大野雄二の「犬神家」サントラが紙ジャケCDで復刻。買う~!仕入れる~!マイク松ですこんにちは。映画は歴史に残る名作ですが、サウンドトラックも大野雄二の名作です。カリオストロの城と同等の存在ですよ。スケキヨだけじゃないのです。
さて、オリンピックももうあと少しです。フィギュアスケートをみたら、あとは時間を気にせずじっくりカーリングや、ほかの競技を空気読まずにみるのです。冬のオリンピックは毎年やればいいんだ。ははははは。
そんなオリンピックの期間中にどうしてもまとめておきたいことがあります。そう、今日はフリースタイルスキー:男女スキークロスをみたのです。当然解説はオレたちの三浦豪太です。
すでにスキークロスの紹介VTRで豪太の爆笑解説(文字通り爆笑している)が使われているあたり、もはやスキークロスといえば豪太です。そんな豪太の解説は、(1)天真爛漫に笑ったり興奮したりする(所与)、(2)選手の細かな情報をとにかくたくさん披露する(独自取材)、(3)選手をファーストネームで呼ぶ(みんな友達だから)、というふうに特徴がまとめられますが、今日新しい特徴が加わりました。
(4)選手に不思議なニックネームを勝手につける
正直過度にミンポーぽいし、他の人がやったらイケメン魔術師のように普通に炎上しますが、豪太ならしょうがないなと思わせます。そういう人だから。しかもいくつかは普通にみんなに呼ばれているものもありますが、多くは豪太が勝手につけているものです。
今日はスキークロスの中継をみながら、豪太のニックネームを拾い集めてみました。ちなみに男子よりも女子の方が多かったですが、きっと男子でおもしろいこといったから、女子は全部つけてみようぜ、みたいになったんだと思います。ではご披露いたします。
1. かっこいいもの
もちろん豪太もある程度普通の人の感性を持ち合わせているので、かっこいいやつもつけられます。全てを持ち合わせた「ミス・パーフェクト」とか、スピード勝負の「レーザービーム」とか、とにかく全力の「フルスロットル」とか、リスク覚悟で勝負を賭ける「ギャンブラー」とか。こういうのは他の人もいってるのかもしれませんが、かっこいいやつに分類されると思います。でもだいたいは首をひねる感じのものです。
2. 情報に基づくもの
豪太はとにかくしっかり取材する、というかだいたいのスキーヤーと仲がいいみたいな能力を持っているので、そういう情報からつけられたものもあります。たとえば、
「二刀流」
「メダリスト」
「パイロット」
みたいなのです。首はひねると思いますが理由はあるのです。「二刀流」はスキークロスの他にMTBもやってる、「メダリスト」はほんとにオリンピックのメダルももってますが、いつもレースには子どものくれたメダルを持ち歩いている、「パイロット」はもともと軍のパイロットになる予定だったがスキークロスの選手になった、などです。もっとおもしろいのは、
「リーダーのたまご」
ですね。どうも経営学を学校で学んでいるらしいということで。普通にリーダーだけでいいやろとも思うのですが。
3. 特徴をざっくりとらえるもの
このへんから豪太の感性が徐々に突き抜けていきます。どう考えても首をひねるばかりなのですが、理由がないわけではない、というものです。たとえば、
「カントリーボーイ」
「攻撃的なホット・チリ」
「ハイレベルな気分屋」
「不死鳥」「刺客」
「忍者」「くノ一」
「石川五右衛門」
などです。わかります、首をひねりますよね。1つ1つ説明したいのですが、納得してもらえないかもしれません。「カントリーボーイ」はカウボーイハットがトレードマークらしいです。「攻撃的なホット・チリ」は文字通りという感じですが、カントリーボーイも含めて微妙にほめてないよなと思わせます。「ハイレベルな気分屋」は正直強いのか弱いのかわかりません。
「不死鳥」「刺客」はアルペンからの転向組につけているのですが、ぶっちゃけ人聞き悪いですよね。「忍者」「くノ一」は素早さとコーナーワークで追い抜く能力をほめていると思うのですが、別の呼び名でもいいでしょう。特に忍者はスイスのニーデラーのことですが、前の大会から引き続いて呼んでます。「石川五右衛門」は後ろから順位を盗む的なニュアンスで勝手につけるばかりか、その選手が前に出たあと転倒したら「今回は順位を盗まれてしまいましたね」とうまいこといってました。誰も頼んでないよ。
