フィギュアスケート世界選手権2011:男子シングルSP

出席者0人の記者会見。前々からうすうす思っていたのですが、この人たちってすごいコントっぽいなと思うマイク松ですこんにちは。時勢が時勢なら残らずコントのネタに使えそう。これが事実っていうことがすごいです。
さて!いよいよフィギュアスケートも世界選手権が始まりました!今日は男子シングルSP。ペアやアイスダンスはもうちょっとあとみたいですが、みられるやつからみたいと思います。ソフトバンク×日本ハムもちょうどいい時間で終わってくれて助かります。

フィギュアスケート世界選手権2011、男子シングルSP。実況は小林さん、解説は田村さん。こないだのショーがよかったから、今日からヤマトって呼ぼう。勝手に。
小塚の予選の演技が出てるけどスキップ。そりゃ余裕でトップ通過ですよね。
グループ3からで最初に出てくるのはアメリカのライアン・ブラッドレイ。なんか笑かす準備万端という面構えに見える。頼もしい。4T+2Tからきました。ちゃんとクワドルプル決めてますよ。3Aも成功。こっちの方が不安だったけどよしよし。スピンからしっかり会場にアピールしたあと、ステップからの3Fも決めてきました。SlStではしっかり会場を盛り上げながら。しかしアウェイなのであんまり盛り上がりませんでした。最後はサルートでフィニッシュ。いい演技でしたね!動きはかなり固かったけど。70.45。
モナコのキム・ルシン。予選の成績は本戦の順番とかにはまったく関係してないそうです。ディスコな「オペラ座の怪人」。3Aに挑みますが転倒。がんばれ。手袋に工夫して仮面にするようにしている。3F+3Tはなんとか足りてたか。ステップからの3Lzも大丈夫ですね。低い姿勢のスパイラルで会場を沸かせます。ヤマトもこれは難しいと指摘。SlStは上下の動きも手の動きもすばらしい。得意そうですね。スピンもしっかりやってフィニッシュ。いいスケーターですね。3Aの転倒だけでした。惜しかった。58.81。
ウクライナのアントン・コバレフスキー。コバ兄さんにしてはいちおうホームですね。3Aはぎりぎりおっけー。つなぎの部分の小技はおもしろい。3Lz+3Tはだいじょうぶ。でもジャンプに高さはないですねー。3Loでは止まってしまいました。特に何がいいというところはないけど愛すべき男、それがコバ兄さん。SlStでも手の動きがおもしろくて引きつけます。スピンのポジションはなかなか見事なものがあります。場内ももりあげてくれました。いいですね。65.16。その微妙さがすばらしいコバ兄さん。おつかれさま。
カナダのケビン・レイノルズ。ショーン・ソーヤーの代役だそうです。4Sに挑みますが回転が足りないまま転倒。あー。せめて回転は足りておいてほしかったな。3Aはしっかりいけてました。3Lz+3Tを決めてここでコンビネーションをリカバー。軽いステップからスピンに。このあたりの技術はしっかり。SlStは片足で長く滑ったあとしっかりリズムをとってました。最後は軸のしっかりしたスピンでフィニッシュ。うーん大事なところで転倒が出てしまいますね。そんなところも魅力ですが。僕にとっては。64.36。オマエもプロビデンスの使い手なのか。
スウェーデンのアレクサンダー・マヨロフ。大学で講義も大変らしい。「オースティン・パワーズ」。以前に比べて最初の動きはずいぶんはじけてます。カストマロフ御大に習ったのか。3Aは手をついてしまいました。3Lzはシングルになってしまいました。あがー。3Fはおっけーでもコンビネーションにしてないか。せっかく動きもよくなったのにジャンプにミスが出てしまいました。SlStでは技術をみせていますが、マヨ的になんとかはじけてがんばってます。基本的にまじめなやつなんでしょう。最後もすぐがっくりしてしまいました。まあ今年はジュニアとのかけもちやし、来年がんばりましょうぜ。54.24。
