フィギュアスケート世界選手権2016(1):アイスダンスSD

熊本の地震がはやくおさまってほしいマイク松ですこんにちは。だいじょうぶ、しばらく住んでましたが、九州の人は強いですから。早速義援金募集が始まってますので、よろしくお願いいたします。
さて、やっと今年のフィギュアスケート世界選手権のレビューはじめます。今日はアイスダンスSDです。

フィギュアスケート世界選手権、アイスダンスSD。実況は小林さん、解説は滝野さん。滝野さんの解説きいてると、アイスダンスもすなおに楽しめばいいんだなと思わせてくれます。第5グループからみていくので、第4グループまでにいいカップルがいたら教えてください。
第4グループまでのトップはロシアのヴィクトリア・シニシナ&ニキータ・カツァラポフ。さすががんばってます。
イギリスのペニー・クームス&ニコラス・バックランド。オペラ「こうもり」より。序盤は少し音楽とずれてる感じでしたが躍動感はある。パターンダンスはスピードがあって気品を感じますね。つなぎの部分でも流れるようなスケーティング。華やかです。ツイズルはまずまず。パーシャルステップはステップもとてもいいし、表現力もしっかり。オペラの一幕のようです。RoLiでフィニッシュ。ここまでで表現をしっかり高めてきましたね。68.23。トップにきました。
アメリカのマディソン・ハベル&ザッカリー・ダナヒュー。最初呼び間違えられて苦笑い。「ハレルヤ」。この叙情ある入りがすてきなんですよね。すぐ一体感を出してくる。パターンダンスもぜんぜん規定感がない。FDのような自由さをもってます。ツイズルはばっちりあってました。パーシャルステップはワルツとマーチのリズムをばっちり変えてると滝野さん。CuLiの表現もフィニッシュに至る流れ全部含めてエレメンツでした。この舞台にしっかり用意してきましたね。68.44。でもLv.4を取り切れなかったみたい。
ロシアのアレクサンドラ・ステファノワ&イヴァン・ブキン。ボブロワ・ソロヴィエフにかわっての出場です。パターンダンスへの入り方が華々しいしその世界にしっかり引き込んできます。ステファノワすごく集中してますね。神経が行き届いてる。シットのツイズルは必殺技。SlLiは空中でのポジションチェンジが大変そう。ブキンの足が心配。音楽変わってパーシャルステップはしっかりアクセントを合わせてきます。最後までしっかり演じてました。成長してきてますね。63.84。
イタリアのシャルリーヌ・ギナール&マルコ・ファブリ。躍動感がある入り。どんどん滑ってます。ツイズルは回転が速いしよくシンクロしてますね。アクロバティックな入り方のCuLiはすごい危ない入りでした。パターンダンスはわかりやすい入り方。ワルツのリズムをしっかり踏みながら、ディープエッジかつスピードある。パーシャルステップもスピードキープしながら、明確に音楽の変化をみせてますね。きっちりフィニッシュまで滑りました。世界観をしっかりもって出せてました。イタリアがんばってます。65.96。
カナダのパイパー・ギルス&ポール・ポワリエ。エキサイティングな衣装。「ビートルズ・メドレー」。曲を変えてきてるんですね。ツイズルは衣装が派手だからシンクロしてるのがよくわかります。意外な効果。パターンダンスはみたところ曲の変更は当たってる感じしますね。見る方にもわかりやすい。RoLiは激しいけど安定してます。さすがポワリエ。音楽変わってパーシャルステップも技術もみせながら楽しくてピースフル。あの頭でホールドする伝説の都築ホールドも健在。最後はピースサインでフィニッシュ。大幅に、大幅によくなりましたね。すべてのピースがそろった感じでした。最近まれにみるいいプログラム。よう仕上げました。70.70!おおー!!みんなびっくりです!あの衣装、近くに見るとジョジョの衣装に見えるわ。
第6グループ。
アメリカのシブタニ兄妹。ボストンは地元です。がんばりたいですね。「コッペリア」。マイアの人形の演技もよくなってます。パターンダンスは必殺のワルツ。ワルツに関してはほんとに世界トップのカップルですね。見事ですね。ツイズルは完璧なシンクロです。滝野さんもGOEが足りないとのこと。パーシャルステップはマーチにあわせていてもスピード感を失わない。すべての音を大事にしてますね。RoLiの安定感もばっちりでした。うーんいうことがないですねー。アイスダンスの生み出す流れそれ自体の美しさで勝負できる。74.70!うわー。
