世界ジュニアフィギュアスケート選手権2011:アイスダンスSD

富井は絶賛かぜ中。看病をするマイク松ですこんにちはなのですが、富井のかぜが僕までうつってきそうな勢いです。2人かぜひいたらこの極東事務所はどうなるのでしょうか。助けて首領!どこにいるかわからないけど!
今日は野球でいいニュースがたくさんあるのですが、世界ジュニアフィギュアスケート選手権のアイスダンスをレビューしておこうと思います。もうすぐシニアの世界選手権、はじまりますし。

世界ジュニアフィギュアスケート選手権、アイスダンスSD。実況は小林さん、解説は渡辺さん。おおー。あの渡辺さん。
ショートダンスはパターンダンスがヴィニーズワルツ。シニアのゴールデンワルツに比べてゆっくりでステップも少ないんだそうです。
フランスのパパダキス・シズロン。すごい大人っぽいカップル。すげー。男女の情感表現もうまい。15/16なのに。すぐにパターンダンスに。スムーズなステップ。RoLiは安定していたのですが、ツイズルで女性が転倒してしまいました。これは痛い。いい雰囲気出していたのに。MiStはちょっとゆっくりですね。でも期待できるジュニアカップル。がんばって。45.68。お通夜のようなキスクラ。
カナダのオーフォード・ウィリアムス。今シーズン組んだばっかり。ビートルズ「ノルウェイの森」「ヘルプ!」。高度な開脚ツイズルがかっこよかった。安定してるし距離も一定ですね。パターンダンスは2人の足が近いしなめらかな滑り。いいトランジションからRoLi。降りが少しよくなかったか。MiStは躍動感のあるステップ。曲をうまくプログラムに取り入れてますね。終わりもきれいでした。工夫のあるプログラム。49.81。これも期待できるカップル。
エストニアのシュトルク・ランド。おお!あの思春期カップル。まだまだお互いに以前は照れがみられていましたがどうか。映画「アナスタシア」のワルツ。ランドもしっかり笑顔できてますよ。ツイズルは無難にこなしました。SlLiはいいポジションでランドもイーグルでLv.4ゲット。しっかりカップルとして成長してます。パターンダンスはうまくできてますね。エッジにも少し安定感が出てる。MiStはよくユニゾンがとれてました。これはいい演技!すっかりカップルとして成熟していますね。技術もMiStでLv.3をとったみたい。50.09。ランドはしっかりおっさんぽくなってランドさんみたいになってますが、シュトルクは相変わらずのツンツンぶりのようです。
ロシアのコシュギナ・モロシュキン。ロシアには期待のカップルがわんさかいるらしいですよ。ワルツ。いきなりMiStから。雰囲気のあるステップだったのですが、終盤で男性がよろけてしまいました。ツイズルは回転があってません。パターンダンスはスピードがある。今までがずいぶんゆっくりに思えます。哀愁漂う音楽によく雰囲気を作り出してますね。最後のRoLiもしっかりこなしました。最後はおもしろい感じのフィニッシュ。50.88。でもここまでで1位。
ロシアのモンコ・カリアビン。優勝候補の筆頭。音楽をかけ間違えてしまいます。改めてスタート。いきなりキレのある動きで世界観をがっつり表現。すごい。SlLiでは多くのポジションチェンジをしっかりこなします。カリアビンのホールドもばっちり。ツイズルは少しずれましたが、パターンダンスは滑りがいいですねー。すいーっと伸びていく。曲の雰囲気もしっかりあわせてる。つなぎの部分でも厳しい演技。MiStへうまくつなげています。ユニゾンもばっちり。最後までしっかり演じました。さすがエース候補。60.62。ぎゃー。でもいつもより5ポイント低いんだそうで。
