全米フィギュアスケート選手権2013(5):アイスダンスSD/FD

アイスホッケー女子の試合しています。もうすぐオリンピック出場権を獲得しそうです。スタジオでは浅田舞ががんばっているんですよ。さっきも気合いをいれていました。がんばってほしいマイク松ですこんにちは。修行修行。
今日は全米フィギュアスケート選手権のアイスダンスです。コンパクトにまとめてくれててみやすいです。

全米フィギュアスケート選手権、アイスダンス。実況は小林さん、解説は河合彩さん。長野オリンピックの代表。
まずはSD、アナスタシア・カヌンシオ&コリン・マクマナス。ポルカとワルツ。パターンダンスは2人であってないところもあったけど2人の間は近い。ツイズルはミラーの体勢になっててしかもポジションも難しい。得意なのかな。MiStはなかなかレベルをとれないもんだそう。全部クリーンな滑りをしないとLv.4はとれないそう。RoLiはわりとひかえめでした。結構優雅な滑り。あまり今のアメリカの主流じゃないから新鮮。カヌンシオはお姉さんも選手だそう。56.33。
アナスタシア・オルソン&キーファー・ハベル。前はハベル兄妹だったやつら。「マイ・フェア・レディ」より。ここでRoLiを早速もってきました。いいポジションのオルソン。MiStはちょっとつまづきました。ヤンキーポルカに入ってすごいがんばってるんですが、なかなかエレメンツに一生懸命になってました。兄もまだまだ苦労してますが、よく動けてますよ兄。54.68。
マディソン・ハベル&ザカリー・ダナヒュー。おお早速ハベル妹が出てきましたね。「タイタニック」より。ツイズルはよかったんですがちょっと離れ気味。つなぎ部分のステップもしっかり優雅さを出してますね。そこからSlLiは膝に乗せていいポジション。ダナヒューはすごいよく動いてますね。ヤンキーポルカは笑顔で滑ってました。難しいのに。MiStはユニゾンをもう少しとりたいところですが、リズムはよかったです。67.75。兄カップルよりもだいぶ上でしたね。ヤンキーポルカはLv.4だったらしい。
リン・クリエンライラット&ローガン・ギウリエッティ=シュミット。難読スケーターNo.1の座をほしいままにするカップル。ポルカ・ワルツ・ポルカ。いい笑顔からスタート。動きもいいですね。こいつらに比べると前はちょっと重かったかな。そのままパターンダンスに。あんまりコンパルソリーっぽくない軽やかさがあります。こういうのみたかった。曲が変わっていい雰囲気。SlLiはエントランスが工夫されてました。ツイズルはまずまず。MiStも軽快さをキープしてフィニッシュ。64.69。演技はいい雰囲気だったと河合さんも評価。
メリル・デイヴィス&チャーリー・ホワイト。もうでてきましたね。「ジゼル」より。動きの量とスピードが全然違う。すごい。ツイズルは速い、距離でてる、2人も近い。完璧です。CiStもエッジワークがすばらしい。どんどん滑ってますね。それでいてバレエの表現がよくできてると河合さん。パターンダンスはまったく規定ということを感じさせない、すごいスピードと軽やかさ。RoLiから見事なフィニッシュ。すばらしいの一言ですねー。ショートダンスになってやっぱりどうにもみんな固くなってしまいますが、初めて全体が1つの作品になってるなと思いました。河合さんがほんとに絶賛しているのがおもしろかったです。79.02。圧倒的ですね。
シブタニ兄妹。構成を変えてきているらしい。いきなりヤンキーポルカの部分をもってきてるそう。体力のあるうちにもってくることでレベルをあげようとする作戦か。ツイズルはパーフェクトユニゾン。拍手も起きてますね。MiStはこれまたすごい調和してます。CGみたいだ。RoLiからフィニッシュ。これはいい演技でした。もうだいぶ完成型に近づけているみたいですね。69.63。リフトのタイムオーバーをとられたみたいです。もったいない。
マディソン・チョック&エヴァン・ベイツ。シルク・ド・ソレイユ「キダム」より。ともに3人目のパートナー。いい雰囲気作れてますね。お客さんも引き込まれてます。チョックの表情の使い方がいい。CiStはエッジを深く使ってます。ツイズルは確実に決めてます。ここまでいいですね。ヤンキーポルカは足下をしっかりがんばりながら、同時にうまく表情をつけて、おもしろい表現力をしてました。RoLiはビールマンポジションでフィニッシュ。なんかアメリカらしくない、芸術表現をがんばってましたね。いいことです。70.80。
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FD。カヌンシオ・マクマナスから。カヌンシオは仏像みたいな顔してますね。ありがたい。スピードを出して最初からテンション高く。DiStになるとやはりちょっと遅くなりますね。がんばれ。CuLi+RoLiはだいぶマクマナスが必死でした。ちょっと流れてしまいましたね。音楽に遅れてしまいます。RoLiはかなり腕力を使う感じ。がんばってます。CiStはわりと音楽に合わせてますね。その調子。ダンススピンはしっかり回ってロックンロールパートに。ツイズルは難しいポジションをしっかり決めました。RoLiは危険なポジション。酔いそう。がんばりました。142.32。
