なんかニュース見てたら北海道は積雪があったみたいで。これから寒くなるのかと思うと気が重くなるマイク松ですこんにちは。あったかい方がいいよー。
しかし寒くなるといいのはフィギュアスケート。今日は昨日のジャパンオープンに引き続いて開催された、カーニバル・オン・アイスをみていきます。こちらはちゃんと気がつけました。
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カーニバル・オン・アイス2011、実況は小島さん、解説は有香ちゃん。有香ちゃん忙しいのにありがとうございます。紹介VTRはざっくりととばします。
羽生結弦。おもしろいポーズからスタート。アームストロング「ロミオとジュリエット」。4Tは成功しませんでしたがスピードありますねー。3Aはばっちりです。3Fからスピン。独創的なポジション。有香ちゃんがおもしろい言葉の使い方で「感心してます」とか解説してる。おもしろい。3Lz+2TのコンビネーションからCiSt。FSのプログラムですね。しっかり仕上がってるしショーとしての見せ場も忘れてない。成功しなくても3Aの高さと距離がすごい。3Tからイナバウアー。スピンもしっかり。SlStはメリハリがしっかりついてみせる構成。最後はビールマンスピンで決めました。これでジャンプの調整が終われば表彰台どころか優勝もいけるでしょう。強さを増してますね。…エキシですがFSみたいにみてしまいました。小島さんは「有香さん」って呼ぶんですね。ちゃんと取材しているみたい。
庄司理紗。ブライアン・ブロンバーグ「ザ・ハチャ・チャチャ」。3Lo+2Tからスタート。エッジワークがきれいになってますねー。2Lzからスピン。ステップから2A。落ち着いた雰囲気に有香ちゃんが「どっしりとした雰囲気」といってる。力士か。ビールマンスピンは軸がしっかりしていて速いですね。SlStはとても軽快なエッジワークでこのへんは向上してますね。じっくり成長してほしいです。
エリザベータ・タクタミシェワ。きました。「タンゴ」。SPナンバーだそうですね。というかすごい存在感。のっけからリンクをがっちり支配。3Lzからきました。ばっちり。ステップからの3Loも流れを意識。2Aも決めてあとはタンゴの雰囲気もりもり。CiStの表現力は群を抜いてますね。なんだ、こいつ14歳じゃなかったっけ。もりもりタンゴの光と闇が交差してる。これを14歳が。スピンもしっかり手を使って表現。最後までタンゴを演じきりました。富井も笑いが止まらない出来。わーい。これで3-3入れてきたら何点でるんかな。
鈴木明子。リスト「ハンガリー狂詩曲」。これもSPナンバー。なめらかなスケーティングから3T。3Lzもきれいに。もう開幕OKといったところですかね。スピンでも基本の中にしっかり表現が。軽快なエッジワークは昔のスケーターっぽくてすてき。2Aからコンビネーションスピン。回転が速いですね。SlStはチェンジオブペースが表現につながってますね。タクタミシェワにもないスピードコントロール。スピンもますますうまくなったんじゃないでしょうか。見事!
リード姉弟。ラテンダンス。エレメンツ以外のところでとても表現力が増してますね。ラテンダンスは好きな曲なのかも。CiStは滑り込んできているのか、エッジも深くてとてもあってますね。みせるステップ。SlLiはポジションチェンジもグッド。クライマックスに向けてますますのってきた。最後のRoLiも安定感ありました。今シーズンは楽しみ。
高橋・トラン。ジョン・レノン「イマジン」。3Tまでのスピードが速い。3Twや3SThと離れ業はまだ調整中かも。でもエレメンツ以外のところでもしっかり演技してるし(エキシだから当然ですが)、ペアスピンのポジションもきれい。SlLi+RoLiへのつなぎと実施もばっちり。Dsの叙情といい、競技会でもやってくれそう。
ジェフリー・バトル。Daft Punk「Harder,Better,Faster,Stronger」。ちょっと曲がサンデュ先輩っぽいな。…ってダイジェストかい!
全米チャンプ&ファイナルチャンプ、アリッサ・シズニー。ジャンプ降りた。今日のお客さんはラッキーですね!…ってダイジェストかい!
サブチェンコ・ソルコビー。もはやいつでも開幕OKの3Twが出たところでダイジェストかい!
