今録画した「ミッション・インポッシブル」シリーズをみているマイク松ですこんにちは。回を追うごとにひどいめにあわされるハントはかわいそうですが、それでもダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドに比べればまだましだなと思います。というかダニエルはなんであんなめにあわねばならんのじゃ。
さて、夏場所が徐々に近づいてきて、いろんな力士ががんばっている情報がぽつぽつ入ってきていますが、ちょっとがんばりすぎの力士、いやもと力士が現れましたよ。
キセさん、今は荒磯親方ですが、こないだ引退したばかりなのでまだまだ横綱としての力は満載です。特に高安にとっては自分と同じレベルの貴重な稽古相手。出稽古にいかなくても横綱と稽古し放題はいい環境。もっと強くなってもいいはずなのですが。
そんな荒磯親方、高安を強くしようと三番稽古に臨み、なんと21戦20勝1敗だそうです。エンジェルが語りかけます、強い、強すぎる。ちょっとがんばりすぎじゃないですかね。いくらオーゼキどもの一味とはいえ現役の大関をそこまでぼこぼこにできるもんでしょうか。稽古も必要ですが、自信をつけさせるのも大事なのでは…などと思った方もいらっしゃるのでは?
仕方ないのです。これが暗黒卿のさだめなのです。キセさんはミッキー兄さんというちょっと偉大な先達の跡を継いで永世大関から横綱にステップアップしました。その代償を払わなければいけません。アレになってしまったのです。
稽 古 場 横 綱
プロビデンスを身につけた暗黒卿は、稽古場では無類の強さを誇るのに場所ではハチナナというある意味恐ろしい結果を導き出します。しかしキセさんはけがの影響で場所では思うように活躍できず無念の引退。その結果稽古場横綱の定義の前半、つまり稽古場では無類の強さを誇る稽古場横綱の部分だけが残ってしまったのです。
この令和の時代の幕開けに、キセさんはしばらく、稽古場でその強さを発揮してしまうでしょう。プロビデンスに導かれ、いくら挑みかかっても勝てない強さ。それはバーニングゴジラのように、自身をメルトダウンさせるまで続くことでしょう。安心して下さい死なないので。終わったあとは焼き肉店とかを経営できますよ。
ということで力士はどしどし田子ノ浦部屋に出稽古にいきましょう。無敵の稽古場横綱が相手してくれるはずです。学び放題ですよ。ああ高安とかは横でてっぽうでもやらせておけばいいのです。特に横綱のおふたり、オレより強いヤツに会いに行くですよ。でも今のキセさんは無敵なのでケガだけは注意して下さい。あとあまり強くない力士も申し合いに参加しない方がいいでしょう。命を大切にしましょう。
ミッキー兄さんは永世大関として大相撲に爪痕を残しましたが、キセさんは稽古場横綱として、引退してなお爪痕を残しています。かっこいいですね。場所で残せとかいってる人、わかりますがかっこいいんです。