サムライ、のちカーリング男女決勝

アサダはサムライ。ロシアの熱さったらないなと感心したマイク松ですこんにちは。僕も日頃からメダルで選手の勝ちが決まるわけではないといってきましたが、ハエみたいなもんだといわれるとは思いませんでした。
でも浅田のことをちゃんと慮ってくれてるし、意外にちゃんとサムライのことをよくわかってると思いました。「サムライにとって唯一の勲章は不朽の名声だ」とかなかなかいえませんよ。侍Jとかはこういう意味で使ってほしいと思います。ハラキリ!
今日は朝からカーリング三昧。女子決勝と男子決勝みました。
女子決勝、カナダ.vs.スウェーデンは実力伯仲の展開でした。どこまでも互角の展開で終盤に。ライン上に何かごみが落ちていたらしく、スウェーデンのショットが曲がってしまったところでカナダに流れがきました。ビッグエンドを作ったカナダが勝利。ミスも結構ありましたが、スキップのジェニファー・ジョーンズが今日はすばらしい出来で、大事なショットをことごとく決めていました。結局カナダはオリンピック全勝で優勝。すごい。おもしろかった。
男子決勝、イギリス.vs.カナダはここまで強さをみせてきた両者でしたが、カナダの強さが目立ちました。僕らのみたかったカーリングですが、たった1つのテイクショットでストーンが爆発するように飛び散って、次の瞬間に全然違った配置になっていました。すごい。まったく予想がつかない展開。
カナダはイギリスのミスにも乗じますが、とにかくおそろしいほどの難しいショットをイギリスに強いるような展開にもっていきます。そしてスイープ力がすごい。カナダのリード&セカンドのハーンデン兄弟は「世界一のスイーパーになりたい」というほどのすごい技術とすごいパワーをもっています。みるみるショットがのびていくのがわかりました。結局カナダが8エンドで勝利。おもしろかったです。
カーリングも終わりましたが、今回は敦賀さんが全部解説していました。見ていて思うのは敦賀さんのいいところを探す能力ですね。きっとカーリングの文化だと思うのですが、とにかくどんなショットでも結果は悪くないと、次への展開を考えてコメントします。Bプランの説明は当然で、ショットが当初の意図とは外れていてもこのように今のショットは使えるから悪くないとか、たとえ意図せぬスルーでも「次に挽回すればいい」とか。
きっとカーリングに求められる能力なのでしょうし、オレたちの小林さんに始まり、今までの選手もみんなそんな感じでしたが、敦賀さんのいいところ探し能力はほんとすごい。こうやって思考を鍛えていくんだと思うと、僕もいちいち考えるようになりました。
今の時代はなかなかそうじゃなく、むしろ人のミスをあげつらうことも多いですが、スポーツ全般にいえるすばらしい志向性だと思いました。敦賀さんおつかれさまでした。次はぜひあのムキムキマンの軍団に対抗できる男子代表を育ててください。

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