『メジャーリーガーの女房』が壮絶におもしろい

Japan CountDownには永谷園がスポンサーでついているのですが、そこでおいしそうなチャーハンのCMをみてしまい、今日チャーハンを作ったマイク松ですこんにちは。永谷園の食べ芸ってすばらしいですよね。お茶づけ海苔あさげの人すばらしい。ダルビッシュなみの直球の威力。
今日も野球を見てましたが、ぱらぱらと読んでいた本に途中からずっと釘付けになっていました。気がついたらマリサポが西村ダンスを踊っていました。西村ダンスすてきですよね。

『メジャーリーガーの女房』

オレたちの誇り田口壮の奥様、田口恵美子氏の本です。田口のアメリカでの苦闘はすでに『何苦楚日記』『タグバナ。』『脇役力』と3冊本になっているのですが、これはもちろん文章とネタ作りが最高にうまい田口の書いたものです。もちろんですが。
しかし本書は田口の奥様のもの。しかしこれが壮絶におもしろいです。田口が基本笑いを追い求める余りあえて書かなかった部分も含め、しっかり描かれています。文章力もあり読ませます。田口の3冊に加えて読むことで、あの8年間がしっかり理解できる。必読参考書です。
いや参考書といっては本書のオリジナリティが損なわれてしまうでしょうか。プロ野球選手の妻、メジャーリーガーの妻、マイナーリーガーの妻、そして家族の中の妻。その時々で翻弄される中、役割を懸命にこなす姿が克明に描かれています。「波瀾万丈」という言葉がこれだけ当てはまる本も珍しいですわ。
そして田口が言わなかった、書かなかったこともしっかり記述。特に「はじめに」のところで「田口さんみたいにはなりたくない」といったメジャー挑戦者(誰だ)に対して堂々と言い返したところは、長年の田口壮ファンとして胸がすっとしました。
一時の勢いはなくなったとはいえ、これからもメジャーを志す選手は出てくるでしょう。その選手たちはどんな人も必ず田口の本は読んでおくべきです。そこに強力なラインナップが加わりました。また野球に興味のある人は間違いなく楽しめるし、1つの家族が異文化で格闘する生々しい姿は、エンターテイメントを超えた意義深さが味わえますよ。ぜひ。
あ、もちろん長谷川の本も読まないといけませんけどね。
そして!長らく長らく待っていました田口の日記が、ついにブログとして復活しました!うーん…おもしろい…。なんだこのおもしろさは。おもしろい!がちで!(使い方あってるかな)

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