スペインのハビエル・フェルナンデス。「ある恋の物語」。最初の腰の動きがラテン系のセンス。3Aをキレよく決めてきました。おお。3F+3Tはセカンドでステップアウト。3Lzはおっけー。スピンのあと曲がもっとアホアホな感じになり、フェルナンデスもあほあほな動きを。この思い切りがマヨマヨもほしいんですが。でもいきいきしてます。こういうのがあうんだろう。ほんとにSlStなのかと思うほどおもしろい動きを入れまくっています。そしてスピンでフィニッシュ。場内もすごく沸いてました。69.16。シーズンベスト更新です。
グループ3終了。デニス・テンがもう滑ってるんだ。現在1位。再放送のときにはのせてくれるかな。
フランスのフローラン・アモーディオ。実はヨーロッパチャンプ。「レジェンド・オブ・メキシコ」。3Aは流れもあるし高い。調子よさそう。3Lz+3Tもしっかり決めました。ステップからの3Fもしっかり成功。スピンはドーナツポジションもまずまず。そして得意のCiStはやんちゃな滑り。以前より意欲と技術がより高まってますね。最後のスピンも回転速度が速いしポジションもしっかり。ヨーロッパチャンプの自信がより高いステージにのせてくれたんですかね。すばらしいです!77.64。モロゾフもうれしそう。
おおー!客席にプルシェンコがみにきてる!おっさんや!
フランスのブライアン・ジュベールお父さん。きれいな衣装。調子はどうやろうか。同じ「レジェンド・オブ・メキシコ」。4Tはステップアウトでコンビネーションにならず。3Aは余裕ありましたね。スピンは音楽をうまく使ってます。ステップからの3Fは単独でコンビネーションにしませんでした。やってもよかったのに。CiStは密度を上げてじっくり見せています。最後のスピンのあとまねき猫みたいなポーズをしていました。あれがネクストステージのお父にゃんということなんだろうか。早送りをしていてもときどきサブリミナルのようにプルの渋い顔とかがインサートされていました。なんなんだ。71.29。
スウェーデンのクチピー。クチピー!!うわーオールバックがすごい。遠目で見ても少し邪悪さを取り戻してきているんじゃないかと推測。ブラック・ヴァイオリン「ニュークリア・ウォーヘッド」。核弾頭!オレたちのクチピーや!3F+3Tはキレよく決めてきました。3Aはステップアウト。おしい!不思議な手の動きでジャッジを幻惑。3Lzは転倒してしまいました。それも核弾頭やで!スピンは軸がしっかりしてるし回転もいい。しかしSlStで転倒してしまいました。ステップですっ転ぶとは。ヤマトもジャンプの失敗を引きずっているとのこと。あとは流してフィニッシュ。実際悔しそうです。58.41。やばい!FSも厳しいかも。
カナダのパトリック・チャン。「テイク・ファイヴ」。すごい滑りの技術…。すごいな。4T+3Tをばっちり決めてきました。うーん完璧。そして鬼門の3Aですがしっかり決めてきました。もう大丈夫ですね。スピンも音がしない感じのなめらかさ。3Fもコネクティングステップだけで点がもりもり入りそう。2つのスピンもポジションといい軸といいすばらしいです。そしてSlSt!片足だけでほとんどはじからはじまでいくエッジのクリーンさ。そこから細かなエッジワークと躍動する表現力。完璧に演じきりました。ベリッシモですね…。あきれるほどの技術。小林さんもヤマトもあきれてます。演技中もぜんぜんしゃべらなかったし。それほどの演技ですけどね。93.02!ぎゃー!銀河点きた!でもあの演技ならでるわ。
おお客席にタラソワが。うれしそう。
小塚崇彦。小塚にはがんばってほしい。滑走順はかなり悪いけどがんばれ。「ソウルマン・メドレー」。でも滑りはやはりうまい。パトリックちゃんと張り合えるクオリティですね。3Lz+3Tをしっかり成功させました。3Aは手をついてしまいました。高いジャンプだったのですが。3Fはおっけー。よしよし。SlStはすばらしい成熟度。構成も緩急といい表現といい、躍動感と華麗さをあわせもったものでした。きれいなスピンでフィニッシュ。よしよしよくやりました。77.62。順番が悪かった。
