきましょう。頼むよキャロルおじいちゃん。151.72。
鈴木明子。「こうもり」序曲。気合い入ってますね。のっけから華やかですねー。3Lzは入りも降りもクリーン。コンディションもよさそうですよ。1A+3Tはセカンドで3回転になってます。3Loはオーバーターンもうまくリカバー。スピンは回転が速いです。今までの選手とはひと味違うところ。スピンもほんとになめらかですし、姐さんのいうように滑りが伸びやか。スパイラルでも安定感。3Lo+2T+2Loもきっちり。そしてつなぎの部分はよく曲を表現してます。3Lz+1Tはセカンドでシングルになりました。3Fはグッド。3Sもなんとか粘りました。SlStはまさに鈴木のステップですね。エッジワークもとても軽やかで、音楽の一部になりきっています。最後のスピンも軸ばっちりでした。よっしゃ!これは鈴木の演技できましたね!ワルツの華やかさを会場中に伝えることができました。172.26。カメレンゴさんもきてくれてます。
レイチェル・フラットちゃん。えらい男前なメイク、これからフットボールの試合かな?と思わせますが、「火の鳥」。ゴジラを思わせる重厚な演技から3Lo。迫力あるなー。3Lzは手をつきました。でも手をついたのにスピードが落ちなかった。3Fはダブルに。高さが足りないですね。スピンでまわっている間に火の鳥が七面鳥になったらおいしそうなのにと思わせます。シーズンですし。でも滑りはスピードがあるし、3Lo+2Tも安定してます。と思ったら3Sで転倒。スパイラルでは火の鳥のジューシーさをアピール。3Fはダブル。2Aも転倒。疲れてきましたかねー。このままじゃ火の鳥が焼き鳥になっちゃう!SlStでは力強さを出して焼き鳥化を回避。最後は華麗に決めました。まあまだ調整段階というところでしょう。まだ始まったばかりだぜ!128.22。
アシュリー・ワグナー。映画「ブラック・スワン」より。これは猛禽のためのプログラムか。3F+2Tはセカンドで両手上げ。雰囲気でてますよ。2A+2Tも成功。3Lzは踏み切りがインサイドだったか。スピンも歯切れよく決めます。スパイラルは手を猛禽ぽく動かして猛禽としての黒鳥をアピール。ビールマンスピンもぱぱっと決めます。3Lzはコンビネーションの予定が転倒。立て直して。3Sはおっけー。よしよし。3Loはクリーン。猛禽としての羽ばたきをみせてから3F、ばっちりです!SlStから最後のスピンまで、しっかり演じました。よかったですね!少しジャンプが乱れましたが、ワグナーはしっかり雰囲気のある演技ができましたね。165.48。うわー鈴木とはだいぶ差がありますね。
エリザベータ・タクタミシェワ。新型MSの真価を見せてもらいましょうか。「ラテン・セレクション」。のっけからめまぐるしく動く手で物語を。3Lz+3T、3Lzと問題なく決めてきます。3Fは終わってしっかり演技。2A+2Tはほんとは2-3だったらしい。恐ろしい子や。CiStは速い曲に乗せて細かくステップ。鈴木に対して歯切れの良さで勝負というところですかね。曲が変わってスパイラル。安定した軌道に手の演技。スピンでもスパイスのように手の動きを加えてきます。3S+2T+2Loも軽々ですね。2Aは片手あげで降りに手の演技がすぐ入ります。しっかり演じきりました。さすがのニュータイプですねー!177.38。初出場で初優勝!
○最終結果:
1. タクタミシェワ製作所
2. 鈴木エレクトロニクス
3. ワグナー工業
4. レオノワ電子
5. ミライ産業
1位は新型モビルスーツタクタミシェワ。ロシア勢は仕上がりがそんなに早くない印象ですが、もうこの時点でFSは減点なしの演技してきてます。これからどうなるのやら。スパイスのきいたカレーのように、あの手の演技がいいアクセントになって、まあ!チャック・マサラ!的な驚きを加えていますね。いや見事。
2位は鈴木。FSは1位だったみたいです。「こうもり」はかなり手応えのあるプログラムみたいですね。表現の解釈の余地があるのは望むところ。どしどし解釈を加えていって、自分だけの「こうもり」を作っていってほしいです。3位はワグナー。「ブラック・スワン」よかったですよねー。ばりばり猛禽的なメイクをしていけば雰囲気は自ずと出るし、表現の意思が明確ですよね。映画も好きなのかも。
4位はレオノワ。さすがわきわきだけあって、モロゾフの指導を鵜呑みにせず、自分なりに出し方を考えている、もしくは何も考えずに自分の演技をしているのかも。とにかくレオノワらしさがうまくにじみ出てます。その調子。5位はミライ。GPSよりも全米ですからね。じっくり仕上げていきましょう。
フラットちゃんは大きく順位をおとして10位。SP3位やったのに。だーいぶ回転不足をとられているみたいですね。このままではフラットちゃんどころか七面鳥とか焼き鳥とかいうありがたくないニックネームをつけられそう。つけているのは僕ですが、実際環境も大きく変わってるみたいですしね。大丈夫!シーズン全体でとらえれば今は栄養を蓄えるときなのです。いつもそうやって終盤に息切れするのを防いできたのです。中日も終盤を視野に投手陣を整備してきましたしね。勝負はむしろ来年や!
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最近のコメント
NCAAは120以上もチームがあるし、背番号のダブりも普通にあるくらい選手が多いので、探せばもっと面白い名前の選手が見つかるかもしれませんね。
カリフォルニアからJACに入ったタイソン・アルアルみたいな逸材は、必ずいます。
ただ、残念ながらプロビデンス大学には背番号87(NCAAはOL以外は自由に背番号が選べる)にミッキー・タミヤ、もしくはスティーブ・ミキネアという選手はやはりいない……というか、そもそもフットボールチームすら存在しません……。
仕方ないので想像して下さい。
1995年のシーズン、期待の新入生QBドノバン・マクナブとNFL入り確実な四年生WRマービン・ハリソンの強力コンビが自慢のシラキュース大学対プロビデンス大学の試合で、マクナブがスナップを受けた瞬間、ハリソンを見る暇すら与えず恐ろしい勢いでプロビデンスのNTがOLを吹き飛ばしマクナブをサック!
そして絶叫する背番号87!
そんな事されたらマクナブファンとしては悪夢以外の言葉がありませんが、兄さんなら、例えマクナブをサックしても許せちゃうかもしれませんねw
YM5さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
結構おもしろい名前を探すのたのしみなんですよね。あるあるはかなり優良人材ですよね。期待したいです。