フィギュアスケートロシア選手権2012(2):アイスダンス

カネモトアニキ「人生賭けて」読んだマイク松ですこんにちは。おそろしい表紙ですが、内容は苦悩に満ちた野球人生が綴られていました。ガンバレで聞いたことある話もありましたが、努力を継続する方法というのは人それぞれで、それを見つけ出すかどうかが大切なのかもしれないです。僕も早くみつけたい。
今日はロシア選手権のアイスダンスSD/FDです。大相撲が始まる前に、ロシア選手権はみておきたいのです。

フィギュアスケートロシア選手権、アイスダンス。実況は小林さん、解説は東野さん。ワルツ・マーチ・ポルカが規定です。
リアザノワ・トカチェンコ組から。リアザノワいい衣装着てます。CiStはしっかりそろえてますね。トカチェンコが妙に明るく滑ってます。ツイズルはスピードよりもユニゾンがいいです。音楽変わってヤンキーポルカでパターンダンス。東野さんが丁寧に説明してくれましたが、すごいあっという間に終わってしまいますね。ジャッジえらいわ。RoLiはいいキレのあるリフトでした。59.88。キスクラにふたりぼっちです。誰かきてあげて。
スタリギナ・ヴォロブエフ。若いカップルです。東野さんもみるの初めてらしい。いきなりすごい顔芸みせてくれました。斬新すぎるやろ。目を隠していて、それを下げるとヴォロブエフ笑顔。どういうことやねん。MiStはまだスピードが出ない感じですね。ツイズルはよく合わせてました。また目を隠して笑顔。独自の美学がありますね。パターンダンスはちょっとステップが多いような気が。見ていて楽しい演技でした。将来はおもしろカップルになっていくのかも。期待です。48.32。
イリニフ・カツァラポフ。今年はファイナルに出ました。十分仕上がってるでしょうね。中近東のポルカ。さすがよく体も動いてます。ツイズルは距離が長く出て回転速度もありますね。CiStはある程度片足でいって、細かいターンの種類をエッジ深く滑ってますね。つなぎの部分も十分表現してます。スピードがあるからつなぎもできる。パターンダンスはスピードをキープしていて全然規定っぽくない。最後はRoLiでフィニッシュ。やっぱだいぶ違うもんですねー。イリニフの衣装がすごいきらきらしてます。66.14。タイムオーバーをとられてます。
プシュカシュ・ゲレーロ。ピエロっぽい衣装だ。いきなりさっきの音楽が流れるアクシデントが。切り替えて。演技もピエロっぽさを前面に出してますね。ピエロの二面性がよく出せてます。CiStは表情をしっかりつけてるのがいいですね。表情は全体についてますけど。ツイズルはよくスピード出せてます。パターンダンスはエッジの違いを氷が上がってることで見抜く東野さん。すごいな。リフト終わって最後は笑ってフィニッシュ。顔芸がしっかり出てます。57.19。音楽のテンポ違反という珍しい違反が。しっかりしてモロゾフ。
モンコ・カリヤビン。ずいぶん遠くから出会ってスタート。おおーおしゃれな振り付けですね。さすがズーリン。ツイズルは短くコンパクト。MiStも結構てきぱきしてますね。そのぶんつなぎ部分も。リフトはモンコのポジションがグッド。パターンダンスはいっぱいだめだしされてました。わからんわ。でもみていて楽しいプログラムでした。61.90。2位にきてますね。ちゃんと点は出てる。
ボブロワ・ソロヴィエフ。ディフェンディングチャンピオン。ロシアっぽいと盛り上がる実況陣。いきなりテンション高い。パターンダンスはエレメンツというより流れよくスピードに乗ってますね。エッジワークもすばらしい。少しボブロワがトラベリングしました。MiStは途中にイナバウアーを入れているとのこと。難しいステップとしてカウントされるらしいです。わかりやすいプログラムで、みていて伝わってくるものがありました。68.05。
シニシナ・ジガンシン。SDは好評らしい。最初にCuLiをもってきますね。レベルをしっかりとってます。CiStはエッジワークがなめらかで見応えがあります。ツイズルはてきぱき。そして音楽が変わってばんばん拳銃うってる。パターンダンスはしっかりエッジワークをこなしながら、会場にアピールしてます。明るい動きと振り付けで盛り上げました。これはいい演技。東野さんがほめるのもわかりますね。60.03。
○SD終わっての順位:
1. ボブロワ・ソロヴィエフ星人
2. イリニフ・カツァラポフ星人
3. モンコ・カリヤビン星人
4. シニシナ・ジガンシン星人
5. リアザノワ・トカチェンコ星人
6. プシュカシュ・ゲレーロ星人
***
FDはプシュカシュ・ゲレーロから。「トリスタンとイゾルデ」。ツイズルは堅実に。そしてSlLi。なめらかに。CuLiを続けます。CiStはもうちょっとスピードが出てほしいか。もう1回CuLiは片足でぎりぎりがんばってます。がんばれー。ダンススピンは安定してます。DiStはますますスピードが上がらない。RoLiはもっと終わりに流れるようにしてほしいですね。だいぶ重そうでした。表現の部分ではすごくみせるところがあるので、リフトの技術をあげていってほしいです。143.11。
スタリギナ・ヴォロブエフ。顔芸カップル。すごい難しい体勢からスタート。CuLiはなんとかポジションチェンジ。ツイズルは3つめはうまくいきませんでしたが、前の2つでなんとか。MiStは動きは大きくていいですがスピードが上がらないですね。ダンススピンのあといい顔芸が。表情豊かなカップルやなー。SlLiはがっつり大きくポジションチェンジ。CiStはなかなかスピードが上がらない。そしてCuLiはかなり難しいポジションで片足。リフトは得意みたいですね。最後はRoLi2連発でフィニッシュ。とにかく笑顔がいいカップル。なんか印象に残りますね。126.99。