4. もうなんというかごめんなさいなもの
最後のカテゴリーはもう常人の感性では測れない、別の世界へ飛んでいったハラダ的なものです。残らずうちの豪太がほんとにごめんなさい的なやつです。1つ1つご紹介していきます。まずはこちら。
「ひげ」
すごい立派なひげをはやしていた選手がミスターマスタッシュと呼ばれていたので、日本語にするとひげです。まあこれ自体はそんなにひどくないのですが、この選手がなまじ強い選手なばかりに、どんどん引っ張っていきます。どうもスポンサーがつくくらい立派なカイゼルひげだったのに、キューバの床屋さんに間違ってそられてしまったとか、ひげがなくてもこの人は速いのかが今大会最大の関心事ですとか。おなかいっぱいになるまでネタを披露していました。
「七転び八起き」
日本同様そんなに国のバックアップがなく、苦労して強化してきた選手をこう呼んでいるのですが、スキークロスの選手が転んだらだめでしょ。あぶないから。
「梅原のチームメイト」
日本代表の梅原といっしょに強化してきたかららしいのですが、もうちょっとなんかあるでしょ。マツザカのキャッチボール相手みたいなやつだよ。
「職人」
この人はもともとクレイジーなんとか(名前)という違ったニックネームで呼んでいたのです。しかしファイナルになって急に思いついたように職人に。しかも理由の説明なし。一気にイメージ変わりました。名前がついているんだし、直前で変えるのやめてあげて。
すごいでしょ豪太の感性?みなさんもう十分おなかいっぱいだと思うのですが、この日の最高傑作を最後にご紹介したいと思います。これです。
「右」
これだけです。右です。ちょっと耳を疑いますが、選手を紹介するときに「ミス・パーフェクトです」「ザ・レーサーです」「メダリストです」「右です」という感じで普通に並べています。どうも験を担ぐタイプの選手らしく、いつも右手とか右足とかから入ったりするから右だそうです。豪太自身「他にはちょっとわたしもよく知らないのですが」といってました。絶対他になんか知ってるでしょ。人を右と呼ぶとか大江健三郎の小説でしかみたことなかったのですが、結局その選手がレースを終えるまでずっとその選手の呼び名は右でした。
常々僕は人や選手にうまくニックネームをつけられる能力を身につけたいと思っているのですが、豪太をみていると必要なのは能力ではなく人徳なんだなと思い知らされます。豪太だから可能なんだ。
4年に一度のオリンピック、豪太がいないと始まらないし終わらない。今年も満喫しました。北京もよろしくお願いします。
あだ名まとめ素晴らしいです!放送見ながら、もう気になってしょうがなかったです。「右」の時は、ずっと組まされている実況の板垣アナがとても困ってるように見受けられました…。
真面目にちゃんと解説もしてるんですが、そこが伝わるよりも豪太伝説が前に出ちゃうんでしょうねえ。面白いけど少し損してるのかもしれませんね。面白いけど!(強調)
冬のオリンピックで 豪太を楽しまずに 何を楽しむんだ(をい)
右 確かに大江健三郎とか カフカ マイナーどこでは倉橋由美子的だわ
(これでも 日本文学(戦後の現代文学)で卒論書いたアタクシ)
アルファベット1文字だったら さらにカフカだわ
ハイレベルな気分屋は 間違えると発達障害(ADHD)チックかも(汗)
とにかく フリースタイルスキーにモーグル以外にも いろいろな競技があって
それぞれ楽しい見方があるのを 教えてくれる 豪太さん最高です\(^^)/
スキークロスや スノーボードクロスのW杯(あるのかな?)
やXゲーム(やってるのかな?)を オリンピックイヤー以外でも
放送してくれたら お金払ってでも見たくなりました
morina0321さん、ぱんださんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
>morina0321さん
気になりましたよねー。豪太はニックネームの名人です。
でも解説も普通にしてるし、情報収集の精度がすごいですよね。だからこそ受け入れてしまうんです右も。
>ぱんださんさん
フリースタイルスキーの裾野を広げる解説ですよね。
ほんとにワールドカップやXゲームみたくなりますもの。そっちでもみたいです右が。