ベルギーのケビン・バンデルペレン。わっしょーい!「アート・オブ・ウォー」。4Tは派手に転倒。わっしょーい!3Aはきれいに決めてきました。流れもいい。ジャンプはほんとによくなりましたね。3F+3Tでコンビネーションにしておっけー。まあほぼここでケビンの演技は終わりなので。スピンとかやってますけどジャンプを振り返っておきましょう。いやー4Tはほんと勢いもあるしいいジャンプだったんですが(今SlSt)、ちょっと軸が傾いて勢いを上への力に変えられなかったです(今SlSt終わってスピン)。でも3Aはキレあったし、ちゃんとコンビネーションも入れたし。あ今終わりました。いい演技でした。68.34。キスクラでニモみたいなのをもらって自由に過ごしていました。
おっ第1,第2グループのVTRが出てる。ありがたい。
アメリカのドーンブッシュ。フラメンコの曲。3Lz+3Tをしっかり決めてます。滑りのスピードもある。3Aはちょっとタッチがあったけど大丈夫でしょう。スピンのスピードもある。ちゃんと世界選手権に向けて準備してきた感じですね。全米よりもだいぶ印象としてうまくなってる。高いバレエジャンプもはさみながら、ステップからの3F。難しい構成でしたが成功。スピンはほんとによくなってる。SlStはちょっと疲れてましたが滑りきりました。いい演技!70.54。
カザフスタンのデニス・テン。妖怪みたいなヘヤーになってる。大丈夫か。なめらかなエッジから3Aを決めてきました。3Lz+3Tはセカンドでぐらっときましたが大丈夫。ステップからの3Fも流れの中で決めています。今日はよさそう。スピンは回転が速い。タンゴの曲のリズムにあわせていいつなぎの演技。羽生の滑りと通じるものがありますね。SlStは足下のうまさでみせる構成。クールでかっこいいです。曲にあわせてます。最後はドーナツスピンでフィニッシュ。いい演技でした!その髪は何とかした方がいいぜ。71.00。
ロス・マイナーはとばします。すまん。最終グループだ。
チェコのミカル・ブレジナ。鼓童の曲から。ほんとは日本大会だったからあわせてくれたのか。3Aは高さがあってキレのある、ダイナミックなジャンプ。3F+3Tはセカンドでオーバーターン。3Lzもしっかり成功。音楽にあわせて決めるタイミングがかっこいい。スピンはポジションをしっかり決めてます。SlStも長く片足で滑り、体の大きさをいかしたダイナミックな滑り。ブレジナの持ち味がよく出てます。最後の決めもタイミングばっちりでした。すばらしい!よく練習して臨んでるみたいですね。77.50。ほとんど2位と変わらない。
日本の高橋大輔。パーソナルベストをこえていこう。「ある恋の物語」。会場もあとおししてます。3F+3Tはスムーズに決めてきました。流れを切らない。3Aもしっかり確実に。スピンから細かい手の動きも表現力を増してますね。3Lzも決めてジャンプおっけー。ドーナツスピンからSlSt。すごい盛り上がりですね。お父さんステップからよりダイナミックな動き。いつもより余計に動いてる感じ。スピンまでばっちり演じきりました。いい演技です!しっかり今のベストは尽くしてくれましたね。しかし80.25。いや普段ならめっちゃいい点なんですが。
チェコのトマシュ・ベルネル。ついにこの舞台にこの位置で戻ってきたんですねー。おお勇名トラのフラッグも。「雨に唄えば」。でもやっぱりうまい。滑りがすばらしい。4Tは転倒。しかししっかり挑んできました。3Aは高さがあるいいジャンプ!3Lz+3Tはセカンドでなんとかリカバーしました。なにしろ滑りがなめらか。すいすい滑ってきれいなスピンにつなげてきます。SlStはまさに曲の雰囲気を表す、物語のあるステップ。ほんとにみていてすがすがしい。最後も氷の音を聞いていたいような、情感あふれるスピンでした。十分です!今のベルネルはこれで十分です!ここまで戻ってきた。4Tの転倒はありましたが今の100%を出して挑んできた。ありがたいです。75.94。