アルトゥール・ガチンスキー。プルなみのサービス精神も持ちながら高速スピンのみでダイジェストかい!ダイジェストかい4連発!
小塚崇彦。「チェロ・ソング」。有香ちゃん振り付けだそうです。のっけからスムーズなエッジワークだけで魅了します。3Lzもおっけー。3Aもきっちり決めてます。有香ちゃん的にはなんかこだわりがあるようですがよくわからないのでまあいいでしょう。とにかくしっかり曲をつかんで、エッジワークの技術で物語を紡いでるのがわかりますね。ジャンプに全然呼び動作がないし、その中で振り付けの一部になってる。きれいなイーグルで魅了。すごいきれいなイーグルだった。いやー堪能しました。すばらしいです。富井も絶賛してます。確かにこれならパトリックちゃんと戦えるわ。有香ちゃんもうずうずして「私も入って滑りたい」とか言い出しました。かっこいい!まんがみたいだ。それだけの滑りということでしょう。
ジョアニー・ロシェット姉さん。なんか武器もってきた。鉄パイプか?クリスティーナ・アギレラ「バーレスク」より。かっこいい振り付けで場内も盛り上がってますが、まず堪能するのは筋肉美でしょうね。ステッキをおいてもジャンプはばっちり。なめらかなスケーティングでしっかり音楽にあわせた振り付け。相変わらずの機動力運動能力でした。ロシェット姉さんらしいプログラム。よくこの曲選んでくれましたね。
パトリックちゃん。なんか掃除してる!まじで!似合いすぎてるけど!マイケル・ブーブレ「ムーン・ダンス」。モップをもったまま演じていますが、さすがのエッジワーク。これモップもってできるスケーティングじゃない。モップをおいて本領発揮。3Lz+3Tはステップアウトしてもセカンドで3T入れてきました。力強い。普通の人ならすーっと滑ってしまう部分でもおそろしいエッジワークが。有香ちゃんの「自由自在に技術を使って表現できる」という言葉もうなずけます。ダブルジャンプは振り付けのうち。イーグルは別のエレメンツっぽい。最後は掃除をしてフィニッシュ。うーん強い。今シーズンもやってくれそうです。
荒川静香姐さん。ケルティック・ウーマン「Nella Fantasia」。最初にスピンから。それからのびやかなスケーティング。3Tの前後も流れありまくり。姐さんはいつ衰えるのか教えてほしい。よほど練習してるんじゃないか。2AからY字スピン。現役の時よりレベルアップしてそう。ショー用にチューンしたスパイラルはほんときれいですね。そして姐さんイナバウアー。ビールマンスピンのポジションもばっちりじゃないですか。正直いつでも競技に復帰できる感じ。だからこそプロでできることというのをしっかり考えられるんでしょうね。プロは競技の続きなんだ。だからすばらしいんだ。
高橋大輔。「The Crisis」。美しいピアノの曲にあわせて抑制された静謐なスケーティング。しかしジャンプの高さもキレもしっかり。単調な曲調にエッジワークでメッセージを紡いでいるよう。高橋もこんな境地にたどりついたんですね。うれしくなりました。日本フィギュアスケート界を背負う自覚が感じられました。アンコールはマンボメドレー。どっかんどっかん盛り上がる場内。さっきのあとでもまったく衰えない十八番のSlSt。千両役者ですね。
安藤美姫。リンクに横になる姿勢から。映画「ブラック・スワン」より。これはいいセレクト!今回は出てくれるだけでもありがたいですが、これは日本でも安藤しかできないプログラムでしょう。いつか競技プログラムの完成型をみてみたいです。おつかれさまです。
フィナーレ。サブチェンコ・ソルコビーのでかい3LoTh。シズニーのビールマンスピンのまわりを回るスケーターたち。美しい光景でした。
いやーいい演技でした。それにしても残念なのはシズニーやバトルなどの演技がダイジェストだったこと。あんまりじゃわい。そのほかの部分は紹介VTRをとばせば文句ないだけに、あそこはフルで流してほしかった。テレ東のロック魂はまだまだはじけられるはず。もっと硬派に、もっと顧客目線で。
ともかく選手の気持ちが伝わってくる、非常によいアイスショーでした。選手のみなさん、おつかれさまでした。ありがとうございます。
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