全米フィギュアスケート選手権2022(1):女子シングルSP

今はめちゃくちゃ朝ドラのカムカムエヴリバディにはまっているのですが、それを録画しようとしていたところ偶然、Jsportsで全米フィギュアスケート選手権の放送があることを知った富井です。今年はどの占いを見ても最悪っぽいのですが、それほど最悪でもなさそうだなと思いました。そう願いたい。

解説は鈴木明子さん、実況は小林さん。
女子シングルSPは16人、3グループに分かれての滑走になります。さすがにグループ1は知らない人ばかりなのでグループ2から。

イザボー・レヴィット。21年の全米ジュニアチャンピオンの14歳。参加選手では最年少だそうです。サン=サーンス「白鳥」イナバウアーからの2Aは美しいジャンプ。3Fも流れがあります。コンビネーションスピンもI字がとてもきれい。ロシアの選手みたい。慎重に跳んだ3Lz+3Loでしたが成功。シットスピンも回転が速い。ステップシークエンスもフリーレッグが美しくて大きく見えます。バレエダンサーみたい。レイバックスピンも体が柔らかくてきれい。曲によくあった滑りでした。71.00。もちろんここまでのトップ。

ケイト・ワン。こちらもジュニアから。16歳。2Aは幅のあるジャンプ。3Lz+3Tも跳び上がってから回ってていいですね。シットスピンの回転もきれい。ちょっとスケートのスピードが遅いかな。しかし3Fも成功。ステップシークエンスも複雑。レイバックスピンもコンビネーションスピンも回転速度が一定でいいですね。64.27。

グレーシー・ゴールド。健康的にシェイプされています。「エデンの東」高さのある3Lz+3T。ビッグジャンプでしたね。2Aも幅のある大きなジャンプ。キャメルスピンもいいですね。3Loも高い。素晴らしいですね、ゴールド。レイバックスピンも美しい。笑顔のステップシークエンス。味がありますね。コンビネーションスピンもポジションチェンジが多くて見事。おお、ゴールド復活ですね。お客さんの盛り上がりもすごい。放送席は涙ぐみながらの放送に。67.61。

スター・アンドリューズ。「At last」歌っているのも自分だそうです。さすがアメリカやな。これがまた上手い。3Tはややバランスを崩していますが着氷しました。滑りもジャジーでいい。2Aは成功。キャメルスピンもドーナツの形が美しい。3Lo+2Tはなんとかコンビネーションになったでしょうか。ステップシークエンスは音楽表現がいい。この曲を知り尽くしている感じがあります。歌ってるしな!コンビネーションスピンもいい。続けてのレイバックスピンもいいですね。ジャンプがややもったいなかったですが、アンドリューズの良さが堪能できました。59.43

アンバー・グレン。昨年の全米銀メダリスト。「Scars」高さのある2A。3Aの予定だったそうですが、これはこれで見事。3T+3Tは回転不足でしょうか。コンビネーションスピンはポジションチェンジが多いですね。上手い。しかし次のジャンプが2Loになってしまいノーカウント。しかしステップシークエンスはダイナミックなアンバー・グレンらしいステップ。イナバウアーもきれい。シットスピンは最後がややゆっくりになってしまいました。レイバックスピンはいいですね。終わったときにもう涙ぐんでしまいました。ジャンプが得意な選手だけに。でも魅力は伝わりましたよ。54.80

ガブリエラ・イッゾ。2019年のジュニアチャンピオン。Edith Plaf「Melody」スピードがありますね。2Aはその勢いのまま美しいジャンプ。3F+2Tはまずまず。コンビネーションスピンも回転速度が速い。3Lzは軸がちょっと傾きましたがちゃんと着氷。キャメルスピンも見事です。ステップシークエンスも曲の表現がいい。レイバックスピンも入る前がおしゃれ。終わり方もとても洒落てます。が、今の時代3-2の連続ジャンプではちょっと高順位は難しいですね。と思ったら、なかなかの高得点が出ましたね。67.51。

