フィギュアスケート四大陸選手権2019(1):ペアSP

突然ですが、もうすぐドイツにいってきます。マイク松ですこんにちは。7つの海を支配する、海底に沈んだ古代帝国にフォルス・スタート商会の本社があるという情報を得たので、手がかりを求めていってきます。この流れだと首領は海の生き物を味方にできる力があるのかもしれません。そんなこときいてないのですが。
さて、こちらも突然ですがフィギュアスケート四大陸選手権のレビューはじめたいと思います。ご存じの通り放送がカーリング日本選手権とまるかぶりで、おまけにもうすぐ海外にいくので、すぐ途切れると思いますが、いつものようにマイペースです。
四大陸選手権、今日はペアSPです。

フィギュアスケート四大陸選手権2019、ペアSP。実況は赤平さん、解説は小山さん。
ミニマムスコアのせいでというかおかげというか、たった8組しか出てません。しょうがないですよね。
アメリカのヘイブン・デニー&ブランドン・フレイザーから。デイヴィッド・クックの「ビリー・ジーン」。いい雰囲気ですね。3Twはふわっとソフトなキャッチ。いいですね。3Sはデニーがステップアウト。3LoThはばっちりでした。いいジャンプできましたね。Dsはスピーディ。もう少し低くいけるか。ソロスピンは少しずれましたがまずまず。ステップは少し離れがちでしたが、手をとってからはかっこよくできました。グループ4リフトは降ろすまでの演技も表現力ありました。61.71。
カナダのカミーユ・ルーエ&アンドリュー・ウルフ。アリシア・キーズ「ワイルド・ホース」。2人の関係性がうかがえそうな入り。いいスピードから3Tw。キャッチはまずまず。3Tはルーエが転倒。うーん。グループ4リフトはワンハンド。バリエーションがスムーズでした。リフトは得意そう。3LoThは流れよかったです。ソロスピンは最初ずれてましたがリカバー。回転が速かったです。ステップはユニゾンもいいし、ホールドのうまさもある。Dsの質も高かった。最後はぶらーんって感じでフィニッシュ。いい演技でしたね。57.38。
アメリカのタラ・ケイン&ダニー・オシェイ。スリーピング・アット・ラスト「ターニング・ページ」。いきなりDsから。回転速くてパワー感じます。3Twはキャッチがちょいうまくいきませんでしたが、入りが工夫ありましたね。3Sはケインがオーバーターン。ペアのスパイラルを助走にいれつつ3LoTh。質高いですね。ソロスピンは回転がよくあってました。ステップもよくあってましたが少し最後にずれたかも。グループ4リフトは豪快に決めました。ストレスがなくいい演技が流れてました。66.34。
カナダのイヴェリン・ウォルシュ&トレント・ミショー。カナダ2位だそうです。ビートルズ「カム・トゥゲザー」。でもかなりメタルなアレンジです。3Twは少し高さが足りてなかったか。3Tはばっちり決まりました。加点ありそう。グループ4リフトはウォルシュのポジションがとても難しい。いいリフトもってますね。3LoThもしっかり。Dsは低さをキープ。ソロスピンは豪快にずれました。でも最後は合わせた。ステップはもう少しスピード出したかったです。でもカナダ2位だけあって将来性ありそう。がんばってほしいです。61.91。
中国のウェンジン・スイ&コン・ハン。落ち着いた雰囲気。レッド・エレクトリック「ノー・ワン・ライク・ユー」。でもさすがに最初の動きからトップスピードです。Dsもタメからキレよく演技。ステップからの3Tはスイが転倒。珍しいです。3Twは高さ満載だしうまく決まりました。3LoThはどーんと投げてました。ソロスピンは回転が速い上によくあってますね。そういえばバタフライで入るのもペアでは強みなのか。グループ4リフトはキャリーもスムーズだしポジションチェンジが満載。これはレベルが違う。構成にも工夫があると小山さん。ステップは合わせるだけじゃなくおのおのの動きも工夫。最後までテンション高かったです。久しぶりの国際大会とは思えないですね。74.19。
中国のチェン・ペン&ヤン・ジン。ザ・ルミニアーズ「オフィーリア」。中国にしては珍しくかっこいいダンスから始まります。3Tはばっちり決めました。いい入りですねー。つなぎも工夫してます。3Twは高さありました。キャッチもスムーズ。余裕ありました。3LoThは高さありましたが転倒。ちょっと高すぎたか。Dsはペンのポジションがいい。ソロスピンはちょいずれてましたね。ステップも結構キメがあったり、ムードにあわせた意欲的な振り付けですね。グループ4リフトは入り方が難しい。最後は持ち上げてフィニッシュ。がんばりましたね。次世代のペアって感じ。69.48。趙宏博兄さんが厳しくチェック。
アメリカのアシュリー・ケイン&ティモシー・ルデュク。アメリカチャンプだそうです。エレクトリック・スウィング・サーカス「ベッラ・ベッレ」。元気なプログラム。3Twは高さありました。3Loはしっかり成功。3FThを決めてきました。難度が高いジャンプ入れてますね。グループ4リフトは入りも降りも難しい。Dsは最後も飛び上がるような躍動感。ステップはレベルを上げる要素にならないという距離がめっちゃあいてました。でもおもしろいからいいわ。ソロスピンはポジションは難しい。I字スピンも入れてました。難しいエレメンツをがんばってました。67.49。あれー?もうちょっと高くてもよかったかも。
カナダのキルスティン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ。カナダチャンプ。「ザ・ファースト・タイム・エヴァー・アイ・ソウ・ユア・フェイス」。ちょっとStLiぽい入りから。雰囲気ありますね。3Twは終わってどーんと突き放す。3Tも流れよし。演技に余裕あるし表情ついてます。Dsは大きくパワフル。グループ4リフトはローテもスムーズだしポジションチェンジからローテのスピードアップとうまい構成です。3LoThも流れありました。ダイナミック。ソロスピンは回転速かったしきれいにそろってました。加点ありそう。ステップはエレメンツ感があまりなくていいですね。これはいい演技でした!さすが。雰囲気よく作れてました。74.66。

