フィギュアスケートグランプリシリーズ2011 NHK杯(6):男子シングルFS

知ってますか?高橋のISUのサイトでのバイオグラフィでは、ホームタウンがアガマサキという謎の地域になっているのを!マイク松ですこんにちは。将軍のホームタウンADUCHIとかOWARIとかになってたらおもしろいなと思ったのですが、こちらは普通に高槻でした。
もうNHK杯も男子シングルFSですね。エキシビション+豊の部屋はゆっくりみることにして、はやいとこ見てしまいますね。

フィギュアスケートグランプリシリーズNHK杯、男子シングルSP。実況は鳥海さん、解説は宇宙刑事ホンダバン。
トマシュ・ベルネル。調子は悪そうですがクワドルプルはチャレンジするでしょうか。映画「スウィング・キッズ」より。4Tは流れよくばっちり決めてきました!このあたりはさすがですね。3Fはオーバーターンです。3Loは成功。上々の出だし。CiStは余裕あるエッジワーク。決めるところもしっかり。全力ではないにしてもみせるところありますよね。音楽の切れ目で半袖にする。なんだ。一体なんだ。3Aはちょっと嫌な降り方しましたね。そこでもう1回2Aを決めます。あとはゆっくり演技するいわゆるKVDP方式というやつなのか。3F+2Tはしっかり。3Lz、3S+2T+1Loと決めてきました。サスペンダーをはずして場内をもりあげたあとで豪快につまづいてスライディング。振り付けかと思いましたよ。あとは流してフィニッシュ。体調は全然よくないみたいですが、それでも最後まで演じました。きてくれるだけでもうれしいですよね。196.63。おつかれさま。
アルミン・マーバヌーザデー。映画「キル・ビル」より。3Tからスタート。クワドルプルは自重してますね。3Aは成功。例の音楽になってうまく音楽を使いながら、いいタイミングで3Lz成功。3Loは高さが足りずステップアウト。CiStは音楽のテンポを使いながらこつこつと。音楽変わって3A+2Tを成功。ドーナツスピンを含むコンビネーションスピン。てきぱき。3F+2Tも決めてきました。今日はマーバジャンプいいですね。3Sからスピン。そして3Lzは転倒。これは決めたかったですね。SlStはテンポよく、最後は高速スピンでフィニッシュ。うーん演技全体はまとめてきたんですが、もうちょっとメリハリがほしかったですかね。185.58はシーズンベスト。少しずつ全米に向けて高めていきましょうや。
サミュエル・コンテスティ。エディット・ピアフ「バラ色の人生」。ほか。最初からばんばん小芝居を演じてきます。このあたりはほんとうまい。3Aは大きなジャンプ。3Fは成功。エッジどうでしたかね。3Lzとジャンプ降りてきます。スピンはその回転速度も音楽表現のようにみえます。シットスピンは回転速くと区別してますね。CiStは小芝居も入れながら。ステップなのかトランジションなのか。3A+2T+2Tを決めてきました!疲れないうちに決めておきましょう。3Loは手をつきました。あぶない。サスペンダーで遊びながらSlSt。間に2Aを入れながら表現重視。1人だけコレオステップの意味を理解しているみたいですね。3S+2Tも決めた。3T+2A+SEQと成功しました!今日はほんとにジャンプよかった。スピンでフィニッシュ。コンテスティ本来の滑りが今日はできましたね。ジャンプは悪いわけではないみたい。欧州選手権にむけてコンディションを高めていきましょう。209.69。
