フィギュアスケート全米選手権2014(2):男子シングルSP

ふなっしーに負けないように頑張る。この人はほんとよくないけどすばらしいセンスの持ち主ですよね。あこがれるマイク松ですこんにちは。負けないようにがんばれといっていいのか、そういうの気にせずにがんばれといっていいのか。
今日は全米選手権の男子シングルSPです。

フィギュアスケート全米選手権、男子シングルSP。実況は赤平さん、解説は杉田さん。よろしくどうぞ。
第1グループ。
フィリップ・ウォーレン。最初の入りは複雑にステップ入れてます。3T+3Tはセカンドで転倒。惜しいですねー。いい雰囲気は作ってる。3Aは手をつきました。シットスピンはジャンプして足替えしたらスピードが激減。イーグルからの3Sはあぶないところでした。なかなかまとまりませんがいい雰囲気は作ってて好感は持てる。技術が伴ってくればいいのに。ステップからスピンでフィニッシュ。近くで見るとわりとファンキーですね。55.80。
リチャード・ドーンブッシュ。もうでてくるのか。キャイーンみたいなポーズから。叙情ある出だし。4Sを決めてきました!やりましたー!でも次の3Aあたりで…おー決まりました。上出来です。3つまとめてくるんやで。アップワードのキャメルスピンもきれいになポジション。この表現力はさすが。ステップでは拍手も起きてます。音楽をよくとらえてる。3Lz+3Tが決まった!というところで現地の映像が乱れています。なんだこの映像。映像が戻ったら演技が終わっていました。まあいいか。観客がスタンディングオベーションなのでよかったんでしょうと赤平さん。また振り返るかも。92.04!うわー!まじか!!
ショーン・ラビット。最初の立ち位置を間違えて移動してます。スピードは出てる。で最初は2Aから入りました。3Lzも転倒。スピンは長い手足をいかしてます。ステップからの3S+3Tはやっと決まりました。スピンは速度が出ずまわれてないかも。ステップはがんばってはいるのですが。スピンまでしっかり演じました。笑顔がすてき。どうも日本語がうまいらしい。60.58。なんか骨折してて演技してたみたい。
キーガン・メッシング。「シング・シング・シング」。4T跳んできましたね!ぎりぎりふんばりました。すごい細かいステップで楽しい雰囲気を作り上げ手間アス。3Aは途中でバストしてある意味独創的なジャンプでした。シットスピンはポジションがおもしろい。ステップはのびはありませんが、長く長く、細かく細かく滑ってます。これはこれで味がある。キャメルスピンからコンビネーションは1F+3Tで手をつきました。うーん。がんばって挑んだんですが跳び急いでましたね。スピンでフィニッシュ。61.15。
第2グループ。
ダグラス・ラザーノ。ドビュッシー「月の光」。3Aはなんとかぎりぎりセーフくらい。4Tは手をついて成功。成功じゃないけどきれいに手をついてました。キャッチフットスピンはいいポジションでした。3T+3Tはきっちり決まった。ちょっとエレメンツ間で切れ目が目立ちますね。もうちょっと全体的に流れが出てくるといいのに。おしい!ラザーノって感じでした。75.18。
スコット・ダイアー。宇宙っぽい待ちポーズ。きれいな2Aから入りました。3T+3Tはセカンドでステップアウト。スピンはまずまず。3Lzは転倒してしまいました。ここからどう持ち味を作っていくか。あと背中のラインがもう少しきれいになるといいのになと思いました。コンビネーションスピンはうまかったです。55.78。
ブランドン・ムロズ。やっと頼りになるやつが出てきたぞ。サンタナの曲。4T+3Tを最初から決めてきました!よっしゃ。というか意外に黄色い声援が多いな。しかし3Aの跳ぶタイミングが合わず1Aになりました。だめだなー。ステップからの3Lzはちょっと詰まったか。なんかこんなに足長かったっけムロズ。筋肉もついてアスリート体型になってきましたね。ステップはもうちょっとエッジワークにキレがほしいところ。パワーとキレの両立が課題でしょうか。最後はゆっくりしたコンビネーションスピンでフィニッシュ。あのアクセルは痛かったですねー。70.57。
スティーブン・キャリエール。おー久しぶりー!!「シェヘラザード」。4Tは跳んでたのに転倒。これはおしい!ばっちりでしたけどねー。キャッチフットスピンはてきぱき。3Aもシングルに。シットスピンは回転が速かったです。足替えてもキープ。3Lz+2Tはファーストでバランスを崩しました。技術は間違いなく高いし、まだそれはキープしてるみたい。いいコーチでもいて固めてくれるといいのに。ステップの表現力もまずまず。高速のコンビネーションスピンでフィニッシュ。うーん惜しい。技術はある。64.42。
ジェイソン・ブラウン。期待の若手きました。3Aはスピードは落ちてますが決まりました。続いて大きな滑りから3F+3Tを成功。よしよし。キャッチフットスピンはチェンジエッジしても回転が速い。シットスピンも軸が安定してます。3Lzは手上げで決めてきました。流れもいい。ステップはエッジワークもキレがあるし、上下の動きも入ってます。地味な音楽もしっかり踊りこなしてるし。コンビネーションスピンでフィニッシュ、の直前にちょっとバランス崩しましたが、あれは採点に入るかな。87.47!いい点出ました!
