フィギュアスケートカナダ選手権2014(4):アイスダンスSD/FD

ネットカフェにいってきたマイク松ですこんにちは。「進撃の巨人」読みました。これがはやってるとは。でも謎が多いです。
今日はカナダ選手権のアイスダンス。1,2位はともかく、あと枠は1つあります。誰なんだろう。

フィギュアスケートカナダ選手権、アイスダンス。実況は小林さん、解説は東野さん。
SDから。クイックステップ、フォックストロット、チャールストン、スウィングから3つまで選べます。
ケイトリン・ウィーバー&アンドリュー・ポジェから。「42番街」より。ツイズルもしっかり3つやりました。パターンダンス規定らしさがなくてスムーズ。そして意欲的なつなぎ部分。さすがカナダ。MiStは前半は片足。こちらも意欲的。CuLiも入りが難しくてしかもかっこよかったです。SDから攻めてますね。そしていいプログラム。72.68。
アレクサンドラ・ポール&ミッチェル・イスラム。「クレイジー・フォー・ユー」。ポールの衣装かわいいですね。ツイズルはよくあってました。よく練習してる感じ。MiStもよくあわせてるし、ミラーの動きもとてもきれい。パターンダンスもスピードありますね。RoLiはポールのポジションがよかったです。いいプログラムでした。ポール&イスラムも気合い入ってました。なんとか3人目に飛び込みたいですね。67.67。
ニコール・オーフォード&トーマス・ウィリアムズ。「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」ほか。正統派のプログラムですね。ツイズルは入る前にジャンプを入れてあるので2回で大丈夫。パターンダンスは2廻り目でバランスを崩してました。MiStは入る前の雰囲気もよく作れてます。ウィリアムズのホールドもしっかりしてます。MiStはスムーズなエッジワーク。RoLiは勢いがありましたね。雰囲気はよかった。こういうプログラムがもっとみたいなと思いました。61.97。
パイパー・ギルス&ポール・ポワリエ。最初にDiStから入ります。前半はちょっとあってないかなと思いましたが後半はしっかりいけてました。ポワリエのホールド安定してますね。SlLiはポワリエがイーグルでホールド。ツイズルもまずまず。音楽変わっておもしろい顔芸も入れながらパターンダンスに入ります。エッジが深く使えてますね。最後の部分の演技もとてもいい雰囲気でした。東野さんも全体的にしっかりまとめていると評価。65.11。
テッサ・ヴァーチュー&スコット・モア。新コスチュームらしい。最初から一連の流れ。距離感で物語を作ります。MiStはエッジの深さ、ターンの正確さ、組み立て方とすばらしいですね。ツイズルもしっかりパワフルに。パターンダンスもやはりこれまでとはキレとエッジの深さも違います。終わりもしっかりきめてきた。音楽変わって本来のアイスダンスらしいステップをみせておいて、RoLiはエントランスがすごい、回転も速い、レベルも高い、というところでした。横綱相撲にしても強すぎますね。76.16。あ、リフトのタイムオーバーをとられたみたいです。

FD。3位争いが注目です。
オーフォード・ウィリアムズ。「ラブ・ネバー・ダイズ」より。テンションの高い入りからCuLi。いいホールドです。ダンスリフトもゆっくり入って速く回ります。ツイズルはちょっと離れたか。CiStはもうちょっとスピード出したい。RoLiは大きくきれいな回転です。DiStは規定に従ってしっかりポジションを使い分けてますが、ゆっくりになりますかね。RoLiからSlLiの大きなリフトがでました。ドラマチックな曲構成でしたが、全力で滑りきりました。1つロングリフトがあったみたい。152.08。
ギルス・ポワリエ。ヒッチコック「サイコ」より。ホラーなプログラムか。StLiは見事なポジション。得意なリフトなんだそうです。SlLiもギルスのポジションがビールマンで美しい。CiStはちょっとゆっくりになったか。ダンススピンのポジションも難しいですね。ツイズルはちょっと離れましたか。RoLiはポワリエのホールドが見事。すごい遠心力かかってますが安定してます。DiStはクライマックスに向けて盛り上げていきます。最後のコレオリフトもすごいポジション。恐怖。最後はポワリエが「オマエどないなってんねん?」みたいな表情でした。もちろん演技ですが最後の顔芸見事。164.52。いい点でました。
ポール・イスラム。「シングル・マン」。気合い入ってます。DiStは滑りがよくのびてますね。足の位置も近い。ツイズルは3つしっかりあってました。CuLiはホールドが短かったか。CiStはエッジも深くていいですね。SlLiはホールドがワンフット。難しいです。ダンススピンはさくさくと。RoLiはポールの得意なポジションで回転のキレもいい。もう1つRoLiも気合いでまわします。コレオリフトでフィニッシュ。いい演技できました。前回のような悲惨なミスはなかったです。決めるという強い意志を感じました。170.64。この時点で1位になりました。
ウィーバー・ポジェ。「タンゴ・オペリタ」。最初はえぐざいるみたいな振り付けでしたが、タンゴのいい雰囲気を作り出してます。CiStは演技がすばらしい。もちろん技術も高いですが、すでに物語の一部になってますね。ダンススピンのあとの演技もかっこいいです。2人の関係性を距離感で絶妙に表現。RoLiはワンハンドホールドで振り回します。SlLiはスピードがあります。あれだけポジションチェンジしてるのに。DiStはタンゴの歯切れの良さをしっかり表現。CuLiはウィーバーのポジションが見事で動かない。ツイズルはしっかり。RoLiはポジェのホールドで難しいポジションも可能に。しっかりフィニッシュしました。いい演技でした!ウィーバー・ポジェもここまでの男女の愛を表現できるようになりましたね。もはや世界の強豪の1つです。183.54。
ヴァーチュー・モア。バレエ音楽「四季」。滑りの良さだけでエレメンツの前からしっかり世界観を構築。SlLiはポジションがすばらしい。CiStも全然スピードが落ちないし、ステップのなめらかさも滑るごとに物語を。CuLiは効果的なアクセントになてます。ツイズルは足をついてしまいました。めずらしいですね。ダンススピンは回転が速いです。RoLiは回転は激しくて安定。ほんとに簡単にまわします。DiStもあっという間に終わるし。最後のリフトも見事でした。今回のプログラムは2人の絆がテーマらしい。まさにそのようなプログラムでした。194.03。
○最終結果:(むちゃくちゃ略して)
1. VM
2. WP
3. PI
4. GP
5. OW
ヴァーチュー・モアが余裕の優勝。というかもうこれが最後のカナダ選手権になるんですよね。ここまでできるのにと思いますがまあ仕方ないでしょう。オリンピックで有終の美を飾れるか。
ウィーバー・ポジェが2位。これからのカナダを背負っていける力はつけています。表現力がどんどん上がっていく。そしてオリンピックの3組目はポール・イスラムに決まりました。前回の無念を晴らした形になりましたね。よかった。ギルス・ポワリエはいい演技でしたが4位。まだまだこれからですよ。オーフォード・ウィリアムズも。

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