オルソン・ハベル兄。マイケル・ジャクソン・メドレー。ツイズルはちょっと兄が遅れたか。RoLiは片手で振り回し、オルソンがうまくポジションを変えてました。DiStはもうちょっとリズムを細かくとるとマイケルっぽいのに。SlLiは上に上げきれませんでした。ダンススピンは回転が速いですね。CuLi+RoLiはかなりぎりぎりの傾きでしたが持ちこたえました。パワーはさすが兄はありますね。CiStはスピードが出てこないですね。だいぶ疲れてるのかも。RoLiはまたすごい入り方でした。リフトで無茶してますが、まだ1シーズン目、もっとケミストリーを高めていかないとですね。130.67。
クリエンライラット・ギウリエッティ=シュミット。アデルの曲から。CuLiはポジションが両方ともきれい。曲によくあわせてます。CiStはエッジの深さに加えて曲のリズムをうまくとってますね。SlLiはすごいポジション。逆さづりにしてます。クリエイティブです。曲が変わってMiSt。ツイズルもしっかり。RoLiもてきぱきとこなして邪魔にならない。ダンススピンはバラードパートをよく表現してます。もともとこういうブルージーな曲が得意なのかもしれないですね。CuLiからまたおもしろいStLiでフィニッシュ。やりますね!すごくおもしろいアイディアに満ちたプログラムでした。独自のポジションを確立してほしいです。おもしろかった。あとは名前が呼びやすければ。160.01。
ハベル妹・ダナヒュー。ジプシー・キングスの曲ほか。ツイズルは手をたたきながらまわってました。CuLiは安定感あります。ダナヒューのパワー。ダンススピンは衣装をうまくいかして見栄えがする構成。SlLiは妹のポジションがすばらしい。CuLiはイーグルのポジションが見事。DiStはもっとスピードがほしい。終わりはよっこらしょっと起きてきました。最後のフラメンコパートは勢いがすばらしい。そこからRoLiは聞き追いよく回ってます。しっかりフィニッシュ。おつかれさまでした。だいぶ疲れてましたが、なんとかもちましたね。167.86。
シブタニ兄妹。少しマイアの衣装が変わってますね。「SAYURI」より。ダンススピンから。おおー回転速い。軸ばっちり。スケートがよくのびてるし、RoLiはキレあります。ツイズルはほんとにパーフェクトにあってますね。CuLiはなめらかな軌跡。憂いを秘めた表情がすばらしい。CiStは曲のテーマをしっかり表現しています。SlLiからDiSt。スピードが落ちませんね。まったくスムーズ。RoLiも安定感あります。最後まで1つの物語を演じきりました!すばらしいです!ここまで叙情を表現するプログラム。やりましたね!河合さんも見事な表現、テーマをエッジワークで表現できていたと高評価です。174.21。またリフトのタイムオーバーとられてます。しかしよかった!
デイヴィス・ホワイト。「パリのノートルダム」。ダンススピンはすごい難しい入り方。それがまた物語を紡ぎ出します。RoLiは激しい回転でもまったく安定。すぐにステップに入れます。DiStは入れ替わりながらスピードが出てますね。動きの洗練さが価値を与えてます。ツイズルはばっちり。CuLiはデイヴィスのポジションチェンジが難しく、しかも鐘の音にマッチ。2人のみつめあいながらのスパイラルぽい動きがエッジワークの確かさを物語ってます。CiStは感情表現をしっかりこなしながらも、よく計算されてます。音楽にばっちりあわせたSlLi+RoLi。緻密なプログラムを猛スピードでこなしてます。RoLiで超絶ドラマチックなフィニッシュ!いやーもうスタンディングオベーションが自動的に起こりました。なんという技術、なんという表現。1つの舞台でした。197.44。
チョック・ベイツ。滑りづらいと思うけどまあがんばって。「ドクトル・ジバゴ」。チョックはえりが豪華な衣装が好きなんでしょうか。CuLiは安定したホールドがあって、チョックのポジションチェンジがいいですね。ツイズルはよくあわせてました。滑りに勢いがあって、CiStでも持続。ダンススピンは両方で回転。SeLiはベイツの上でばんばん移動するチョック。すごい独創的。がんばってます。DiStもスピードを落とさずあっという間に。最後はStLiはデススパイラルのようないい表現でした。175.91。おー2位を守りましたね!すごいプログラムを滑り込んだのがよかった。
○最終結果:(バレンタインデーが近いので)
1. デイヴィス・ホワイトチョコ
2. チョック・ベイツチョコ
3. シブタニチョコ
4. ハベル妹・ダナヒューチョコ
5. リン・ローガンチョコ
デイヴィス・ホワイトが圧勝なのはまあ既定路線ということで。どこまでもチャレンジを忘れないカップルです。今回のドラマチックなプログラムは世界チャンピオンを狙うにふさわしいです。
2位にチョック・ベイツがきました。シブタニ兄妹を破って2位にきたのは大きい。しかもあのあとで滑りづらいところもあったと思いますが、自分たちの演技をできましたね。シブタニ兄妹は3位でしたが、タイムオーバーがなければ2位でした。滑りは悪くないし、今回のプログラムも大きく成長していました。世界選手権で完成型をみせてほしいところです。
結構ハベル・ダナヒューといい、読みにくいカップルといい、独創的なリフトをどんどん開発していておもしろいです。アメリカはそうでないとですね。

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