大相撲7月場所2014:13日目

今日は34度で涼しいなあと気温にたいする感覚が麻痺してきた富井です。ところでマイク松も書いていましたが、隆の山が引退!長い間がんばりましたね。隆の山の出現で力士の軽量化が進むかと期待しましたが、やっぱり体重がないと勝つのは難しいのだなあということが分かりました。それでもあのアクロバティックな相撲は素晴らしかったです。これからの人生も幸多きことを祈ります。さて、正面は九重親方、向正面は関ノ戸親方。実況は太田さん。
若の里×逸ノ城。逸ノ城はモンゴル出身の実業団から角界入りした新しいザンバラ。巻きかえに行きながらも休まず攻めて寄り切りました。力強い。あっという間に小結になりそうな予感。
貴ノ岩×時天空。貴ノ岩の上手投げから崩してすくい投げ。時天空も足技を繰り出す暇がありませんでした。
隠岐の海×鏡桜。終始攻めていたのは鏡桜でしたが土俵際で隠岐の海の下手投げ。ああいうとこが上手。でも実力の割りに勝ちが少ないと思う、きっと北の富士さんもそう思ってると思う。
佐田の海×臥牙丸。佐田の海が低い立ち合いから体重の重いガガを上手く押しだしました。佐田の海も上手いなあ。あれじゃあ怪力を出せないですね。
蒼国来×豊ノ島。豊ノ島が腹をつけて寄りだしますが、蒼国来がうまくこらえました。逆に蒼国来の寄りでは豊ノ島が体を入れ替えて下手投げ。
徳勝龍×旭秀鵬。旭秀鵬が一枚しか取れなかったけど力で寄り切りました。
荒鷲×北太樹。通算出場500回の荒鷲。太田さんも「苦労して番付をあげてきました」と祝福。北太樹に立ち合いで押し込まれましたが、土俵際ですくって体を入れ替えました。
宝富士×千代丸。踏み込んだのは宝富士、千代丸の突きが強くて攻めあぐねますが「はたいてくるのがみえみえ(by九重親方)」でさっと身体を密着させて寄り切りました。もっと千代丸は前に出ないとね。
千代大龍×東龍。東龍の強引な投げをしのいで最後は投げの打ち合いになりましたが、きわどいところで千代大龍。
栃乃若×旭天鵬。巻きかえたところからさっとすくい投げの旭天鵬。そのあとトトトっと小走りするところも若々しい!どっちが39歳か迷う。最近は負けも多いけど旭天鵬は東京オリンピックまで相撲を取っていても不思議じゃないな。
常幸龍×妙義龍。埼玉栄高校の先輩後輩、妙義龍が2つ上。立ち合いの鋭さは妙義龍。常幸龍もかわしますが、妙義龍の攻めが休みなかったので体勢を整える暇がなかったですね。これこそ期待の若手の頃の妙義龍の相撲。
照ノ富士×高安。土俵際の攻防で照ノ富士の足が出てしまっていて高安。でしたが、審判長が手を上げるまで2人とも気づかず、行司さんに止められてもまわし待ったがかかったように組んだまま離れませんでした。熱戦だったからそのまま見たかったなあ。
遠藤×嘉風。嘉風のがむしゃら相撲で遠藤が押し込まれるだけの相撲になってしまいました。遠藤に組ませなかったのが良かったですね。それにしても遠藤は懸賞金が多いからみんな激しい相撲を取りますね。高見盛もそうだったけどなんかちょっと気の毒。
豊響×松鳳山。豊響の出足を組み止めて寄りますが、豊響のパワーに逆に寄り切られてしまいました。松鳳山はあの溌剌とした相撲をどこかに忘れてきたみたい。
勢×魁聖。がっちり立ち合いであたりますが、それからじわじわっと勢が寄り切りました。意外とパワーありますね。
千代鳳×碧山。碧山が差して寄り倒しました。千代鳳は無抵抗に見えましたが、あれですかね、九重部屋は親方が解説になると異常に緊張してしまうんでしょうか。普段はもっといい相撲取るのにね。
安美錦×玉鷲。立ち合いでずれた玉鷲。行司さんと安美錦が交錯して行司さんもばったり。安美錦も膝を痛めたみたい。
豪栄道×豪風。立ち合い変化の豪風、でも豪栄道がしっかり警戒していてあっさり押しだしました。
大砂嵐×琴奨菊。琴奨菊の見事な立ち合いでこれぞ大関の貫禄相撲。かちあげの前に懐に入った琴奨菊をもうダンボーなんて呼ばない・・・かもしれません。
鶴竜×日馬富士。日馬富士の素早い変化からはずについてそのまま寄り切り。うーん・・・鶴竜も警戒しないと。相手は4敗しているんだし。とはいえ、変化は白けますね。
白鵬×稀勢の里。立ち合いは互角。いなした白鵬でしたが、それから土俵際で体勢を立て直して小手投げ。白鵬が勝負を焦ってまわしが取れてないのに前に出たのが敗因ですね。しかし稀勢の里!さすがは永世大関(見習い)!!いやー、さすが稀勢の里、面白くしますね。

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