フィギュアスケート全米選手権2015(2):男子シングルSP

「ITエンジニアのためのハイプレッシャー下での対応術」。読んでみたいマイク松ですこんにちは。灰皿がとんでくるのってなかなかないですよね。
全米選手権、今日は男子シングルSPです。

全米フィギュアスケート選手権2015、男子シングルSP。実況は赤平さん、解説は杉田さん。よろしくどうぞ。
第1グループ。
フィリップ・ウォーレンからスタート。楽しそうに滑ります。3F+3Tから決めてきました。堅実です。3Aは高さはありましたが転倒。キャメルスピンはゆっくり。苦手っぽい。ステップはアピール力は高いです。こういう選手にもっとうまくなってきてほしいんですが。ステップからの3Lzはエッジは微妙。シットスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。キスクラでもいい人っぽいです。61.13。
ロス・マイナー。ここで出てきますね。「追憶」。さすがの滑りのよさ。年々エッジワークがうまくなってます。ステップからの3Fもキレありました。ここは堅実にいきたい。3Aも成功しました。やった。キャメルスピンは姿勢がばっちり。水平って感じです。3Lz+2Tは間にターンが入りました。どんまい。シットスピンは軸ばっちり。最後のコンビネーションスピンはスムーズなポジションチェンジでした。最後はイーグルでフィニッシュ。いい出来でしたね!マイナーらしい演技でした。82.25。
アレキサンダー・ジョンソン。コロラド出身。3Aは慎重に決めました。3Lzは前向きに降りてきてしまいました。キャメルスピンはまずまず。安定しないですね。3F+3Tはステップアウト。ジャンプがそろわないですねー。シットスピンからステップ。がんばれがんばれ。コンビネーションスピンでフィニッシュ。キスクラのマタギみたいなコーチが気になる。68.46。
セバスチャン・ペアネット。「ロミオとジュリエット」。全米初登場。地味なロミオになりそうです。最初は2Aから。シットスピンは脚が長い。うまくいかせてますね。見た目はアボットっぽいのですが。3Tはバランス崩しました。コンビネーションだったか。キャメルスピンからコンビネーションスピン。なんとか。3Sは前向きに降りてしまいました。これはカウントされるのか。ステップではよく情感を表現してました。無念そうなロミオ。42.26。
ネイサン・チェン。期待の選手、15歳。「マイケル・ジャクソン・メドレー」。3F+3Tから入りましたが、リラックスした軽いジャンプ。ステップからの3Lzもなんなく成功。キャメルスピンまでライトな演技でしたが、ステップから「スムーズ・クリミナル」で一気にマイケル化。ムーンウォーク入ってます。3Aはダブルになりました。浅いシットスピンからコンビネーションスピンでフィニッシュ。確かに才能感じますね。将来のアメリカを背負ってほしい。キスクラではゆかいな15歳でした。76.20。PCSがよく出てる。
第2グループ。
アダム・リッポンから。4Lzは回りきってますね!すぐタッチがあったもののいいジャンプ。3Aもいけました。いつものリッポンならここでミスってるところでした。キャメルスピンもさすがのスキルをみせてきます。3Lz+3Tはファーストで手あげ。ジャンプそろったわー!ステップではさらに気迫を見せてきます。バレエジャンプも高い。躍動感もあるし足下のスキルがさすが。シットスピンから、レイバックポジションもみせるコンビネーションスピンでフィニッシュ。やったやった。きましたねリッポン!珍しく会心の演技。84.71!きたー!
