インフルエンザがすごい流行しているみたいですね。おびえるマイク松ですこんにちは。みなさまどうかお気をつけて。
今日は全米フィギュアスケート選手権の男子シングルをみることにします。全米は男子がおもしろくなってくる予感。
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全米フィギュアスケート選手権、男子シングルSP。実況は赤平さん、解説は杉田さん。
最初はリチャード・ドーンブッシュから。ベートーヴェン「運命」。これVTRなんや。スピードに乗った3Lzは着地しきれず転倒。これは痛すぎる。3Aもシングルに。このVTRなんで流してるの。スピンはしっかり。3Fもシングルに。ジャンプだめだめですね。この演技ほんとになんでわざわざ。スピンはとてもきっちり躍動感ある。SlStは音楽もよく解釈していたのですが、ふらふらしてる感じ。熱でもあるんかな。なんともしんどい感じでした。51.59。あーあ。しっかりして。
アダム・リッポン。SP2番滑走。杉田さんが「若手のホープさん」っていってました。ホープさん。「コロブシュカ」。3F+3Tは最初はクワドルプルの予定でしたが無難に。いいと思います。3Aもきっちり成功。ステップからの3Lzは両手あげ。得意のジャンプばっちり決まりました。ドーナツポジションもいいスピンに、曲にのったSlSt。よく踊れてるしリズミカル。成長してますね。バレエジャンプも高い。最後のスピンもばっちりでした。これはいい演技!上位きそうですね。2番滑走ですががんばりました。有香ちゃんもほくほくしてる。82.94!パーソナルベストを出して絶叫するリッポン。
おおまかな目安が出てる。80点以上はエクセレント、60-70が結構いい、50-60は平均みたいな感じでした。
スコット・ダイアー。「シング・シング・シング」。3S+3Loに挑みましたがセカンドで転倒。妙に転倒が音楽にあってました。いい表現だ。3Aはその前のステップもいいです。スピンはキャッチフットポジションもきれい。意外に技術もってますね。3Lzも決まりました。SlStは前半片足。音をよくとらえてます。シットスピンは入り方に工夫がありました。最後のコンビネーションスピンもしっかりいろんなポジションを使ってました。抜群でしたね。最初の転倒さえなければ。66.49。
アレキサンダー・ジョンソン。プッチーニ「私のお父さん」。2Aから入ります。しっかり。3Fは着氷もちこたえた。ステップからの3Lzはステップアウトでコンビネーションになりませんでした。もったいない。SlStは音楽に乗せた表現力がありますね。スピンは軸がしっかり。いい演技でしたが、ジャンプはいまいち。そっち伸ばして上位にきてほしい選手。57.73。
アレクサンダー・アイケン。「黒に染めろ」。おもしろい顔してます。序二段くらいにいそうな力士顔。2Aにいこうとして土下座で着氷しました。新しい表現やな!3Lz+3Tはセカンドでツーフット。スピンはすごいゆっくりでオルゴールみたいな表現。新しい。3Fはダブルに。スピンのポジションもちょいユニーク。SlStもこまかい雄大じゃない表現がおもしろかったです。なんか目が離せない演技でした。49.05。
第2グループ、ここからライブ。ウィリアム・ブリュースター。「タンゴ」。なかなか最初の振り付けがかっこいい。3S+3Tから入りました。3Lzはあぶないランディング。2Aはしっかり成功。ジャンプは先に跳んでしまう感じです。スピンはこいつもうまい。ちょっと奥様っぽいおほほスピンがあったぞ。ゆるやかな音楽に合わせてのSlSt、最後のスピンも軸ばっちりでした。いい演技でした。ジャンプはまだまだなのになんか技術感じさせる。と思ったらこいつも有香ちゃんなんや。道理でスピンうまいと思ったわ。55.70。
ロス・マイナー。がんばれ。3Aはでかい!大きなジャンプ決めてきました。おおー。3Lz+3Tはランディングがよくなかったけどなんとか。滑りも昔よりよくなってる。イーグルも交えたステップからの3Fはばっちり。技術あがってますよねマイナー。北海道Tシャツがよかったのかな。スピンもキャッチフットポジションがきれい。SlStはチェンジオブペースもうまく表現。最後のスピンからフィニッシュまできっちりまとめました。やるじゃないですか!78.90。まずまずの点数でましたよ。
