オリックの試合みていたのですが、コヤノさんがいいホームラン打ってました。アッパーデッキに当たったボールがオリックの応援団席におちていったのですが、それをみているオリックファンがマッドマックスの虐げられた人たちみたいにみえたマイク松ですこんにちは。それだけ得点に飢えてるってことですね。
今日は世界選手権、ペアSPです。
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フィギュアスケート世界選手権、ペアSP。実況は赤平さん、解説は岡部さん。後半を中心にかいつまんでみています。オリックの試合が長すぎるのが悪いのです。
カナダのルボフ・イリュシェチキナ&デュラン・モスコビッチ。なんでこんなとこにいるんかな。レッド・ツェッペリン「あなたを愛し続けて」。最初の部分でぶつかり稽古のように激しく当たってました。3Twは高くいけました。3Tもまずまずいいジャンプ。いい出だしです。3LzThは入り方も印象的でした。もちろん成功。ステップはユニゾンがよくとれてる。動きがきっちり合ってました。Dsへの入り方もとてもおもしろかった。よく工夫してます。グループ5リフトは両回転で、その終わりがペアスピンにつながってました。まあこれくらいは十分できますよね。もっとあとの方で出してもよかったくらい。キスクラでイリュシェチキナ笑ってます。あんな感じで笑えるんですね。68.17。
イタリアのヴァレンティナ・マルケイ&オンドレイ・ホタレク。SPは「カルメン」なんですね。この辺の演技はさすがマルケイ。3Sは幅もあったし流れもあった。2Twはうまくキャッチできず。こっちは逆に課題。グループ2リフトは重そうでしたがバリエーションもありました。3FThはほとんどシングルのジャンプでしたね。スローいらんくらい。Dsはしっかり。もっとレベル上げていけそうですが。ステップは技術の見せ所です。音楽をよく使いながらキレのあるエッジワーク。ペアスピンはいい回転軸でした。いい演技できましたね。毎年少しずつうまくなっていけばいい。59.76。
カナダのキルスティン・ムーア=タワーズ&マイケル・マリナロ。エタ・ジェイムス「イフ・アイ・キャント・ハヴ・ユー」。入りはスピード感もある。3Twはぎりぎり成功。3Tはツーフットだったか微妙なところ。グループ4リフトは難しい降ろし方。3LoThは流れがいい着氷でした。こういうのはこのカップルの武器。ペアスピンは回転が速かったです。アスレティック能力は高い。ステップからDsへの流れも、とてもエンターテインメントを感じました。いい演技。66.06。
ドイツのアリオナ・サブチェンコ&ブルーノ・マッソ。世界選手権に戻ってきた。「シルク・ドゥ・ソレイユ」より。エッジのなめらかさからして違いますね。3Twはすごい高さ!余裕をもってキャッチ。でかいなー。3FThはツーフットです。もったいない。ゆっくりいきすぎました。3Tは決まりました。グループ4リフトはお姫様だっこでイグジット。ペアスピンは両回転ですね。ステップは最初はダンスステップです。これも見事ですが離れてもユニゾンをしっかり、しかもバランスよく。つなぎ部分が岡部さんのいうように自然だから演技全体がよく組み立てられますね。Dsでフィニッシュ。すごい歓声です。技術の高さを見せつけましたね。74.22。スロージャンプがもったいなかったですが。
ロシアのエフゲーニャ・タラソワ&ウラジミール・モロゾフ。「ロード・オブ・ザ・ダンス」。おもしろポジションからスタート。でも始まってみると真剣です。3Twは高さもあるし回転がキレある。ふわっと降りてきます。3Tもタイミングあわせて成功。3LoThは高さ出せましたねー。ビッグジャンプ。Dsへもスムーズにつなげました。モロゾフのズボンが釣りの胴長靴みたい。ペアスピンは逆回転でスピードアップ。グループ4リフトはローテがスムーズ。ステップでモロゾフがちょっとつまづいた。アスレチックなよさをしっかり出せました。72.00。こっちにソルコビーがいます。
フランスのヴァネッサ・ジェームス&モルガン・シプレ。ジェームスがスパイっぽい衣装。「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」。みるたびにスピードが上がってる印象。3Twはしゅぱっと上がる。キレあります。3Tは少しずれました。グループ4リフトは上げ方もスムーズ。軽々とあげてます。ナイスシプレ。3FThはちょっと詰まりましたね。Dsはいいポジションがいきますね。ステップは入れ替わりのときにしっかり感情表現。よくなってる。ペアスピンはもっと速くいきたかったです。全体でいい演技でした。曲をよく聴き込んでる感じ。66.69。
中国のチェン・ペン&ハオ・ジャン。おっ久しぶり。がんばれ。ビートルズ「カム・トゥギャザー」。最初にDs入れてきました。回転がスムーズで速い。ハオのパワーいきてます。3LoThは転倒。ペンがフェンスにぶつかってしまいました。これは珍しいですね。ソロジャンプに間に合わず。グループ4リフトはもう軽々。バリエーションも見事。ステップは真ん中のメリハリ部分がいい感じでした。終盤に3Twをもってくるという構成。なるほど。ペアスピンでフィニッシュ。転倒のダメージを引きずってしまった感じでしたね。おだいじに。60.01。うーん。