○SP終わっての順位:(にんげんっていいな)
1. くまのこみていたムーア=タワーズ・マリナロ
2. スイ・ハン一等賞
3. 夕焼け小焼けでペン・ジン
4. いいないいな、ケイン・ルディックっていいな
5. おいしいおやつにケイン・オシェイ
8組の中でもムーア=タワーズ&マリナロとスイ・ハンは光ってましたね。ムーア=タワーズ&マリナロは少しだけかわしてトップ。いい雰囲気でした。どうやって逃げ切るかな。スイ・ハンは転倒してるのに2位。強いです。ペン・ジンもまずまずの演技。表彰台は死守したい。ケイン・ルディックは潜在力的にはもう少し上にいきそう。ケイン・オシェイはベテラン感で安心でした。

カテゴリー: フィギュアスケート パーマリンク

フィギュアスケート四大陸選手権2019(1):ペアSP への2件のフィードバック

  1. ぱんださん のコメント:

    カーリングにスケート、そして3月になったら相撲も!ブログお疲れ様です♪
    (わたし的にはアルペンとノルディックの世界選手権もあり、てんやわんやです)
    ペアはヨーロッパ選手権も10組だったので、
    なかなかどこも練習環境や資金なども大変なのかもしれません。
    10年前にドイツに試合を見に行った時、
    現地の友人がドイツのカップル競技のファンクラブに加入してて、
    1ユーロでお客さんにくじ引いてもらい、持ち寄り品をプレゼント、
    集まったお金を援助したりしてました。
    というわけで、ドイツの冬は寒いと思いますが、お身体には気をつけて行ってらっしゃい!
    旅の無事と、本社のありかもわかるようお祈りしてます(笑)

  2. マイク松 のコメント:

    ぱんださんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    アルペンとノルディック、僕も大好きなのですが、レビューするほどの知識はなく、ただみています。
    もっとペアの選手が増えてくるといいのですが。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)