ボブロワ・ソロヴィエフ。ソロヴィエフがしょんぼりした体勢からスタート。精神を病んでいる男のところに女性が彼女としてお見舞いにいくというストーリーだそうです。不思議。つなぎの部分もしっかり芸術的。RoLiはソロヴィエフのパワーで放り投げて回転してますね。ツイズルもジャンプして入ってます。CiStはスピードがよく出てる。エッジがよく伸びます。ダンススピンは足の長さがやはりみせますね。あと不思議なストーリーですが「トスカ」の音楽も入ってる。難しい姿勢のリフトも見応えあります。DiStは心の動きもみせながらのステップ。最後は怖い終わり方でした。芸術性の高いプログラムですねー。174.72。全部レベル4とれてるらしい。うれしそうなボブロワ。
シニシナ・ジガンシン。すごいダイナミックなエントランスからRoLi。ツイズルはまずまず。でもタンゴのプログラムをよく雰囲気出してます。CuLiも上でシニシナがよく演技してます。CiSt音をよくとりながらもがんばってます。つなぎの部分ではジャッジにしっかりアピール。ダンススピンはシニシナの手の動きがいいですね。音楽変わってDiSt。一気に終わってまたタンゴに戻ります。SlLiは規定にあったリフト。そんな規定あるなんて知らなかったです。RoLiでフィニッシュ。すごいジガンシンがぶんぶん振り回してたのがすごいなと思いました。153.97。将来性あるいいカップル。プログラムがモダンでみやすいし。
イリニフ・カツァラポフ。シンプルな衣装。「ゴースト」。そうそうこのカップルこれでした。距離のあるいいツイズルから。ダイナミックな滑りからCuLi。長いのに片足。ダンススピンは回転速度が上がります。CiStはおなじみの音楽で。視線をよく合わせてるしステップをしながらも世界観を表現してますね。リフトはパワフル。このカップルの武器ですね。DiStになってもスピードが全然落ちないですね。RoLiでフィニッシュ。171.67。NHK杯よりもずいぶん上げてきましたね。しっかり詰めてきてるみたい。
リアザノワ・トカチェンコ。「ゴッドファーザー」。SP5位はだいぶショックだったらしい。こっちは集中していきたいところ。DiStを先に入れていきます。そのままRoLi。リアザノワが真空跳び膝的に自分で上がっていきました。すごい。アスレチックな能力が高い。ツイズルはてきぱき。SlLiは逆立ちしてます。CiStはもうちょっとホールドしたほうがいいみたい。遠い印象があるかも。RoLiで高速回転して、最後のSlLiでフィニッシュ。ダイナミックな演技はいいのですが、なんか細かいところでレベルを取り逃している感じの演技。なんだろう。163.87。トカチェンコは今日誕生日で、会場からお祝いされてうれしそうでした。
モンコ・カリヤビン。最終滑走ですね。フラメンコ・セレクション。やっぱズーリンの弟子はいいプログラム作ってきますね。ツイズルから入ります。そしてすぐRoLi。せわしない音楽の中でテンションをあげていきます。そしてスローな音楽とメリハリも効いてる。つなぎの部分のエモーションがすばらしいです。SlLiはポジションチェンジの間もモンコの表現が効いてる。CiStは違う形のホールドを入れていかないといけないらしい。そういうもんなんや。ダンススピンはよく失敗していたらしいですが今日は大丈夫。CuLiからDiStへの流れが曲に乗ってとても情感豊かでした。SlLiから最後のRoLiでフィニッシュ。いい演技でしたが前半飛ばしすぎて後半疲れてしまったかも。細かいミスが続きました。でもいいプログラムでした。155.63。
○最終結果:
1. ボブロワ・ソロヴィエフ星人
2. イリニフ・カツァラポフ星人
3. リアザノワ・トカチェンコ星人
4. モンコ・カリヤビン星人
5. シニシナ・ジガンシン星人
6. プシュカシュ・ゲレーロ星人
昨年と順位は同じだったんですね。リアザノワ・トカチェンコが3つあげてきたんですね。そうだったか。ソチに向けては北米勢にどうやって勝つかという戦略を立てて育成してほしいものです。スタリギナ・ヴォロブエフが顔芸で印象に残りました。シニシナ・ジガンシンはもっと伸びていけばいいですねー。
東野さんの解説はすごい勉強になるんですが、ものすごい言葉が多いですね。今までで最多の解説量です。

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フィギュアスケートロシア選手権2012(2):アイスダンス への3件のフィードバック

  1. みに のコメント:

    ごぶさたしてます!
    東野さんの解説は情報量はすごく多いですが難しくて
    ついていけてないです。
    でもちょっと女子会ノリがあるところがいいですね。
    心に残ったのは
    「ズーリンさん、選手のときはかっこよかったんですけどねー」
    だはは。

  2. みーちゃん のコメント:

    おはようございます。
    東野さんの登場を密かに待っていました。
    レベル認定がこんなに細かくなっているとは思ってもみませんでした。選手はもとより振付師さんも大変なのですね。見ているほうは楽しいのですが・・・
    テクニカルの方たちは演技を楽しむ余裕が全くないみたいでちょっとかわいそうです。

  3. マイク松 のコメント:

    みにさん、みーちゃんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    >みにさん
    ズーリンはそりゃ昔はかっこよかったんでしょうね。でも今はいいプログラム作ってくれてますから。いわないでおいてあげましょう。
    女子会ののりはこれからどんどん出てくるでしょう!
    >みーちゃんさん
    東野さんは「こういう苦労をみんなしてるんだな」というのがすごく感じられますよね。細かくて。
    わかった方がいいのかわるいのか。

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