ロス・マイナー。マイナーもクワドルプルは入れないみたいです。黒ずくめの衣装。映画「アンタッチャブル」より。3Aは高くて大きく決めました。3A+2Tは安定感ありました。しっかり音をとりながら3Lzはステップアウト。転倒をまぬがれました。スピンはキレあります。CiStは音楽が変わって流れるように。ツイズルうまいな。足下の技術はあります。3S+2T+2Tをまず決めてきました。3Lz+2Tも今度はルッツも成功。ジャンプ安定してます。3Loはうまくこらえました。シットスピンは最初も終わりもきびきび。2Aから最後はステップからの3F。いいですね!SlStは丁寧さよりも躍動感を重視。スピンでフィニッシュ。いい演技でしたね!全体をしっかりまとめる力ができれば、ライサチェックみたいなスケーターになれますよね。212.36。
町田樹。「ドン・キホーテ」。これはランビエールが振り付けしてくれたみたいですね。王子プログラムをどう演じるか。うーんランビエールの振り付けですね。見事に。4Tはツーフット。演技の流れはキープ。3A+3Tはしっかり成功。加点つきそう。3Loはダブルに。CiStはほんとランビエールらしいいい振りつけ。町田もがんばってますね。スピンは丁寧に。後半の3Aはシングルになりました。これは決めておきたかった。3Lz+2Tはクリーン。成功したときのジャンプの流れがとてもいいですよね。3Fはダブルに。CiStはもっとワルツを感じてほしい。どしどし。3Lz、3Sと決めて、最後のスピンも回転速度はありました。がんばりましたね。このプログラムをもっともっと滑り込んで、完成させてほしいところです。まだまだランビエールの意図はたくさん隠されてますよ。195.45。
コンスタンティン・ミンショフ。ベテランパワー!「ザ・レース」ほか。4T+2Tはセカンドでツーフットになりました。もったいない。3Lzは跳び急いだか転倒。おちついて!4Tは転倒。ここで立て直そうぜ。スローパートの表現力もあるしつなぎもしっかり。3Aはダブル。スピンはしっかり回ってますし、CiStは速い音楽をがんばってますね。手の動きがきっちり。3Loは成功。3T+2T+2T、2A+1Tを最後に決めました。音楽が結構めりはりがないので、構成も考えた方がいいでしょうね。だいぶ長く感じました。SlStも含め結構場内を盛り上げてはいたのですが。195.88。
ブランドン・ムロズ。ビゼー「カルメン」。どんなプログラムにしてるんだろう。3Lzはちょっとタイミングがあわず転倒。3Aは手をつきました。序盤のジャンプはあわないですね。2A、3Fといまいち決めきれない。音楽はよくつかんでるのですが。でもつなぎの部分をもっと重視してほしい。3Aはシングルに。わりと平板なプログラムですね。3Lz+1Tは間にターンが入りました。1A、1Lzとしょんぼりジャンプが続きます。勇壮な曲なのに盛り上がらない。富井は「カルメン村の日常みたいなプログラムだな」といっていました。SlStからスピンでフィニッシュ。まあムロズはこういうときがあるので印象が薄いのですが、一番悪い時にあたってしまいましたね。どんまいムロズ。184.83。マイナーの表彰台が確定しました。
小塚崇彦。楽しんでいきましょう。「風の谷のナウシカ」より。4Tはツーフットになりましたね。どんまい。3Aは加点つきのいいジャンプ。3Lz+2Tも成功。いいですね。しっかり表現していきましょう。スピンも曲にあわせて流れるように。CiStは細かい音楽をしっかり拾って一音一音表してますね。3A+2T+2Loはなんとかセカンドサードとつけましたね。質の高いスピンから、難しいステップを入れた3F。3Loはダブルになりました。タイミングがずれたか。3Sはクリーン。3Lz+2TからSlStに。雄大な風の流れを感じるような。ほんといいステップですね。最後もしっかりしたスピンでフィニッシュ。いい演技でした!表現の意思がリンクに満ちてましたね。だから小塚の演技には引き込まれる。235.02!いい点でました。少しずつ向上し続けて、完成型をみせてほしいですね。
