アイスダンスやペアのカップルを略するときにペシャラ・ブルザ→ペしゃぶる、ボブロワ・ソロヴィエフ→ぼぶそろみたいにいうことがありますが、たとえばテヘニコフ・ペロリンガとかいうカップルはてへぺろって略するのかなと思うマイク松ですこんにちは。ペロリンガて。ペロリンガ星人か!(てへぺろ)←使い方あってますかね
今日は昨日の続き、欧州選手権のアイスダンスFDです。
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フィギュアスケート欧州選手権、アイスダンスFD。実況は小林さん、解説は藤森さん。
ゼオビナ・シトニコフ。レネ・オーブリーの曲。なかなか独創的な選曲。入れ替わりながら滑るおもしろいステップも独創的です。ツイズルはまずまずですね。ファンキーな雰囲気を作りながらのSlLi。シトニコフもしっかり盛り上げます。CiStはスピードがでにくいけどアピールしてます。で曲が変わると雰囲気もがらっと変わりました。ダンススピンもしっかりみせます。CuLi+RoLiはすごいポジション。強力な武器ですね。おおーって思いました。CuLiもポジションがすごすぎる。アクロバティック。DiStではちょっとスピードが落ちますね。最後はStLiでフィニッシュ。これはおもしろいですね!ステップを磨けばもっと上にいけそう。アゼルバイジャンを盛り上げてほしいです。133.04。
ギニュール・ファッブリ。「ゴッドファーザー」。ツイズルはよくあわせてます。SlLi+RoLiはもうちょっとポジションチェンジがスムーズにいけばいいけど、さっきとは逆にこっちはステップがなめらか。MiStはワルツに乗ってディープエッジでスピードにのります。ダンススピンへの入り方が工夫あり。ストーリー性をよく表現していると藤森さん。CuLiはやっぱりよっこらせやっこらせみたいなポジションチェンジ。「ゴッドファーザー」ががんがん歌われる中、CiStからSlLiでフィニッシュ。よかったよかった。ファイエラ・スカリのような技術はないですが、しっかりステップをふんでいくカップルです。やっぱり期待できますね。129.46。コーチにフーザルポリが入ってます。やっとフーザルポリがどういう人か思い出しました。
キャロン・ジョーンズ。ジョーンズがかぜをひいているみたいです。大丈夫か。ガーシュウィンメドレー。いきなりStLiですてきな雰囲気を。これはきれい。ツイズルはセカンドでジョーンズが遅れました。かぜかなあ。DiStはとてもすてきな雰囲気。細かいステップが味わい深いですね。RoLiはばんばんまわしてますが、そのうち手を離してしまうんじゃないかと心配。がんばれジョーンズ。CuLi+RoLiはぶんぶんまわしてふわっと下ろす。メリハリがきいてますね。ダンススピンも雰囲気あります。曲の変化をうまくメリハリにいかしてるし、そのへんの切り替えもうまい。最後までしっかり盛り上げました。がんばったジョーンズ。終わって青い顔をしているところに苦笑いのキャロン。でもこのカップルこんなによかったっけ?すごく上達してますね。物語がどしどし生み出せるようになってきました。142.27。かぜでもがんばってよかったな。
ジガンシナ・ガシ。「ロミオとジュリエット」。これスタビスキーが振り付けしてるらしいですね。出だしはもろそんな感じ。と思ったらガシがおもいきり転倒していました。なんかあったんか。CiStはエッジをふかく使ってるし、相手との距離感もいい。SlLiはシンプルな出来。曲が変わっていきなり宇宙っぽい振り付けがあったんですがあれはなんのロミオとジュリエットなんでしょうか?DiStもエッジワークがいいですね。RoLiとCuLiで宇宙生物を表現して、最後は手を取って切腹。なんかすごい独創的な振り付けでしたね。さすがスタビスキー。富井が横でフィニッシュの時に爆笑してましたが、こんな話なんですよね?ともあれやっぱり技術あげてましたね。140.84。おおー、転倒したのにいいとこきてますね。
イリニフ・カツァラポフ。「アヴェ・マリア」。いい振り付けからRoLi。カツァラポフのホールドもよかった。CiStは流れるようなエッジワークに加えて手の表現がいいです。RoLiはぶうんぶうんと振り回しても安定してますね。ツイズルはおもしろい構成でユニゾンがあってなくてもわかりづらい。考えてますね。というかあってましたけど。CuLiはがんがんポジションチェンジしてるのに安定。カツァラポフの頑丈さはすごいな。ダンススピンはちょっと遅かったか。DiStもいいエッジワークでクライマックスにつなげてました。終わったあとですぐガッツポーズのカツァラポフ。モロゾフの振り付けだけどそこにカツァラポフの熱さがいい味を加えてますね。富井と藤森さんの意見があいましたが、あんまりモロゾフ色に染まらず、味を大事にしてほしいです。153.12。
カッペリーニちゃん with L。いい衣装。FDはカッペリーニちゃんのかわいさ押しでいこうぜ。「ラ・ストラーダ」。くるまのマイムを入れたり。ツイズルはスムーズなプロセス。やっぱりちゃんと技術は上がってますよね。CiStはうまくスピードを出してますね。曲を変えてもうまく雰囲気も切り替えて、そのままDiSt。RoLiのポジションがおもしろい。そして曲がかわったときのカッペリーニちゃんの表情は見事。ダンススピンの雰囲気にもつなげてます。SlLiはスムーズでスピードも出てました。RoLiのポジションもよかったし。ストーリー全体を表現しようとしてちょっと窮屈なプログラムになってた感じはあったけど、演技全体はよくまとまってましたね。153.09。0.04点差で2位。
