マイク松も書いていますが、優勝した前日のロッテ戦を見に行っていました。ちなみにその試合で勝つまで私の観戦したオリックス主催試合は5戦5敗と勝率ゼロでした。今年は歴史的に強いはずなのに、貧乏神のごとく見に行けば負けばかり・・・見に行った試合でやっと勝って、東の連勝記録に傷をつけずにすんだ富井です。
さて、優勝しました!
ディフェンディングチャンピオン・王者オリックがパリーグ3連覇しました!!!
おめでとうございます、ありがとうございますと、正月さながらの挨拶の応酬です。
そして一夜明けてネットを見るとT-岡田の手記が載ってました。
T-岡田、56日ぶり先発出場「ビックリ」3連覇に「僕の知ってるチームじゃないような」
いや、まさにそれ。ここ数年常に感じていたことをT-岡田が言葉にしてくれました。「僕の知ってるチームじゃないような」。
3連覇してもそんな気持ちになりますよね。
Tさんの入団したのが2006年ともう草一本も生えてないような暗黒期。前年2005年は近鉄バファローズとオリックスブルーウェーブが合併することになり、イチローに古巣がなくなったと言わしめ(ブルーウェーブだったら最後に日本でプレーしてくれたかも)、それでもなんとか監督を引き受けてくれた仰木監督が退任。それでGMだった中村勝広が監督に就任してから1年で辞任後(Wikipediaを見ると「7年連続Bクラスと1980年以来26年ぶりの5位が確定」と書いてあります。このあと起こることを考えるとそれぐらいでやめさせたのが謎)、コリンズ(2007~2008辞任)、大石(2008途中~2009解任)、岡田(2010~2012休養)、森脇(2012~2015休養)、福良(2015~2018)、西村(2019~2020辞任)と戦力はあると言われながら5割勝つのもやっとという時代がほとんどでしたよね。
それが中嶋監督が就任してからあっという間に若手がぐんぐん育ち、フェアな競争が生まれてレギュラーと言える野手は吉田正尚ぐらいで、それ以外はチャンスはあるけどだめだとすぐに2軍行きとという風通しの良いチームになりました。
いやーあの暗黒時代をよく生き抜きましたよ、Tさん、安達さん、平野さん。
そしていまもよく生き抜いていると思います、西野、小田、杉本・・・。
3連覇ですよ、3連覇。
ここまで来たら、クライマックスシリーズを勝ち抜いてA-岡田率いるハンシンさんとやりたいですね。そしてA-岡田の前でT-岡田がホームランを打ってほしいですね。