ショウタロウ・オオモリ。3Aは軸が傾いて手をつきましたね。3Lzはコンビネーションにならず。3F+2Tでコンビネーションをリカバー。杉田さんにも重いといわれていますが、もっとステップでは軽やかさを出したいところ。シットスピンでフィニッシュ。なかなかうまくいきませんでしたねー。55.60。プログラムが難しかったのではと杉田さん。
キャリエールが故障で欠場したそうです。無念。みたかった。
ジミー・マー。なかなかゆかいな選手っぽいぞ。3Lz+3Tはセカンドで転倒してしまいましたが、そこでも笑顔が。3Aはダブルになりましたがスムーズ。つなぎの動きの中途半端さがすごい。もっと動こうぜ。3Fはいけました。シットスピンはいい感じです。いちいち顔がついているのがすてき。ステップはおもしろいんですが、全体的に何かやりそうでやらないという微妙さがかっこいい。妙に引きつけられる演技でした。59.09。
ロバート・プルゼピオスキー。だいぶ苦労している感じですが大丈夫でしょうか。3Lz+2Tはオーバーターンになりました。2Aは予定通りか。シットスピンはまずまず。3Fはいけました。シットスピンは最後によろっとしました。ステップは大きくリンクを使ってます。キャメルスピンから、最後はヤッホー的なポーズでフィニッシュ。テーマがわかりづらかったですががんばりました。50.07。結構うれしそう。
第3グループ。
ダグラス・ラザーノ。4Tはかっこいいスライディングタックルになりました。キャメルスピンはもうちょっとポジションチェンジがあってもいい。ステップはなかなかのダンスをみせてます。でももうちょっとできるやろ。3Aは回転不足。3T+3Tはいけましたか。コンビネーションスピンはいい実施でした。最後もコンビネーションスピンでフィニッシュ。もうちょっといい演技だと思ったのですが、けがでもしたんだろうか。74.01。あれ?点が出てる。
ジェイソン・ブラウン。相変わらずのラブリースマイル。リトル・ウォルター「ジューク」。最初からしっかり踊って観客を味方に。3Aはなんとか。3F+3Tは大きなジャンプ。ゆったり回ってます。そしてシットスピン。このへんになにげに技術。そしておもしろ振り付け。でもどんなにおもしろでも、きっちりリズムをとってきてるからしっかりみえますね。ずっと踊っていてもブルージーな雰囲気をキープ。3Lzは片手あげ。キャメルスピンのいいポジションに引き続き、コンビネーションスピンでフィニッシュ。なんか1人だけリラックスして滑ってる感じでしたね。あ、またゆかいなヘヤーのコーチがいるぞ。93.36!すごい点出た!
リチャード・ドーンブッシュ。また順番が悪い。がんばれ。キャイーンポーズから。相変わらずエッジワークに物語を感じますね。3Tはもともと4Tの構成のようですが自重。3Aは少し流れて手をつきました。キャメルスピンもただ回ってるだけじゃない。ステップは音楽のリズムをしっかり演技にいかせる。3Lz+2Tからシットスピン、コンビネーションスピンでフィニッシュ。調子はいまいちでしたが、持ち味は出せたか。79.24。おー結構出てる。よかった。
パトリック・ルップ。全米初登場。いきなりサンバダンサー的な衣装で登場。「キューバン・ビート」。でかいジャンプで3Aなんとか成功。あの青い衣装だと新しいポケモンみたいです。3Fは手をついてコンビネーションにならず。キャメルスピンはがんばってます。陽気なラピュタのロボットみたいだ。3Lz+3Tはセカンドでツーフット。ステップは陽気さをしっかり表現。歌いながら演じてます。シットスピンからコンビネーションスピン、最後は「See Ya!」でフィニッシュ。楽しませてくれました。こういう選手がもっと出てきてほしいんですが。56.29。
ショーン・ラビット。「サムソンとデリラ」。3F+3Tをきれいに決めてきました。いいですね。2Aは流れのあるいいジャンプ。きびきびしてます。キャメルスピンはゆっくり。3Lzはいけました。その前のステップがちょっと簡単と杉田さん。ステップはちょっと疲れたかも。がんばれ。笑顔はいいです。コンビネーションスピンでフィニッシュ。いまいちこの演技で何を表現したいのかがみえてこないですね。明確なテーマをもった演技がほしいところ。71.39。
最終グループ。
