数日前から楽しみにしていたオリックス2軍のイベント「おかもとカレーDay」へ行って参りました。うまいカレーが食べられると言われては行かないわけにはいかない「私の身体にはカレーが流れている」富井です。
どんよりした曇り空の天気でしたが、連休さなかのカレーの日とあって。神戸サブ球場にはざっと500人ぐらいの観客がいました。この企画大当たりと言ってよいでしょう。
さて、カレーを確認していきましょう。カレーは700円でご飯が若干少ないのが気になりますが、ラッキョウと福神漬けがついています。カレールーはいわゆる欧風カレー。コンビーフみたいに細かい牛肉がたっぷり。まろやかなので甘口に感じますが、後からピリッときました。もう球場レベルのカレーではありません。ホテルのカレーがこんな屋外で食べられるなんて素晴らしい!
そして試合前には期待のルーキー、安達選手・堤選手による「おかもとカレー」のアピール。しかし、安達選手は「辛いのが苦手なのであまり辛くなくておいしい」(堤選手は失念)などあまりおいしいかどうかわからない感想を述べていました。まあ、ここで饒舌に
「ぼくはカレーが大好きで食べ歩いてますが、ここのカレーが一番ですね」
「赤ワインの隠し味がきいてます」
「コクがあって一口ほおばるごとに肉のうまみで口の中に牧場が」
「まあ、チャック・マサラ!」
などと言われても困りますけど。
その旨いカレーを作ってるおかもと料理長は、観客がむしゃむしゃ食べている間も選手を相手にキャッチボール。準備に余念がありません。そして始球式ではチーフコック帽でキメたおかもと料理長がノーバウンドで見事な投球を見せてくれました。
試合の方は中日の1番に藤井がいきなりスリーベースで出塁して3連打で2点を取られるなど、終始中日ペースで4-2とリードされるという何ともお寒い試合。何人もピッチャーが出てくるのですが大体テンポが悪くて、大してイベントもないのに先日見た1軍のロッテ×オリックスの方がさくさく進んでいったぐらいなので、かなり退屈しました。
帰ろうと思ったところ、7回から代打にキャッチャーの伊藤(元気そうで何より)とベロスが登場しました。ベロス、初めて聞く名前やなと思っていると、周りの人たちも選手名鑑をめくっていました。育成選手らしいです。全く打ちそうにない雰囲気なんですけど、3塁守備に回ると強肩を見せてくれました。なんかわかりませんが、そそられる選手です。
9回にもベロスに打席が回ってきそうなので、本当はもう帰りたいと思いながらも見ていました。ロベスは4番目。3人で試合を決めずにロベスまで打席を回せといい加減なヤジを飛ばしながら見ていると。荒金、辻という1軍の試合にも出ている選手が小熊にあっさり片付けられました。伊藤は四球でも何でもいいのでとにかく塁に出てほしいと思っていると、きれいに打ち返して2アウト1塁。期待のベロスに打席が回ってきます。ホームラン打ってほしいなあ・・・でもこのフォームじゃ駄目だろうなと思っているとバックスクリーンに飛び込むきれいなホームランを打ってくれました。なんと劇的な!貧打に苦しむオリックスはすぐにベロスを支配下登録すべき。家に帰ってチェックしてみると1割未満で、話題のぼうかーも真っ青な打率でしたが、なんかロマンを感じます。
カレーだけじゃなくて試合まで大満足。なんていい日なんでしょうか。
なぜこのおいしいカレーが1軍の試合で食べられないのか不満ですが、こちらも大人なのでほかの店との契約とかいろいろあるのはわかります。ということで、これからも2軍では野球好きの飲食店店主による始球式+その飲食の提供を名物にしていけばいいんじゃないでしょうか。元高校球児の焼き鳥屋、野球好きの元力士のちゃんこ鍋、ギャンブル好きの元永世大関の焼き肉等々なかなかいい広告になると思いますよ。現に、私はグリーンヒルホテルにもカレー食べに行きたいと思ってますし。
あ、でもおかもとカレーはこれからも神戸サブ球場で食べられるみたいです。また行こう。
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