渋谷のバーのドアの前に英語で「前でご飯食べたり飲んだりドラッグやったりしないで」という内容の文章が結構な長さで書いてあって、ちょっと現代美術っぽいなと思ったマイク松ですこんにちは。実際に困っているんだとは思うんですが。
濃密な1週間もついに最後の試合です。北海道銀行×フォルティウス。ほんとにどっちが勝つんだろう。カーリングほど、どっちも勝たせてやってほしいと思うのってないんですよね。
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カーリング日本選手権女子決勝、北海道銀行×フォルティウス。実況は小宮山さん、解説は石崎さんと市川さん。メンバーはいつもの通りです。北銀のやつら元気だ。
第1エンド、北銀は中に入れてきました。アイスリーディングに使うかと思ったら、フォルティウスはコーナーガード置いてきました。フォルティウスは2つつくりましたが、北銀はヒットロールで対抗。また打ち合いに戻り、フォルティウスは早く投げすぎてスルーしてしまいました。北銀はガードをつくってドローを強います。フォルティウスのドローはいきなり微妙になり、メジャーの末北銀が1点スティールしました。
第2エンド、フォルティウスはコーナーガード。その後ろを狙っていたが、どんどんシンプルになってきました。仁平のダブルテイクアウトが決まり、とってもクリーンに。北銀が逆に2点みせて、フォルティウスが1点とりました。
第3エンド、お互いのセカンドがランバックからダブルテイクアウトを決めます。力強い。その後は少ないストーンを打ち合う展開。ガードの後ろに隠して3つ見せる形をフォルティウスが作りました。これはうまい。最後のショットはちょっと速すぎて、外に開いてフォルティウスが1点スティールしました。
第4エンド、ハウス中央に北銀のストーンが固まってきました。小野寺のパワーショットで形を変えて、数を減らしますが、北銀は粘り強く2つおいて、最後に2点とりました。
第5エンド、北銀は2つガードを置きましたが、小谷のトリプルテイクショットが成功!ハウスに何もなくなりました。ここから打ちあってブランクエンドになりました。
第6エンド、お互いのガードの後ろをめぐる争い。お互いのねらいをうまくつぶしあっている感じ。細かいコーナーガードの後ろの争いから、フォルティウスがいい形を作ってます。北銀はここでショートしてしまい、フォルティウスは相手の道をふさいできます。北銀はドローでなんとかナンバーワンをとりました。フォルティウスは自分のストーンに当てて中を狙い、見事にテイクしました。ついにフォルティウス3点とりました!
第7エンド、北銀はコーナーガードをおいてきました。フォルティウスはセンターガード。北銀がコーナーガードの後ろにストーンを置きました。なかなかテイクが難しい位置でしたが、ドローしてきたフォルティウスのストーンに北銀がくっつけました。難しいショットを決めたのはよかったのですが、北銀は2点目がのびすぎてしまって、1点止まりでした。
第8エンド、センターガードの後ろで縦に並んできました。ガードをつくる北銀、テイクするフォルティウス。またちょっとずつ動かす緊迫した展開。吉村のパワーショットでずいぶん形がシンプルに。フォルティウスはブランクにしたかったところですが、1つしかテイクできず、北銀が1点スティールしました。
第9エンド、シンプルにテイクし合う中でフォルティウスがタイムアウトとって考えます。双方のストーンが並んでいき、フォルティウスが中央にまとめてきました。北銀はなかなかいい形ができませんが、ちょっと当ててナンバーツーをとりました。そのあとタイムアウトをとって考えて、またちょっと押し込みましたがツー止まり。吉村が最後に2点目のドローを決めました。すごい。
第10エンド、北銀は両側にコーナーガード。そして山本がランバックでセンターをあけます。フォルティウスはガードを切りつつ、フリーズで対抗。縦に並んできます。北銀はナンバーワンをとって、フォルティウスはガードをおきました。北銀は2点目をドローでとりにいきます。田畑がボタンにドローして2点とりました。エクストラエンド突入。
第11エンド、北銀のガードをフォルティウスはウィックにいきます。北銀ががんばってスイープして無効にしました。またセンターラインにかからず今度はまずまずウィック。残ったガードの後ろに隠しにいき、ガードにいきます。エクストラに入るとタイムアウトが1回とれるので、フォルティウスはタイムアウト。ランバックでいきますが当たらず。しかしドローでフォルティウスはナンバーワンをテイクしました。最後の北銀のショットはぎりぎりハウスにかかるくらい。ドローで1点とって試合終了、フォルティウス 8-7 北海道銀行。
これまた死闘でした。ほんとにすごかった。両チーム決定戦に進ませてやりたかったです。胸がいっぱいでこれ以上かけません。おつかれさまでした。