アメリカのマディソン・チョック&エヴァン・ベイツ。アメリカらしいプログラムですね。1つ1つのポジションがアメリカらしい。パーシャルステップはもはやムーディな雰囲気で規定忘れてそう。「アンチェインド・メロディ」に入ってラブの雰囲気をもりもり作っています。ツイズルは少しミスあったか。パターンダンスは音楽の中でステップに注目させるような。どこまでも愛を探させます。RoLiでフィニッシュ。もっと雰囲気、世界観を高めてきましたね。72.46。シーズンベスト更新。
カナダのケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェ。完璧な衣装と滝野さん。完璧だそうです。SlLiはほんとにぱっとポジションに入ってました。この雰囲気を壊さないような。パターンダンスはエッジも深いしまったく規定感はないですね。ツイズルはよくあってました。パーシャルステップは文句のつけようのない舞踏会感がありますね。たぶんいったことないけど、舞踏会ってこんな感じなんだろうと思ってしまいそう。正統派のアイスダンスでした。71.83。まだまだできると思われたのかも。
イタリアのアンナ・カッペリーニちゃん&ルカ・ラノッテ。「メリー・ウィドウ」。入り方の雰囲気たるや。ツイズルは着氷のタイミングがずれてしまいました。パターンダンスは流れもエッジワークも完全に融合。1つの表現になってます。そしてLの力よ。この影となるホールド。パーシャルステップでも1つ1つのステップをしっかりみせる力。明確にアピールできてますね。RoLiでフィニッシュ。まずまずいけました。70.65。のびませんでしたねー。レベル高いです。Lv.4取り逃してます。
フランスのガブリエラ・パパダキス&ギヨーム・シゼロン。この濃厚な入り。SDでここまでのドラマ見せてくるんですよね。ツイズルはスピードある回転の中に表現が。パターンダンスはすごいフリーレッグの上がり方。そしてスピード。そしてこの愛の表現ですよ。ストップの部分もかっこいいし、パーシャルステップもなんたる愛の物語。エレメンツ感もステップ感もまったくない。RoLiからフィニッシュへも。すべてが愛でできてました。困るわー。SDで隙がなかったらどうしたらいいんや。76.29。ぐわー。
○SD終わっての順位:(ラブ・ストーリーは突然に的に)(1990年代の曲に入りました)
1. パパダキスから伝えればいいのか分からないままシゼロンは流れて
2. 浮かんでは消えてゆくありふれたシブタニだけ
3. チョックがあんまりすてきだからただすなおにベイツと言えないで
4. 多分もうすぐウィーバーも止んでポジェたそがれ
5. あの日あの時あのギルスでポワリエに会えなかったら
6. カッペリーニちゃんはいつまでも見知らぬ二人のL
パパダキス・シゼロンがトップにきました。わりとSDは1位じゃないときが多かったのに、ついにSDでトップにきてしまいました。SDもFDと同じようにやればいいんだなと気づいてしまったよう。強いです。
2位はシブタニ兄妹。この舞台で2位にきました。敵は強いですが地元で全力の演技をみせてほしいですね。3位はチョック・ベイツ。こっちの方がすごい。最高の演技になりましたね。地元やし表彰台も死守したい。4位はウィーバー・ポジェ。まだ上は狙えそうです。5位はギルス・ポワリエ。正直誰の演技が記憶に残ったかといえば、このカップルの演技が一番心に残りました。意欲的なプログラム大好き。カッペリーニちゃん with Lは6位。ベストを尽くしましょう。自分の滑りはできてる。

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フィギュアスケート世界選手権2016(1):アイスダンスSD への3件のフィードバック

  1. ゆみさまま のコメント:

    ご無沙汰しております。
    クリスと村元かなちゃんのカップルの演技もぜひ見てください。
    とても素敵でしたよ。

  2. まったく のコメント:

    とにかくとにかく、シブタニズ!
    今季特に良い演技ですよね~、決して小柄ではないマイアを
    マリオネットみたいに連れてくるシーンから笑顔がこぼれて
    しまいます。

  3. マイク松 のコメント:

    ゆみさままさん、まったくさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    >ゆみさままさん
    ありがとうございます。FSみておきました。期待させてくれますよね。もっとよくなる。
    >まったくさん
    もう全米チャンプですからね。最高のコンディションできてくれてますよね。

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