ジョーダン・モーラー。ジェイソン・ブラウンと同門ですね。全米ジュニア2位。「別れの曲」。3Aは手をつきました。跳ぶ前にスピードが落ちた。3Lz+3Tはセカンドでまた手をついてます。キャメルスピンのポジションはとてもいいですね。柔軟性がある。シットスピンはポジションチェンジがスムーズ。ステップはエッジを大きく使ってますね。3Fは成功。最後のコンビネーションスピンが途中で終わってしまいました。あれは大きい。ノーカウントですかね。67.81。
グラント・ホクスタイン。新しいキューピーみたいなヘヤー。「カルミナ・ブラーナ」。逆回りの選手。3Lz+3Tはくるくるっとまわってます。キレある。3Aもなんとかふんばりました。キャメルスピンは歌舞伎みたいなおもしろいポジション。続いてシットスピンは小さくなってくるくるまわってました。3Fはきっちり成功。ステップはちょっと疲れた。最後のコンビネーションスピンはいろんなバリエーションがありました。75.70。いい点でましたね。
マックス・アーロン。相変わらず鍛えられてますね。「フットルース」。スピードに乗ってます。4S降りました!あぶないところでしたがふんばりました。パワーでこらえた。シットスピンはくるくると回る。次はアップライトスピン。先にやっておこうというところか。3Lz+3Tはでかいジャンプでした。その前のステップもとても軽快。3Aも大きく決めました。ジャンプそろったらこっちのものですね。ステップはばんばん楽しんで滑ってる。こうでないとですね。コンビネーションスピンでフィニッシュ。いい滑りでした。ジャンプそろえてこそアーロン。85.78。
ジョシュア・ファリス。「ギブ・ミー・ラブ」。3Aはいいジャンプ。流れもありました。シットスピンは安定した回転軸。そのあとすぐキャメルスピンからコンビネーションスピン。ユニークなポジションもありました。3F+3Tはセカンドでステップアウト。おしい。キャメルスピンはまたディフィカルトポジション。スピン武器になりますね。ステップは曲をよく聞いてしっかり合わせてます。ステップからの3Lzでフィニッシュ。がんばりましたねファリス!これは1つ壁を乗り越えるような演技でした。いったんちゃうか。90.40!まじか!まさかのスーパー得点!
ティモシー・ドレンスキー。3Aはいいジャンプぽかったですが転倒。3F+3Tはきれいに決まりました。シットスピンは安定しています。ステップからの3Lzもいけました。キャメルスピンもいいポジション。ステップは優雅な構成。曲にあわせてエッジをゆったり使ってました。最後は高速スピンでフィニッシュ。しっかりいけましたね。68.41。
最終滑走はジェレミー・アボット。今年も出てくれてありがたいです。ヴォーカル曲をいかした振り付け。さすがの出来です。3F+3Tは流れもあってばっちり。いいぞ。ただ滑るだけで軽やか。ステップからの3Lzは終わってからのイーグルまで一連の動き。アップライトスピンはすごい速かった。3Aはしっかり踏んばってジャンプそろえました。おっけー!あとは思う存分!コンビネーションスピンも1つ1つのポジションにメッセージがあるよう。ステップはもう天衣無縫の境地。常人ではこなせない動きが次々と可能に。しかもヴォーカルの曲をいかしてます。シットスピンでフィニッシュ。さすがのアボットの滑り。また伝説が生まれてますね。この技術は誰かに受け継がれるんだろうか。有香ちゃんも喜んでおります。89.93。もうちょっと出てもよかった。
○SP終わっての順位:(回転寿司のねた風に)
1. ジェイソン・ブラウン三昧
2. びっくりファリス巻き
3. アボット軍艦
4. あぶりマックス・アーロン
5. 京風リッポン押し寿司
6. マイナー細巻き
トップはジェイソン・ブラウン。一番この全米の舞台を楽しんでいましたね。プログラムも自由ですが、あのマイペースさはすごい。それにしても点出ましたね。
2位はファリス。こんなところに出てくるとは。ほんとにファリスかと思わせますが、クリーンプログラムだったことは間違いない。3位はアボット。どこで引かれたかわかりませんがファリスよりは上だったような。もちろん狙うは全米チャンプ。
4位はアーロン。アーロンらしい滑り。あれやって4位はむしろいいポジションでしょう。FSの爆発が楽しみ。5位はリッポン。リッポンの実力が出せましたね。これくらいやれるよ。6位はマイナー。第1グループで滑ってこの順位。待つ間何してたんでしょうかね。

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