大相撲5月場所2019:千秋楽とプチ総括

今回の夏場所千秋楽はとらんぷさんが観戦することになりました。さて、あなたが理事長なら、大相撲をどちらに導きますか?

  • A: 中国におけるパンダのように、国賓をいつも大相撲に招待できるようにして、歓迎の証として相撲観戦をしてもらう。相撲外交時代の幕開けだ!
  • B: 大相撲をVIPが観戦するのはいいけど、あくまで一般客と同じ扱い。国家権力に逆らってこそ大相撲。不満があるやつは稽古場横綱と死ぬまで三番稽古だ!

相撲協会がどちらを選んだかは、鶴竜の相手に誰を当てたかでわかります。鶴竜が負けるとそのVIPに座布団が降りかかるからです。したがって鶴竜がかなり苦戦しそうな強敵を当てるならB、地位は高いのに誰でも倒せそうな相手ならAです。マイク松ですこんにちは。結果は~?

千秋楽。実況は三瓶さん、解説は正面が北の富士さん、向正面が舞の海さん。
千代翔馬×勢。勢が幕内で。十両でも負け越しています。早くコンディションを戻してほしいです。立ち合い当たりましたが千代翔馬にはたき込まれました。
松鳳山×炎鵬。本当に激しい相撲になりました。炎鵬は勝ち越しをかけます。右に回り込んだ炎鵬、松鳳山は突き放してはたきにいきます。炎鵬もどんどん動いていきますが左四つ。投げの打ち合いにも両者残して体をぶつけあいます。寄っていった炎鵬を松鳳山が上手投げで下しました。常に動き回ったすばらしい相撲でした。炎鵬惜しかった。
千代丸×阿武咲。阿武咲が一気に押し出して勝ち越し。阿武咲なんとか勝ち越せてよかったですね。
輝×石浦。輝が一気に押し出し。石浦はもぐりこもうとしましたが、それごと押し出されました。輝は来場所この最後の方の調子ならたのしみ。
佐田の海×友風。右四つに組んで胸をあわせ、友風が押し倒しました。友風は入門以来続いている連続勝ち越し記録を更新。
大翔鵬×明生。北の富士さんがずいぶん明生を褒めています。立ち合いから前まわしをとりました。かいなをきめてくる大翔鵬ですが、かまわず出た明生が寄り切り。10勝ですか!
正代×琴恵光。差し込んだマサヨが前に出て寄り切り。マサヨも2けた。これはめでたいですね!前に出る圧力が出てきた。
徳勝龍×嘉風。突き押しで行く徳勝龍。左を差した嘉風がいい感じで攻めますが、引いて呼び込んでしまい徳勝龍の勝ち。
宝富士×志摩ノ海。志摩ノ海おっつけていきます。宝富士は上手をとりにいきますが、大学の先輩を押し出しました。志摩ノ海は敢闘賞もらいました。これは望外の結果ですね。次の名古屋はご当所、がんばりたいです。いつもこのへん微妙なんだけど、三重はご当所に入るのかな?
阿炎×玉鷲。なんと勝った方が敢闘賞という一番。玉鷲がいい押しで押していきますが、のど輪に手がかかっていた阿炎がひらりとかわして引き落としました。おもしろい勝ち方。敢闘賞がもらえてにこにこの阿炎。
千代大龍×栃煌山。千代大龍が突き出し。千秋楽は前に出て行きましたがまあ弱いヤツは寄ってこいですからね。
照強×大栄翔。照強中に入ろうとしましたが大栄翔に首をかかえられて浴びせ倒し。この2人が負け越しは残念ですね。とてもようがんばってたし。
遠藤×矢後。遠藤おっつけから右突き落とし。あっさり決まりました。遠藤はナナハチ。あと少しなんですけどねー。
隠岐の海×琴奨菊。さっぱりなオッキー兄さん。最後くらいはいい相撲みせてほしいんですが。菊にがんがんがぶられます。なるべくねばりますが結局寄り切られました。ああなるときついですよね。今場所はほんとに立ち合いがだめでした。
北勝富士×錦木。北勝富士が強烈な立ち合いからのど輪で押し出し。最後にいい相撲はみせました。ナナハチ。
おー!トランプさんがやってきました。なんか中途半端なところでした。
朝乃山×御嶽海。御嶽海が左おっつけから押し出しました。朝乃山も御嶽海の圧力はなかなか止められないですよね。御嶽海もしっかり存在感を示しました。スローでみると右差しが効いてるんですね。
碧山×竜電。竜電押し込まれますが、左上手をとって、回り込みながら強烈な上手投げで碧山を下しました。一度離れて上手をとったのがよかった。竜電は10勝で技能賞。意義深い場所になりましたね。
逸ノ城×妙義龍。おっつけてくる妙義龍を逸ノ城が突き落としました。特に盛り上がりもなく。
栃ノ心×高安。右四つになりましたが、高安が上手をとられる前に出て寄り切りました。栃ノ心に左上手をとられたら勝ち目がないだけにいい判断でした。
豪栄道×鶴竜。初日に期待の力士は北の富士さんがゴーエードー、舞の海さんが鶴竜だといっていたそうです…。それよりもここで鶴竜が負けるとトランプさんに絶対に座布団が降ってくるので負けられないです。まあ相手もゴーエードーなので安心。しっかり寄り切ってトランプさんへの座布団爆撃を阻止しました。
朝乃山は令和最初の優勝で、理事長から賜杯を、総理大臣から総理大臣杯を、そしてトランプさんからアメリカ大統領杯を初めてもらうことになりました。ほんとにラッキーマンですよね。
三賞は殊勲賞が朝乃山、敢闘賞が阿炎、志摩ノ海、朝乃山、技能賞が竜電でした。いっぱい出ましたね。

夏場所はなんだかおもしろい場所になりましたね。富山の人以外は朝乃山が優勝するどころか、優勝争いにからんでくることすら予想してなかったと思います。
それにしても朝乃山の運の強さはすごい。今回の割がどこかずれてただけでも優勝に大きな壁になったと思います。ポイントとなったのは栃ノ心。朝乃山戦で微妙な物言いの末に星を拾ったばかりか、そんな栃ノ心がライバルの鶴竜に当たってしまうのです。正直こんなに追い込まれた栃ノ心でなければ鶴竜を倒せる可能性のある力士はいないでしょう。とにかくついてました。来場所以降は注目されると思いますが、優勝した次の場所も普通にこなして普通に成績の悪かった玉鷲を見習って、自分のペースでいけばいいでしょう。
あと栃ノ心が久々に10勝して大関復帰した力士になれました。9勝からずいぶん時間かかりましたがよかったです。とにかくひざを大事にしてください。
また躍進した力士も多かった。鶴竜と栃ノ心以外に10勝した力士が志摩ノ海、マサヨ、玉鷲、阿炎、竜電、明生とこんなにいました。マサヨって10勝したっけ?と思う人いたと思いますがしてたんです。もちろん従来通りの期待の力士もがんばってほしいです。
いよいよ群雄割拠、戦国時代の様相を呈してきた大相撲。名古屋場所もたのしみです。
え?オッキー兄さんは振り返らないのかって?あんな10敗した力士とか振り返らなくてもいいでしょう!次や次!
…といっておかないといけないのです。今回のオッキー兄さんの弱さ、その背後には国家レベルの陰謀が!続きは次回!(ほんとか)

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