第3グループ。
ティモシー・ドレンスキー。全米シニア初登場。3F+3Tはセカンドでオーバーターン。高さはありました。3Aはエモーショナルな激しい転倒。雰囲気はよく作れてるのに。昔のロシアの選手みたい。シットスピンからつなぎの部分はもうちょっとがんばりたい。3Lzは手あげでしたがスライディングしてしまいました。ステップのエッジワークもなかなかのびてるだけに、ジャンプをしっかり決められるようになりたいですね。61.76。
ダニエル・ラード。えらいムキムキした選手です。武器はもってないかな。「キル・ビル」。音楽にぴったりあわせて3A跳んだのに豪快に転倒してしまいました。3Lz+3Tはセカンドは半分くらい足りないか。ムキムキに音楽がすごいあってる。3Loは決まりました。スピンはわりとゆっくり。ステップは難しいステップではないけどよく表現してますね。みせるステップ。スピンでフィニッシュ。最初の3Aが決まってるとよかったのですが。52.98。
ロス・マイナー。「ボス・マイナー」ってボード出してる人がいる。しかもマイナー地元だ。すごい歓声。「追憶」。最初からステップで入ります。ゆっくりした音楽ですがエッジをしっかり使ってます。そこから3Fはもちこたえました。あぶないあぶない。3Aはタイミングがずれてシングルになりました。うーん。でもマイナーのバックグラウンドも感じられるような、叙情的なプログラム。スピンから3Lz+3Tを決めてきました。豪快なジャンプで距離も出てました。つなぎの部分の笑顔が印象的でした。最後もいい感じでフィニッシュ。この表現力はすばらしいんですが。71.94。
ロバート・プルゼピオスキー。23歳。だいぶ顔にというか額に苦労を感じます。大きな2Aからスタート。3Lzは転倒。ぐんぐん滑っているけどあんまりつなぎの部分がないですね。3S+3Tをしっかりリカバーで決めてきました。いいところで47.00。でも本人は満足のようです。よかったな。
アダム・リッポン。「カルメン」。最初に4Lzを予定しているそうです。でも最初は手あげの3Lz。安全策できましたね。それでいいでしょう。入る前のレイバックポジションが工夫。スピンのポジションは相変わらずきれいですね。3Aは転倒。ちょっと高さが足りなかったか。3F+3Tはセカンドでステップアウト。ステップは音楽をうまくいかしてます。「カルメン」らしいプログラム。レイバックスピンはポジションが最高でした。うーんジャンプ決めたかった。77.58。ぼんやりしてます。
最終グループ。
ジェレミー・アボット。がんばるんやで。決めるんやで。「ピナ」より。さすがの表現力でがっつり引きつけます。4T+3Tをばっちり決めてきました!完璧なジャンプ!ステップからの3Lzも流れがすばらしい!アップライトスピンもプログラムの一部としてかっこいいです。3Aも完璧な出来!よっしゃ3つそろえました!あとは好きにがんばれ。スピンも大きな表現で、終わりの表現もかっこいい。アボットの滑るほどにあふれる物語のエッジ。存分にいかされたステップはほんとに音楽に完璧に調和しています。見事見事!サンキュー有香ちゃん!ベリッシモですアボット!久しぶりにみましたー。激しすぎるガッツポーズもわかります。ここまでよく仕上げました。99.86!うわー!!アメリカ国内最高記録だそうです!100点いってもいいでしょう。