ジョナサン・カッサー。「ロクサーヌのタンゴ」。タンゴばっかりやな。3Lz+2Tは確実に。アクセルも2Aにしてますね。スピンはシットが深い。ステップからの3Loはまずまず。スピンは回転が速いです。かっこいいイーグルからSlSt。ステップはまずまずといったところ。上位と勝負するにはジャンプのレベルをあげていかないとですが、技術はしっかりしてますね。キャロルおじいちゃんの弟子なのか。67.86。ジャンプの質を重視したのが功を奏した。
ウェズリー・キャンベル。「アランフェス協奏曲」。最初は1Lz+2Tになってしまいました。タイミングがあわなかった。2Aは大きくて高い。スピンはポジションはいいので回転速度を高めたいところ。リンクを大きく使ってますね。3Fもダブルに。SlStやスピンはしっかりいけてるので、やはりジャンプをしっかり決めないとですね。45.93。
ダニエル・ラード。ペアでもやってるらしい。すごい。かけもちだ。でも結構ある話らしい。滑りのスピードはありますね。3Aはまずまず。3F+3Tは間にターンが入りました。回転のキレはあるんですね。でも体が固い感じがあります。あ、やっぱり固かった。ストレッチしようぜ。杉田さんも固い固いいうてる。まだ若いのにおっさんぽいスケーティングで好感がもてました。ステップからの3Lzはなかなか激しい転倒。でも滑りきりました。47.11。あ!横にエルドリッジがいる!エルドリッジおじちゃん、そいつに柔軟を!
第3グループ、マックス・アーロンから。映画「Mr.& Mrs.スミス」より「アサシンズ・タンゴ」ほか。SPで4Sを予定しているそうです。4Sきっちり決めてきました!高さで回りきりました。やりますね!3Aもがっつり成功。これはのっていけそう。スピンもしっかり。3Lz+3Tはバランスを崩してもリカバー。あのリカバー能力はすごい。足首が強いんですかね。スピンからSlSt、最後のスピンも無難に決めてフィニッシュ。初出場なのにジャンプでかく決めてきましたね。スピンやステップがもっと上達すればいけそうですけどね。76.01。
グラント・ホクスタイン。ドビュッシー「月の光」。3Lz+3Tはゆっくりした回転ですが成功。3Aはブレイクダンス的な転倒から縁側に座る奥様的な形になりました。うっかり点を出してしまいそう。3Loはきれい。SlStはてきぱきがんばってるのですが、音楽にあってないんですよね。それでもバタフライスピンはいいポジションでした。67.89。コーチもまずまずじゃのという感じ。
ブランドン・ムロズ。「マック・ザ・ナイフ」。わりと内弁慶的なところありますからねムロズ。4Tはかっこいい転倒。スタントみたい。3Aも詰まってしまいました。やっぱ今シーズンはあんまりよくなかったからか。ステップからの3Lz+2Tはあぶなかったです。ジャンプが跳べないとなかなかムロズ的には苦しい。SlStは大きくみせているんですが。なんとかがんばりましたがきつい演技でした。67.47。うーん。
ダグラス・ラザーノ。ラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」。あんまり絞れてない印象あるけどどうかな。3Aは流れよく決めてきました。パワーはあるみたい。4Tは転倒。スムーズなリカバー。なんかよくわかりませんが一度止まりました。3T+3Tは最初トリプルだったかな。スピンもいいしSlStは上下動をしっかりしているけど、なかなか個性が出せない感じですね。実況席もずっと無言でした。話してあげて。4Tがダウングレードされるときついですが、72.50。大丈夫だったみたいですね。足りないと思いましたが。
キーガン・メッシング。「ロビン・フッド」。いきなり弓の標的みたいなポーズからスタート。3Aはしっかり決めました。いいぞ。3Lz+3Tはあぶないところでしたが、なんとかリカバーしました。気合いでもちこたえた感じ。スピンはてきぱき。イーグルを入れてのステップから3Fも成功。シットスピンは手が幽霊みたいにだらっとしてました。またはカマキリスピン。SlStはばんばん矢を放ってます。コンビネーションスピンは回転も速くていいスピンでした。76.66。よくまとまってましたね。