高橋大輔。横綱相撲に出来るか。「ブルース・フォー・クルック」。すごい集中した動きですね。4Fは降りてましたが転倒。おしいなー!降りられたジャンプでした。3Aはクリーン。この3Aはほんとすばらしい。3Sもさっくりと。前見たプログラムよりもさらに、表現が増してますね。スピンもその一部。CiStはこんな暗い曲なのに歓声が上がる高いレベル。ブルースを理解してるんですよねー。スピンも雰囲気を維持してます。3A+2Tは成功。3F+3Tはあぶないところでした。3Loも予備動作があまりなくても跳んできます。3Lz+2Tとジャンプを決めながらもリズムはつなぎの部分でもしっかりとってます。3Fはなんとかリカバー。SlStはほんとぱんぱんというあの一定のリズムをいかして、独自の音楽を奏でるような、すばらしい音楽表現でした。あそこまでできるんだ。最後のスピンでフィニッシュ!やはり高橋の力なら、あの曲をここまで高められるんですね。今まで見た「ブルース・フォー・クルック」の中でも一番でした。ジャンプのミスとかどうでもいい。すばらしい演技でした。259.75。ぎゃー。すごい点がでたー。
○最終順位(工務店風に):
1. 高橋工務店
2. 小塚建設
3. 手作りの店マイナー
4. 欧州風家造りを目指すコンテスティ建築
5. 劇的ビフォーアフターの匠ベルネル
あれ?1,2位はともかく、3~5位はだいぶ変わってますね。
優勝は高橋。PCSで4つが9点台ですよ。あぎゃー。でも文句があるのかといわれるとないなと思わせる、見事なブルースでした。緻密なプログラム構成をよくここまで昇華させました。その上で高橋の色もしっかりつけて。場内も盛り上がるはずですよね。今までのプログラムもすごかったけど、スケーターの実力が問われるこの曲でよくぞここまで。ありがたい話です。いくつか回転不足とられてますけど、そんなのはどうでもいい。あの音楽表現がすべてですよ。
小塚は2位。だいぶくやしそうにしてましたが、24点差をつけられるとそんな気にもなりますよね。しかもあっちも4回転は同じくミスしてるんだし。でも小塚のスケーティングを究めていけば普通に戦えるはずなんですが。やっぱり音楽表現の部分で差をつけられているのかなあ。とりあえず衣装を青くしましょう。ナウシカと同じにして。そこで曲の解釈の差が出ていたんだよ!なんだってー!?(なつかしいMMR的な)とりあえずまだプログラムは完成していないのです。今はしっかり完成型を目指して地道に取り組みましょう。最高を求めて終わりのない旅をするのは生きている証拠ですから。大丈夫、小塚には佐藤夫妻がついてるんですからね。
3位はマイナー。あれ?マイナー!?という感じですが、3,4,5位があんまりなスケーティングだったので、ごぼう抜きでまさかの表彰台。安定感で表彰台に滑り込むのはライサチェックも持っているスタンド能力です。今日はいい演技でしたし、3位も当然ですよね。4位はコンテスティ。あれ!?でも今日はいいコンテスティ、強いコンテスティでした。久しぶりですが、ジャンプが決まれば曲の解釈ももっと生きて点が伸びます。5位はベルネル。あれー!??!!?という感じですが、最後までがんばって滑ったら5位まであがりました。ヨーロッパチャンプなめんな!ベルネルにも多少機嫌良く帰ってもらえそう。札幌でおいしいものでもたべてよ。