ジョシュア・ファリス。しっかり最初の振り付けをこなしながら、3Aはいいクオリティのジャンプになりました。3F+3Tも成功!すぐシットスピンに移行。いい流れを作ってますね。3Lzも決めました。そろえましたね。キャメルスピンはポジションがかっちり固まってます。ステップの前にちょっとつまずいた。もう1回。リンクになんかあったか。ステップもファリスのベストです。スピンでフィニッシュ。ただ順番が悪かった。78.37。伸びないですねー。
マックス・アーロン。ジャンプをしっかり決めていくしかないですね。すごい筋肉。「ある愛の物語」。4S+2Tは4-3ではなかったですが、あぶないところをしっかりリカバー。パワーあります。スピードも。3Lzはこれまたあぶないところをパワーでもちこたえてます。スピンから3Aも決まりました。いやアーロンはちゃんとがんばってていい演技なのですが、やっぱり高橋はうまいんだなと思います。あの極限まで解釈が進んだ演技とはやっぱり違うので。しっかり観客は盛り上げてましたし、大きなミスはなかったですね。86.95。PCSが伸びませんね。
ルーカス・カウガース。シニア初登場。18歳だそうですがもっと上にみえますね。だいぶ緊張してそう。2Aはしっかり成功。ひざの使い方がやわらかいですね。3Lz+3Tはなんとかかんとか成功。ステップからの3Fもうまくいきました。キャメルスピンは止まりそうでした。ステップも音楽にあわせて優雅に踏んでましたし、曲の雰囲気をよく理解していた滑りでした。キスクラでみると若者ですね。64.57。
グラント・ホクスタイン。4Tはツーフットだったか。杉田さんもあまり回転軸がきれいじゃないといってましたが。3Aは手をつきました。スピンは小さくなっててきぱきと。3Lzは転倒でコンビネーションを入れられませんでした。キャメルスピンでは盗っ人みたいなポジションがありました。ステップもなかなか盛り上げられず。ジャンプを決めていかないとですね。キスクラでかにの帽子をかぶせられていました。罰ゲームみたい。64.62。
最初に途切れていたドーンブッシュの完全な映像が届きました。ジャンプの高さはもちろん、曲をよく解釈してます。なにげないスピンでもしっかり表現。ジャンプしてガッツポーズしたあとからですね。シットスピンも回転が速い。喜んでますね。コンビネーションスピンもまとめていました。最後は歌舞伎みたいなポーズでフィニッシュしてました。コーチもめっちゃ喜んでる。
○SP終わっての順位:
1. あぼっしー
2. どーんぶっしー
3. ぶらうっしー
4. あーろっしー
5. ふぁりっしー
6. りっぽっしー
トップはアボット。ようやくアボットの真の力がみられました。完璧な演技ができればスターやパトリックちゃんとも戦える。ずっとそう思っていましたが、それがしっかり証明されて気分がいいです。ジャンプの質も高かったし、アボットの気持ちののったステップに比べると、他のスケーターの多くは見劣りするでしょう。有香ちゃんがしっかり調整してくれたのか。サンキュー有香ちゃん。FSもミスなくやってくれ。オリンピックにいってくれ。
2位はドーンブッシュ。ここでSP一気に抜けてきました。勝負かけてきたのがわかりましたね。FS逃げ切れるかどうかは微妙ですが、いつものように攻めていきましょう。攻めて逃げ切りましょう。3位はブラウン。手堅くまとめて3位。上はそんなに離れてないので追えるとは思いますが。アーロンは4位。2位に飛び込む力は十分もってます。
とにかくアボットの最高の演技がみられて満足。FSも頼む。オマエがオリンピックいかずに誰がいくんだ。

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