読者「選手名鑑なんてどこも同じなんだよな」
??「確かに…載ってるデータはほぼ同じなんすよね」
読者「なんかさ、この名鑑ならこれが載ってる、みたいな独自の情報はねえのか」
??「独自の情報…いい選手ってことすか?」
読者「違えよ、なんかよ、選手に親しみがもてるような、そんな情報よ」
??「これだ…!」(これだ…!)(これだ…!)
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結局あの年鑑をつくった人は蔦屋重三郎の生まれ変わりなんじゃないかと思うマイク松ですこんにちは。なんやかんやで「べらぼう」まだみてます。富井が気に入ってるんですよね。
さて、プロ野球のキャンプも進んできて、シーズンが近づいてきています。早いとこ開幕してほしい。そんな開幕に備えてもっておきたいのが、プロ野球選手名鑑です。(主に他球団で)どんな選手がいるのか、この選手誰…?みたいなときに役立ちます。
冒頭で取り上げたように、何社も出してる選手名鑑は基本的に載っている情報に大差はありません。しかし1冊だけ異彩を放つものがあります。日本スポーツ企画出版社『2025プロ野球写真&データ選手名鑑』です。
左上に「データも小ネタも充実度No.1!」と書いてあるように、この本だけほんとにどうでもいいコネタが、新人を除くほぼすべての選手データにはさまっています。種いも球団オリックでいくつか抜粋してみると、
- クリアレン:中学入学時に上級生をフルボッコにしたヤンキー伝説をもつ(p.304)
- ワカツキ:街中で「毛深!」といわれ短パンをはけなくなったが、脱毛通いで解決(p.308)
- ニシノ:大人になって虫が触れなくなった(p.309)
- ファン感では「推しの子」のコスプレが好評だったが、実写映画にキャスト漏れし、「何が足りんかったんやろ」(p.322)
- ヒロオカ:球団公式動画で頻繁にNGワードを使う(p.323)
ほんとにどうでもいいですよね。他チームもすべてこの調子です。ほぼコネタだけのために毎年買ってます。でも同じのを2つ買うほどではないので、もう1冊は別の会社のものを買って、観戦用グッズを入れたバッグに入れております。忘れそうなので。
そういえばこれはオリックだけかもしれませんが、球場での選手紹介でも「オレをこう呼んでくれ」とか「子どもたちにひと言」みたいなどうでもいい情報がインサートされています。蔦重?