タチアナ・ボロソザル&マキシム・トランコフ。会場の期待が高まります。ボリウッド・セレクション。導入が厳かでいい感じにバージョンアップ。すごいスピードから3Twは高さばっちり。レベルの違いを見せつけます。3Sはイーグルから入ってきました。3LoThはツーフット。わかりやすいツーフット。グループ4リフトは上でもあぶなそうですが安定してます。ステップはもうがんがん踊りまくる。2人でストップを合わせる心憎い演出も。Dsはダイナミックな入りから大きな回転でした。ペアスピンは少し動いてましたね。ちょいちょいミスありますが、よいものをみたという印象はゆるがず。77.13。
ロシアのクセニア・ストルボワ&ヒョードル・クリモフ。「アイ・プット・ア・スペル・オン・ユー」。またこの曲。でも歌ってる人は違いますね。それだけでも雰囲気が違うのに、しっかりあわせてくる。スピードにのって3Twはかついでしまいました。3FThはいい感じ。3Tはタイミングもばっちりで流れのあるジャンプ。加点もらえますね。すぐDsにつなげて、ステップへの流れもきれい。ステップはもっといけそうな感じはしますね。スピードがほしい。グループ4リフトはバリエーションも安定してました。クリモフがんばってる。ペアスピンはポジションが曲表現できてました。いい出来。がんばりました。73.98。結構出た。
中国のウェンジン・スイ&コン・ハン。スイ、メイク変わった?(毎回いってます)「禁じられた遊び」。3Tはタイミングあってました。3FThは余裕もって降りてました。そして出ました、独特のポジションのペアスピン。会場も沸きます。3Twは手上げ。また1つ進化技です。グループ4リフトは降ろし方もスリリング。テンション高いですね。Dsからステップに。メリハリのある曲をうまくいかして、みせる構成にしてますね。これはノーミスできましたね!実力をしっかり発揮できました。80.85!80点乗りました。すばらしいです。趙宏博兄さんも満足そう。
アメリカのアレクサ・シメカ&クリストファー・クリエリム。地元で大歓声。メタリカ「ナッシング・エルス・マタース」。いきなりDsから入ります。入り方の流れがとても印象的。3Twは高さ出せてましたね。最初からスピードも出てる。3Sはクリエリムが転倒。もったいない。グループ4リフトはシメカのポジションがんばってる。3FThはその前のステップも工夫してました。ステップは曲の激しさに負けない躍動感ある動き。ペアスピンは後半加速してました。ジャンプだけでしたね。うまくまとめました。71.37。
カナダのメーガン・デュハメル&エリック・ラドフォード。四大陸はしんどかったですがこっちにあわせてきました。エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」。軽いStLiのような動きで引き込みます。3Twはいけました。スピードにのって3Lzきっちり決めてきました。3LzThはスピードが落ちてタッチありましたね。もったいない。ペアスピンは歌にきっちりタイミングを合わせてる。回ってる中でも表現。このへんの能力ですね。ステップは元気にテーマ表現。やっぱこういう滑りですよね。グループ4リフトたんに難しいことをするのではなく、曲に寄り添うような演技です。Dsの終わりまできっちり演じきりました。本領発揮ですね!またアメリカにあいそうな演技。78.18。いい点でました。十分上を追えますね。
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○SP終わっての順位:(どんなときも。的に)
1. スイの背中は自分が思うより正直かい? ハンに聞かなきゃ不安になってしまうよ
2. 旅立つデュハメルの為にちかったあの夢は 古ぼけたラドフォードのすみにおきざりのまま
3. あの泥だらけのボロソザルじゃ追い越せないのは 電車でも時間でもなくトランコフかもしれないけど
4. どんなときもどんなときも サブチェンコがマッソらしくあるために
5. 「好きなものはストルボワ!」と 言えるクリモフ抱きしめてたい
6. どんなときもどんなときも迷い探し続けるタラソワが モロゾフになること僕は知ってるから
スイ・ハンがトップにきました。ノーミスの演技で80点オーバー。中国期待のカップルがここまできたんですね。すばらしいです。とはいえ上位は混戦。デュハメル・ラドフォードは2位。あの演技でトップにこないのは想定外だとは思いますが、すぐ逆転できる差です。ボロソザル・トランコフもまったく射程圏内ですから優勝を狙えるでしょう。少しの差でした。サブチェンコ・マッソは4位。あんなに前半で滑ったのにこの順位。表彰台をうかがえるいい位置でした。FS楽しみです。ストルボワ・クリモフとタラソワ・モロゾフはもう一息。世界選手権を飛躍の機会にしたいですね。
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