ボブロワ・ソロヴィエフ。オペラ「ファウスト」より。衣装のコントラストがきれいですね。いきなりSlLiでかましてきます。ツイズルはよくあってるしCuLiはボブロワの身体能力がいきてます。CiStはあんまり進んでない感じ。そういう意図があるのか。曲が変わって今度はなめらかなエッジワークからダンススピン。DiStはよく伸びるエッジワーク。SlLiは音楽がすごいいいですね。どこの演奏なんだろう。RoLiも気合いを感じます。すごいいい演技だったのですがいつものスピードがちょっとなかったかも。この音楽に乗ってばっちりの演技できたらすごいと思ったのですが。160.23。1位にはきました。
ペシャラ・ブルザ。「パッション」ほか。エジプトをテーマにしたプログラム。すごいCuLiからきました。ペシャラのポジションがいい。CiStはリズムに乗ってスピードもあるしユニゾンもいいぞ。SlLiはなめらかでいいですね。ミイラのおもしろダンスも楽しませてくれます。ツイズルはまずまず。SlLi+RoLiはメリハリのあるポジションがとてもみやすいし目を引きますね。DiStは入れ替わりもきれいだしその合間の表現もしっかり。そのままダンススピンにつなげています。リズムもしっかりとれてるしダンスもかっこいい。洗練されたポジション。最後まで楽しませてくれました。独創性ありましたねー。これぞ芸術。プログラムの最後の盛り上がりは、キャンデロロに相談して作ったらしいです。なるほど。164.18。やった!1位になりました。ちょっと心配でしたが。涙ぐむペシャラ。
リアザノワ・トカチェンコ。スピリドフ「吹雪」より「ロマンス」。ダンススピンから入ります。いいポジション。DiStはじっくりみせてくれますね。SlLiもスピードがキープできてますし、ツイズルもよくあってる。RoLiは飛び十字のように入っていきます。CiStはドラマ性をぐんぐん高めていきます。RoLiは片手ホールド。トカチェンコのパワーみせてくれます。CuLiとSlLiでフィニッシュ。ドラマチックなプログラムでしたね。このカップルの持ち味を十分発揮していたでしょうか。もっと向き合ったときの視線の使い方とか、エッジワーク以外でできることはまだあるかも。それができたらすごいいいカップルになるでしょう。152.22。
トビアス・スタグニョナス。「オンリー・ユー」ほか。ツイズルはタッチしてしまいました。そのあとでおもしろ振り付けが「やっちまったぜ~☆」的な感じに見えておもしろい。ダンススピンも音楽に乗せて。音楽が変わるとSlLi+RoLiでしっかり雰囲気を作り出します。このへんはさすがヴァーチュー・モアらのコーチですね。MiStはしっかりお互いを見ながら的確に物語を作り出していきます。CuLiから音楽が変わります。DiStはチェンジオブペースも入れながらフィニッシュ。ツイズルのミスはありましたが、これから大きくなりそうな可能性はやはりありますね。139.53。でもやっぱりあのミスは痛かったか。結構みんな僅差でしたからね。
クームス・バックランド。最終滑走ですね。エルビス・メドレー。最初のポジションもかっこいい。またフラットちゃんぽい振り付けからツイズル。SlLiはすごい入り方!アクロバット最高です。そのままRoLiにもっていきます。すごい曲をうまくつかんで、躍動感がすごい。観客ものりのりです。DiStものせられてがんばってる。RoLiはやはり身長差があるから振り回しても回転が速い。CiStは音楽を変えてしっとりと。CuLiもバックランドもらくらくホールド。ダンススピンもしっかり締めました。これはよかったですね!アイスダンスの楽しさとおもしろさをしっかり伝えられたと思います。技術がもっとつけばもっとよくなる。カー姉弟がいなくなってもイギリスはまだまだ終わらないですよ。145.31。大躍進です。
○最終順位:
1. ペシャラ☆ブルザ
2. ボブロワ☆ソロヴィエフ
3. イリニフ☆カツァラポフ
4. カッペリーニちゃん(L)
5. リアザノワ☆トカチェンコ
6. クームズ☆バックランド
優勝はペシャラ・ブルザ。無事連覇できましたが、FDの表現力で差が出ましたね。ボブロワ・ソロヴィエフは勝つにはSDでもうちょっと離しておきたかったところ。エジプトを表現するのに細かく細かく積み重ねていくのはキャンデロロもやっていたこと。モチーフを散発的に入れていくよりもグルーヴが生まれますよね。いい演技でした。
ボブロワ・ソロヴィエフはFDでいいところが出せなかった感じ。世界選手権では少し変わるかも。イリニフ・カツァラポフはカツァラポフがすごいいいということが発見でした。モロゾフがついてるからよくなりそう。富井いちおしのトカチェンコたちはもうちょっとよくなるのにかかりそう。一度オースティン・パワーズみたいなおもしろプログラムかラブコメディとか滑ってみれば変わりそう。
カッペリーニちゃん(L)ももうちょっとで3位表彰台だったのに。あれはかわしておかないと。クームズ・バックランドやキャロン・ジョーンズといった次世代が出てきているのがうれしい。
今年の欧州選手権はなかなか発見の多かった大会でした。
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