大相撲9月場所2011:千秋楽と総括

相撲やってる時間は飛行機で関西に帰っていたマイク松ですこんにちは。みたかった。そして機内で星占いランキングがでていて、僕の魚座はしっかり12位でした。ラッキーアイテムは定期入れだそうです。なんやねん!

千秋楽。実況は藤井さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さん。リポートは東が三瓶さん、西が吉田さん。
三賞発表。殊勲賞がキセと菊、敢闘賞がガガ、技能賞が菊。
天鎧鵬×木村山。木村山がのど輪で攻めますが、重心の重い天鎧鵬はなかなか押し込めず。逆に天鎧鵬に押し出されました。天鎧鵬は幕内でみてみたい。
剣武×隆の山。隆の山はまた幕内にもどってくるためにも千秋楽はがんばらないとですね。剣武は幕内で。隆の山張り差しにいきますがここは失敗、押し倒されました。まあしょうがないですかね。再来場所待ってます!おつかれさま!
安美錦×黒海。黒海の張り差しをかいくぐり、アミーが前まわし。伊勢ヶ濱部屋に前まわしをとられたらもう終わりですね。黒海も粘りましたが。
玉鷲×大道。大道が立ち合いからはたき込み。玉鷲はこの段位で6-9は結構きついですね。
芳東×豊響。当たった豊響、右四つからまわしをとった豊響が寄り切り。最近豊響も四つで勝てるようになってきましたね。これは新しい取り口を開発中なんだろうか。来場所もがんばらないと。
富士東×宝智山。突き押しで攻める両者、富士東が押し込んでいきますが、宝智山も逃げて逃げて粘ります。しかししっかり落ち着いて富士東が押し出しました。宝智山もナイス逃げ。
旭天鵬×若荒雄。若荒雄の突き押しに立ち合いから左を差していた旭天鵬。若荒雄も右四つの相撲につきあいますが、まあ勝てないですかね。旭天鵬は11勝!これはよく勝ちましたねー。
高安×土佐豊。土佐豊と突き押し合いになりますが、高安の突き押しは内側から力のある突き押しが効果的でした。押し出し。
来場者アンケートのポイント集計は、①キセ、②豊真将、③菊、④白鵬、⑤隆の山の模様。すごいな隆の山。舞の海さんはポイントの低い力士をどう指導していくかが問題だと。その通り。
玉飛鳥×時天空。時天空張り差しも玉飛鳥が左おっつけで攻めます。玉飛鳥が巻き替えにいくところを、時天空が右上手をとってすそ払い!これはうまく決まりました。上手をとって出し投げを打ちながらのすそ払い、プラスのど輪も入ってましたからこれはかわせない。流れるような攻めでした。
臥牙丸×栃煌山。ガガもついに敢闘賞ですか。今場所はよかったですよね。立ち合いから栃煌山をのど輪で押し込む。栃煌山は土俵際でのすくい投げを狙いましたが、ガガがかまわず押し出しました。北の富士さんも絶賛するガガの立ち合いの角度。会心の相撲でした。インタビューでもうれしそう。
豪風×磋牙司。ちっちゃい対決。磋牙司が下から突き押し、豪風も引き一方。いい展開でしたがそのあと磋牙司も組んでしまい、豪風がすくい投げで崩して押し出しました。これはいい相撲でした。
魁聖×嘉風。魁聖がしっかりあたって突き放します。嘉風も動いていきますが、しっかり右を差してつかまえ寄り切り。今日は魁聖いい相撲。ひざが痛そう。早く治さないと。
若の里×翔天狼。左四つ。翔天狼が上手をとりました。若の里もしっかり組んで右から絞りながら展開。翔天狼の上手を切り、下手とおっつけで寄り切りました。この展開はさすが若の里。
朝赤龍×隠岐の海。隠岐の海立ち合いのど輪でいこうとしたらもぐった朝赤龍の上を素通り。そのままはたき込みました。あっさり。
豊真将×栃乃若。シコロンが審判やってますが髪伸びましたね。それよりこの相撲は楽しみ。両者とも差し手争いからおっつけと突き押しで攻めますが、栃の若が右押っつけのまま圧力をかけています。そこで引いたところを豊真将が逆襲。栃の若はまわしを狙いますが豊真将が左を差して返しながら寄り切りました。これは豊真将のキャリア勝ちですね。栃の若はあそこで引かなければよかった。豊真将も2けたをみやげにいよいよ三役ですね。たのしみです。
栃ノ心×阿覧。右四つ。栃ノ心が先につっていきます。阿覧もこらえますが、栃ノ心がうまく重心を低くしながらつり出しました。栃ノ心の技術の勝利。
豊ノ島×北太樹。豊ノ島の白星黒星の並びがすごい。こいつがプロビデンスの後継者なのかな。北太樹に対して豊ノ島がもろ差し。北太樹肩すかしにいきますが、足が流れてしまいました。豊ノ島は1-7から7連勝で勝ち越し。すげー。
富井のいうように花道の白鵬一派がえぐざいるみたいにみえる。いっそチューチュートレインやったらいいのに。
鶴竜×雅山。鶴竜に対して雅山引いてしまい押し出されました。だめだめですね。
豪栄道×稀勢の里。立ち合いゴーエードーの圧力をもろともせず、左からのおっつけで突き落としました。完勝ですね。すごい圧力。
琴奨菊×把瑠都。優勝を狙う上でぜひとも勝っておきたい菊。キセとの巴戦は避けたいし。把瑠都張り差しから肩越しの右上手をとりました。菊それでもがぶっていきますが把瑠都が上手で完全に動きを止めました。そして体を入れ替えながら強烈な上手投げ!まさに把瑠都の相撲でした。張り差しは予想してなかったか。舞の海さんは最初の待ったで把瑠都がもろ差し予想をしたんじゃないかと指摘。あの待ったは確かにきつかったかも。
白鵬×日馬富士。これでハルマが勝てば巴戦になりますが、まあないでしょうかね。立ち合い立ち勝った白鵬が右四つ左上手。ハルマも攻め手を探りますが、最後は上手投げでくるっとまわしました。集中してましたね。優勝は白鵬。
そして木村庄之助は今場所が最後。白鵬も花束をあげていました。おつかれさまでした。
白鵬は「横綱ですがいいときも悪いときもありますから、応援よろしくお願いいたします」っていってました。