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フィギュアスケートグランプリシリーズ2011 NHK杯(6):男子シングルFS への6件のフィードバック

  1. えりこ のコメント:

    バイオグラフィ見ました(笑)
    ホームタウンも気になりますが趣味がお買い物と友達と会うって…女子力満載?
    そんな高橋選手ですが演技は男っぽさ追ってましたね。
    他にはない魅力満載の素晴らしい演技でした。
    小塚選手もいい仕上がりになってきてますね。
    正直JOで観た時は高橋選手は30代の時で、小塚選手10代の時で観たいプログラム? って思っちゃったけど二方とも今の自分に引き付けて仕上がってきてますね、次の試合が楽しみです。

  2. minette のコメント:

    小塚選手、衣装を青くしたらいいのにって、私も思いましたっ! オウムの金の触角に変わって銀盤に青い戦士現るって感じじゃないとやっぱりって思ってたんですよー。それにしても、PCS、高橋選手とこんなに差が開きますかね。小塚選手だって流れもエッジ使いもスムーズなのに。高橋選手の持つ「俺の滑りが音楽を奏でてるんだぞ」ってオーラが出ないと、やっぱりほぼ9点台オールとかは無理なんですかねー。

  3. ゆみさまま のコメント:

    おはようございます。
    せっかく予約録画したのにDVDの時間設定が間違っていてEXの第二部のほとんどが録画できていなくてがっかりしてます。
    (リアルタイムで見ていたのが救いです)
    こづと大ちゃんの得点差。私もここまでは開かないのでは?と思いましたが、きっとこづはこの点差をばねにやってくれると信じてます。全日本が楽しみです。
    ただ衣装はやっぱり「ナウシカ」なら青ですよねえ。そしてSPの衣装はせめてズボンを黒に・・・・。
    一緒に見ていた旦那が「EXの衣装が一番カッコイイんじゃないの?」と一言。
    こづはシーズンを通して衣装をけして変えない子ですが(「ロミオ」のときに少しフリルが足されたくらいで、あれもまだ出来上がっていなかっただけときいたような・・・・)今回は変えて欲しいです。

  4. みーちゃん のコメント:

    おはようございます。
    アガマサキ・・・私もです。何処にあるのーーーー?
    高橋選手、凄すぎます。今までにブルースで滑ったものは正直見ていて退屈することが多かったのですが、ここまでやるとは天晴れです。
    順当に行けばファイナルでのパト・チャンとの対決がもう楽しみです。
    それにしても女子はバッチリですが、ロシア男子はガチ君以外はどうしているんだろうと心配になります。
    このままだと”アノひと”が「俺にまかせろ!」と。宇宙人降臨をちょっとだけ期待してしまいます。

  5. 桜もち のコメント:

    高橋選手のブルースは、圧巻の演技でしたねー!
    彼の音楽表現に見入っていると、なぜか初めてスケートを見た子どもの頃から今までのことを思い出し、“ここまでできる選手が日本に現れたんだなぁ…”としみじみしてしまいました。ソチまで現役続行を決意してくれて、本当にありがたいです! ぜひ、これから出てくる若いスケーターのためにも、もちろん私たちファンのためにも、たくさん良い演技を見せてほしいです。ファイナルもすごく楽しみです♪
    小塚選手は、くやしそうでしたね。
    たぶん持っているものは高橋選手との差は無いんでしょうけど、“リンク上にあるもの(氷・音楽・観客・ジャッジetc…)全てを支配する力”を身につけられるかどうか、にかかっているんじゃないかな? という気がします。でも、きっと小塚選手なら大丈夫ですよね。“現実に打ちのめされ倒れそうになっても前を向いて歩いて”いけますよね? 佐藤ご夫妻+有香ちゃん+小塚パパがついていますものね。
    全然関係無い話で申し訳ありません。今さらなのですが、最近Perfumeにはまってしまって… 
    来年のアリーナツアーのライブチケットを取ろうかどうしようか、ものすごく迷ってます。アイドルのコンサートなんて、場違いだろうなぁ。でもすごく行きたいです。

  6. マイク松 のコメント:

    みなさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
    >えりこさん
    おもしろいですよねアガマサキ!
    あと将軍のところではちゃんと17代目の末裔なんだと書いてあっていいです。
    2人とも独自の解釈が進んできてますよね。完成型がほんとたのしみです。
    >minetteさん
    きっと全日本あたりで青い衣装になっているのではと期待したいです。ナウシカでも途中で青くなりますからね。
    PCSはだいぶ離れましたねー。まあそちらを考え始めると暗くなりますので(笑)、きっと小塚も出せるようになりますよ。
    >ゆみさままさん
    リアルタイムでごらんになっててよかったですね。
    そうそう小塚は逆境を自分の力に変えられますから。悩むよりも練習ですね。かならず大きくなるはずです!
    >みーちゃんさん
    アガマサキはどこにあるんでしょうかね!
    あのブルースを選ぶ人はどういう考えなんだろうと長年思っていましたが、今日納得しました。あれはほんとすごかったですね。
    宇宙人降臨は望むところで!
    >桜もちさん
    高橋のブルースは表現の極地にたどりついたという感じでした。おっしゃるとおりここまでできるんだなという素直な感動がありましたね。ありがたい。
    小塚は大丈夫でしょう。むしろおもしろくなってきやがったと。思いがけないワクワクに出会うためのスパイスですよ。
    Perfumeのライブはぜひ行ってください!あのダンスはブライアン・オーサーレベルのいいコレオグラファーが作ってますからね。

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