ロシアのアルトゥール・ガチンスキー。ミーシンもプルシェンコもみつめています。今年はロシア1枠なんですよね。がんばらなあかんよガチンくん。ピンク・フロイドの曲より。4T+3Tはすごくキレがありますね。3Aは軸がゆがみましたがリカバーしました。よしよし。3Loはタッチがあって転倒しそうになりましたがなんとか。あぶない。スピンは安定していていいスピン。CiStは曲に合わせてダイナミックな表現。ちゃんと曲を解釈してますね。ドーナツスピンからさまざまにポジションを変えてのスピンでフィニッシュ。本人的には満足いってないみたいですががんばってましたよ。78.34!おおーよく出てるじゃないですか。よかった。キスクラは意外そう。
すごいヒゲのコーチに送り出されたのはイタリアのサミュエル・コンテスティ。もう演技に入ってます。「ハンガリー行進曲」ほか。いい動きだしスピードもあるよ。3Lz+3Tから入ります。3Aは抜けてシングルに。うーん。3Fは軸が傾きましたがなんとか。スピンからSlSt。曲をよくいかして指揮者になりきってます。このへんの演技力はさすが。小芝居を超えて全部演技ができるのはコンテスティの強みです。最後のスピンはもうちょっとがんばれそうですが、演技全体でまとまってました。でも3Aは痛かったですね。64.59。
最終滑走は織田信成将軍。どうもクワドルプルはいきそうだとひそひそ話す実況席。吉田兄弟「ストーム」。4Tはステップアウトもしっかり回ってました。すぴーどもあるし 調子はよさそう。3Aは成功。直前でバランス崩してたのにとヤマト。スピードのあるコネクティングステップから3Lz+3T。いいですね。スピンのスピードがある。ばっちり軸が細いし早いし。SlStでちょっとぐらっときましたがリカバー。このステップも躍動感がありますね。最後のスピンもクオリティの高いものでした。いい演技です!細かいぽかはありましたが、それでも滑りの質は高かったです。81.81!おおっ2位!
○SP終わっての順位(ロシアなので):
あぢーん:パトリックちゃん
どう゛ぁー:将軍
とりー:高橋
ちてぃーりぇ:ガチンスキー
ぴゃーち:アモーディオ
しえーすち:小塚
すぇーみ:ブレジナ
う゛ぉーすいみ:ベルネル
さあ!日本勢は2,3位をとれるでしょうか!注目です!
…っていう盛り上がり方をしちゃいましょう。それほど今回のパトリックちゃんのSPは圧倒的でした。もうあれだけ点ついてるんですから。滑りが一人だけ別次元。4回転を会得し、苦手のトリプルアクセルと和睦したパトリックちゃんに敵はいないのです。ホバークラフトのようなよどみのないスケーティング。滑れば滑るほど点がもりもりついていく。減点といえば3Aのちょっとした部分と最初のあやしい笑顔くらいですね。恐れ入り奉ります。FSもいい滑り期待してます。どうやらスケーティングスキルで10点出てるらしいですぜ。
パトリックちゃんはいい意味でほっといて、2位は将軍。細かなぽかがあったのにいい点でてます。スケーティングスキルがやはり高いからでしょうか。FSに勢いがつきそう。高橋は3Fでeマークがついているらしいです。でも2位は譲ってはいけないでしょう。将軍とのいい戦い期待しています。
ガチンスキーが4位に。TESは将軍に匹敵する点数を出している模様。表彰台に上がろう。ロシアに勢いをつけるためにも。5位はアモーディオ。ヨーロッパチャンプとしての自信と自覚が大きく育てているみたいです。6位は小塚。しっかり最終グループに残ってきましたよ。上を目指してがんばってほしいものです。
世界選手権はやはり豪華なメンバーですよね。FSもたのしみです。
あ、クチピーが25位でFSに進めませんでした。あのステップですっころんだのがなければいってたのに。まあそれも夜露死苦スケーティング!また来シーズン!

カテゴリー: フィギュアスケート パーマリンク

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