今場所は久しぶりに国技館での大相撲だったわけですが、ハルマの綱取り、菊と鶴竜の大関とりといった話題が多いこともあり、盛り上がりましたね。
そして無事菊が大関昇進が決まりました。ここ何場所も何場所も出てなかっただけにこれは大きい。菊も兄弟子の心の弱さからくるプロビデンスの影響を振り切れてよかったですね。鶴竜はまた挑戦の機会はあるでしょう。そしてノーマークになっていたキセが今場所は強さを見せて優勝争いに最後までからみました。3敗したときはさすが永世関脇と思いましたが、そこからよく立て直しました。来場所も継続してほしいところ。
でも結局優勝は白鵬。菊との優勝決定戦あるかなと思っていたのですが。勝負所の結びの一番はさすがの強さ。来場所はさらに鍛えてくるでしょう。オーゼキどもはときどきがんばっていましたがまあいつも通り。ハルマもここで切らさずに継続していってほしいです。
活躍した力士としてはやはり豊真将があがるかも。力強い前に出る相撲が数多くみられました。攻めに入ってからの速い相撲が見事。同じ筆頭の隠岐の海も、最終的にハチナナなもののオーゼキどもを倒して名を上げました。
感心したのは栃の若。9-6は見事。落ち着いた相撲をとっていました。来場所は勝負の時ですが、けがしないように精進してほしいです。上でとることに慣れてほしい。そしてガガですかね。敢闘賞もらいましたが、立ち合いの強さとともに足が前にでてました。土俵際で落ちなくなったらこっちのもんですよね。あとは下位で旭天鵬や北太樹やアミーが大勝ちしていました。
隆の山は細い(全体の中では)体で土俵を沸かせていました。立ち合いの圧力をなんとか高めないと。それでも動きの良さはみせていました。また幕内に戻ってきてほしいです。
今場所はマークシートによるアンケートを実施していたのですが、話題作りにもなりよかったですね。土俵の充実にようやく手を打ったかという感じです。舞の海さんはポイントの低いだめな力士に手を打てとのことですが、それよりも先にポイントの高い力士に賞金や番付で何らかのメリットを与えてやってほしいです。なんだかんだでみんな番付とカネなわけですから。お客さんからの評価で金銭的に何らかの増減があれば変わるかも。
しかしアンケートがあるだけで、だめな取組は減りませんが、すばらしい取組は増えたような印象が。続けてほしいです。一度見に行きたかった。

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大相撲9月場所2011:千秋楽と総括 への2件のフィードバック

  1. みに のコメント:

    おもしろかったですね〜。
    菊、キセ、豊真将が強いとこんなにおもしろく
    なるんだ、と思いました(豊ノ島は最初に負け過ぎ)。
    優勝決定戦、もしくは巴戦が見られなくて残念でしたが、
    なに、まだまだこれからです。
    大関昇進はゴールではない!先輩たちを見ていれば
    しみじみとわかるはず、、。
    しかし千秋楽のキセの圧力はちょっとびっくりする
    くらいすごかったですね。おまえ、そんなに強いのに
    なぜ今まで、、(以下略)

  2. マイク松 のコメント:

    みにさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    わかります~、若手が活躍すると場所もおもしろくなりますよね。
    大関昇進はまさに、もう菊にとってはスタートラインですから。兄弟子の無念を晴らしてほしいです。
    キセはきっと来場所は…どうなりますかね。

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