マライア・ベル。アイドルのようなかわいさのベルも最多出場9回目だそうです。もうそんなになるんですね・・・。Yiruma「River flows in you」3F+3Tの成功に大きな歓声が上がります。2Aも入り方に工夫があります。フライングシットスピンも高さがある。3Lzも成功。ジャンプをそろえました。ステップシークエンスもスピードが素晴らしい。笑顔のスパイラル。伸びやかなベルのスケーティングの良さが光ります。コンビネーションスピンも美しい。レイバックスピンもいいですね。ノーミスです。これは初のオリンピック出場に向けて好発進です。キスクラに座っているのはアダム・リッポン。この振り付けをしたそうです。75.55。ここまでのトップ。

カレン・チェン。映画「レクイエム・フォー・ドリーム」より。カレン・チェンも7回目の出場。3Lz+3Tは成功。2Aは流れがあっていいジャンプ。コンビネーションスピンも素晴らしい。キャメルスピンも回転が速い。ポジションチェンジが豊富です。3Loもツイズルで入って素晴らしい。スパイラルはスピードもあって美しい。ステップシークエンスも力強い。この曲合わないんじゃないかなと思いましたが、意外とカレン・チェンに合ってます。レイバックスピンは相変わらず美しい形ですね。これもノーミス。うれしさのあまり座り込むカレン・チェン。この試合に賭ける思いが伝わってきます。74.55

オードリー・シン。「The Giving」17歳だそうです。昨年は7位。スケーティングが上手。3Lz+2Tは足をついたあとに2Tをつけましたがどうなるのでしょうか。2Aは流れのあるいいジャンプ。ステップシークエンスは17歳とは思えないぐらい上手ですね。キャメルスピンも素晴らしい。3LoもOK。コンビネーションスピンも個性的でいいですね。レイバックスピンはやや短めでしたがどうでしょう。61.77

アリサ・リュウ。「ジプシー・ダンスⅡ」というのはマツケンサンバⅡみたいな曲なんでしょうか。ちっちゃい選手でしたがすっかり大人になりましたね。2度のアメリカチャンピオン。今年からやっとシニアの16歳。3Aは惜しくも転倒。3Fはいいジャンプ。フライングキャメルスピンは曲とよく合ってます。3Lz+3Tも成功。コンビネーションスピンはおもしろいですね。ステップシークエンスはさすがのチャンピオン感。音とよく合ってます。レイバックスピンも手の使い方が面白い。71.42

リンジー・トルグレン。2020年の全米ジュニアのチャンピオン。16歳。アリサ・リュウと同い年だけどちっちゃい印象。「Writing’s on the wall」3Fはきれいなジャンプ。レイバックからの2Aも流れがあります。コンビネーションスピンも回転が速くて体が柔らかい。3Lz+3Tは曲のリズムとぴったり。シットスピンも回転が速い。ステップシークエンスはよく伸びますね。レイバックスピンは体が柔らかいのでビールマンポジションもすごく個性的。すごくいい出来だったのではないでしょうか。FSは3Aを入れるらしいです。70.22

○SPを終えての順位(冬はやっぱりうどんだねと言うことで)
1.マライア・ベル鍋焼きうどん
2.カレン・チェン肉うどん
3.アリサ・リュウ天ぷらうどん
4.イザボー・レヴィットかき揚げうどん
5.リンジー・トルグレンきつねうどん
6.グレーシー・ゴールドあんかけうどん

1位のマライア・ベルは素晴らしい演技でした。マライア・ベルの実力からいうとこれぐらい驚くことではないのですが、好不調の波が激しいところがあるのでFSもしっかりそろえて欲しいですね。あの笑顔がまた見たいです。リッポンをまた喜ばせて欲しい。
2位のカレン・チェンは勝負強いところがある選手なのできっとFSもこのままやりきるでしょう。顔も一層りりしくなってましたし。3位のアリサ・リュウは成長期なのでジュニアの頃のジャンプは難しいかもしれませんが、すごくポジティブな雰囲気だったのでFSもしっかりまとめてきそう。すごいことだと思います。4位イザボー・レヴィットは14歳なのでこのまま伸び伸びと。トリノオリンピックシーズンの浅田真央のように優勝をかっさらっていくこともあるかも。5位のリンジー・トルグレンもFSは3Aで大逆転を狙っていけそう。ジャンプ以外も揃ってます。
そして6位につけたグレーシー・ゴールド。もう実況席も涙涙でしたがその復活劇は見事としかいえません。鈴木明子も22歳から大きく伸びて世界選手権で銀メダルまで取りました。次はグレーシー・ゴールドの番ですよ。

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