ロシアのプシュカシュ・ゲレーロ。もりもり雰囲気を作ってパターンダンスへ。見つめ合う視線でダンスの雰囲気が出せてる。かっこいいー。ワルツの音もよくとれてる印象。ツイズルはまずまず。振り付けはロシアというよりヨーロッパの感じ(コーチの色らしい)。SlLiはちょっと短かったか。すぐにMiStに入ります。お互いの距離が変わりすぎると渡辺さん。しかし最後まで物語を作っていました。正統派のダンスというカップルで富井は気に入ってました。55.76。あんまり出なかったか。
スロバキアのヴィスノバ・ショレイ。パターンダンスはロシア組に比べるとやっぱりちょっとスピードとなめらかさがないか。後半はタンゴに音楽を変えてきました。タンゴは得意なのか、いい雰囲気出せてる。MiStも違う演技のようにそろってますね。ツイズルもよかったです。前半と後半はえらい違った感じ。パターンダンスは苦手なんでしょうか。52.00。おおシーズンベスト。
フランスのザモフスキー・ミアート。なんかいけすかないフランス人みたいなカップルだ。でも独特の雰囲気をもってます。パターンダンスの滑りはなかなかなめらか。SlLiはかっこいいポジションでした。ツイズルはあいませんでしたねー。MiStも少しユニゾンがとれてない。若いのに若々しくないカップルでした。48.96。ザモフスキーはエヴァンゲリオンに出てきそうな感じ。そういえばフランスのジャージってプラグスーツっぽい。
アメリカのリッチマン・コペリー。コペリーは十分年を取ってる感じで21にはみえない。アメリカの一番手らしいです。おお。滑りの勢いはある。いきなりツイズルからきました。パターンダンスはきれいな滑りなのにお互いが演技に手一杯でダンスの雰囲気が出てないですね。技術はいい。パターンダンス終わって小芝居で社交ダンスの雰囲気は作ってます。MiStはユニゾンがうまくできてる。最後にCuLiでフィニッシュ。ちょっとプログラムの作りに余裕がない感じはする。55.28。おお3位に入った。シーズンベスト更新。
アメリカのボナコルシ・メイガー。純白のドレスとタキシード。かっこいいわ。「マイ・テンダー・アンド・スイート・ビースト」。パターンダンスは2人がよくそろったステップ。よかったのですがツイズルで男性が手をついてしまいました。うーん。RoLiはもうちょっとホールドがんばらないと。MiStはよくそろえてました。うーんあのツイズルがおしい。いい雰囲気作ってたのに。48.63。
スペインのウルタード・ディアス。スペインの選手で初めてアイスダンスで世界ジュニアに出場したんだそう。おもしろい衣装です。今までとはがらっと変わって表現系の演技。パターンダンスは足下がおぼつかない感じです。表現の意志は十分感じるのに。ツイズルはそろってないです。そういう仕様でしょう。RoLiは安定してました。MiStはユニゾンはとれてますがレベルがとれてない。ここからスペインのアイスダンスが始まるんだと思うと、パイオニアとしてがんばってほしいです。48.84。
アメリカのカヌーシオ・マクマナス。最初はツイズル。大きな動きで迫力を出してますね。パターンダンスはソウルフルな曲をしっかり演じてます。RoLiから音楽を変えて雰囲気も変えてきてます。2つめのRoLiは激しい上下運動で酔いそうでした。体力系なんだろうか。頼もしい演技でした。50.94。シーズンベスト。
○SD終わっての順位:
1. モンコ・カリアビン号
2. プシュカシュ・ゲレーロ号
3. リッチマン・コペリー号
4. ヴィスノバ・ショレイ号
5. カヌーシオ・マクマナス号
6. コシュギナ・モロシュキン号
7. シュトルク・ランドさん号
アイスダンスの次世代はパターンダンスへの対応に苦慮している感じはありますね。みんなまだこわごわやってる感じ。でもさすがロシア勢が台頭してきているみたいです。すでに十分うまいですが、ジュニアはなんというか恐れを知らぬ若者たちがみられるところですし。FDも楽しみです。

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