最終グループ。ジェイソン・ブラウンから。2010年ジュニアGPSファイナルチャンプ。おおいい滑り。2Aから入りました。3Lz+3Tも高さが足りないですが成功。ステップからの3Fも余裕ありますね。キャメルスピンはポジションが大きくてきれい。SlStにいくまでのつなぎもしっかりしてるし、メリハリをつけてます。全身がよく使えてる印象。最後のスピンも軸ばっちりでした。SPにはしっかりまとまった演技をしてきましたね。75.68。シニアのパーソナルベストだそう。
ジェレミー・アボット。今日は頼むで。最初からいい演技。ほぐしていこうぜ。3F+3Tは非の打ち所がない出来。杉田さんも+3でもいいとの評価。3Aもばっちりコントロール、そのあとのメリハリもすばらしい。のってきたな。スピンものりを大事にしながら技術は完璧。音楽にもばっちり寄り添ってるし。すごい難しいステップをこなしたあとの3Lzも決めた。あとはSlSt。音をはずしてない。一体となってますね。観客に目線をやる余裕も。最後のコンビネーションスピンも何もかも完璧。有香ちゃんの最高傑作がついに力を発揮しましたね。完璧な演技。90.23。有香ちゃんもほくほくして、手をたたいていました。
アルミン・マーバヌーザデー。やりづらいけどがんばれ。「カシミール」。3Aは決まりました。いいぞ。3F+3Tもしっかり決めました。落ち着いてます。スピンはポジションが質が高い。ドーナツとかほんとにきれい。やっぱ力ありますね。ステップからの3Lzは問題でしたが、これも成功。よっしゃ。SlStは大きな動きを心がけて、よく練習してきた感じ。コンビネーションスピンは難しいポジションをしっかりやってました。これはやった!アボットの演技にのせられたか、すばらしい出来でした。80.66!おーパーソナルベスト。今日は順番がよかったんやな。
ジョシュア・ファリス。ドビュッシー「月の光」。去年は21位でしたと不安を感じさせる紹介が。おだやかな雰囲気を作っていましたが、3Aで激しいツーフット。「入」の文字を作っていました。かっこいい。3F+3Tはまたツーフット。3Lzは決めてきました。スピンはてきぱき回りますね。SlStは音楽であんまり躍動感が出せず。音楽表現に流された感じです。もっと元気にいこうぜ。65.43。
スティーブン・キャリエール。久しぶりですねー。「麗しのサブリナ」「マック・ザ・ナイフ」。3Aは側転気味の元気なステップアウト。3Lo+3Tはまずまず成功。力が落ちているわけではないみたいですね。CiStはジャッジにアピールしながら、いい表情を作りつつ技術はしっかり。3Lzをしっかり決めて、コンビネーションスピンもよくコントロールしていました。がんばりましたね。何してるんかなと思っていただけに、元気そうでよかった。71.82。
○SP終わっての順位:(冬将軍的に)
1. アボット冬将軍
2. リッポン冬大老
3. マーバ冬老中
4. マイナー冬若年寄
5. メッシング冬奉行
6. アーロン冬与力
SP首位はアボット。あのSPはすばらしかったですね。どこをとってもすばらしい出来。女子のシズニー、男子のアボット。有香ちゃんの求めるスケーティングの最高傑作が、結実しようとしています。それを感じさせる万全の演技でした。あれならSPだけならパトリックちゃんに勝てるかもしれない。
2位はリッポン。2番滑走なのに2位。それだけの出来でしたね。音をよりよく聞くようになってるし、曲との一体感も増してます。技術と表現がしっかり融合してました。そして3位はマーバ。富井いちおしのマーバ、ずいぶん芽が出るのにかかっていますが、今回はアボットのあとという順番を力に変えました。FSでもこの順位を死守してほしいものです。
さあ!FSたのしみやなー!と録画をチェックしてみると、録画するのを忘れていたようです。あわててJSPORTSの番組表をチェックしたら、もう再放送は終わっていて、再々放送は3月の予定だそうです。しょんぼり。
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